【AMA-MX 2021シーズン総集編】ロクスンが7勝を挙げランキング3位、セクストンは5位

好スタートを切ったTeam Honda HRC

1大会につきモト1/モト2の2レースが行われる同選手権。開幕戦のモト1では、スタートで5番手となったセクストンが追い上げをみせ、2番手へとポジションアップ。ラストスパートでトップに追いつき、ほぼ同着ではあったがわずかの差で2位となった。モト2ではロクスンが1周目からレースをリードし独走で今季初勝利を挙げ、幸先のいいシーズンスタートとなった。続く第2戦サンダーバレー、ロクスンはモト1で僅差の三つ巴バトルを制すと、モト2では独走態勢を作り優勝。1位-1位のパーフェクトウインを飾った。

第3-5戦のロクスンは勝利こそないものの、コンスタントに表彰台登壇しランキング2位をキープ。第6戦スプリングクリークでは、モト1でアクシデントにより胸を強打しリタイアとなり、モト2への出場も危ぶまれる状況に。しかしロクスンはモト2に出場し、1周目からレースリーダーに立つとそのまま逃げきり、4勝目を挙げる健闘を見せた。セクストンもこのレースで3位となり、チームはダブル表彰台を獲得した。

ロクスン、セクストンがともに好調をキープ

第7戦ワシューガルナショナルではセクストンが躍動。モト1ではホールショットを奪うとそのまま独走優勝、モト2で3位となり、1位-3位で今季初の総合優勝を獲得した。ロクスンはこの大会では調子を落としていたが、第8戦ユナディラでは今季2度目のパーフェクトウインを達成。セクストンはモト1こそ11位に沈んだが、モト2ではロクスンに次いで2位フィニッシュを果たした。第9戦バッズクリークのモト1ではロクスンが勝利し3連勝、セクストンが3位と、Team Honda HRCは好調をキープした。

苦しんだ終盤戦

しかし、第10戦アイアンマンでの表彰台は、モト1でロクスンが3位を獲得したのみ。セクストンはこの大会の直前から体調を崩し、脾臓肥大と診断されたため第11-12戦を欠場することとなった。ロクスンは第11戦FOXレースウェイ2のモト1で3位、最終第12戦ハングタウンのモト1で2位を獲得。しかし、今季最後のレースとなったモト2ではスタートでクラッシュを喫し、足を負傷したためリタイアとなった。

最終戦のリタイアによりランキング3位に終わったものの、2度のパーフェクトウインを含む7勝を挙げたロクスン。セクストンは終盤2戦を欠場しながらも5位でシーズンを終えた。

Race Reports

• Rd.01 FOXレースウェイ ロクスンがモト2で優勝し総合2位を獲得

• Rd.02 サンダーバレー ロクスンがパーフェクトウインを遂げポイントリーダーに

• Rd.03 ハイポイント ロクスンが総合4位(3位-3位)をゲット

• Rd.04 レッドバッド ケン・ロクスンがモト1で2位フィニッシュ

• Rd.05 サウスウィック ロクスンが2位ポディウム登壇を果たす

• Rd.06 スプリングクリーク ケン・ロクスンがモト2を制し今季4勝目を挙げる

• Rd.07 ワシューガル チェイス・セクストンが今シーズン初の総合優勝(1位-3位)！

• Rd.08 ユナディラ ロクスンが1位-1位で今季2度目のパーフェクト達成

• Rd.09 バッズクリーク ケン・ロクスンが前戦に続き3連続モトウイン

• Rd.10 アイアンマン 450MX ロクスンがモト1で3位フィニッシュ

• Rd.11 FOXレースウェイ2 モト1を3位フィニッシュのロクスンがランキング2位をキープ

• Rd.12 ハングタウン ロクスンが450MXのモト1で2位。ジェット・ローレンスが250MXでチャンピオンを獲得