450MXモト1では、ロクスンが1周目にリーダーとなり、僚友のチェイス・セクストン(Team Honda HRC)は6番手からポジションアップを図りました。ロクスンは6周目にアダム・シアンサルーロ(カワサキ)、10周目にはデュラン・フェランディス(ヤマハ)に先行を許し、一時3番手まで後退しました。しかしロクスンは、僅差のトップ3の中で終盤スパートし、シアンサルーロとフェランディスを攻略してモトウインを獲得しました。一方セクストンは、4位まで追い上げチェッカーを受けました。
450MXモト2では、ロクスンがオープニングラップ中に早めの仕掛けによってトップに立ち、レースの主導権を握りました。セクストンはスタートに失敗し、1周目13番手と出遅れました。序盤から独走態勢に持ち込んだロクスンは、マージンを最大17秒まで広げて快走。モト2でもトップチェッカーを受け、パーフェクトウインを飾りました。セクストンは5位まで追い上げてフィニッシュ。ロクスンはこの完全優勝(1位-1位)によって、フェランディスに替わってポイントリーダーとなりました。
250MXクラス
モト2を制したJ.ローレンスが首位をキープ
開幕戦から優位をキープしている250MXクラスでは、ポイントリーダーのジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が、2戦連続でモト2のウイナーとなりました。今大会でJ.ローレンスは総合2位(4位-1位)、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は総合3位(5位-3位)となり、兄弟揃ってポディウムに登壇しました。
250MXモト1は、1周を消化したところでレッドフラッグが提示され、スタートがやり直しとなりました。2番手につけていたJ.ローレンスにとっては残念な赤旗となりましたが、再スタート後は4番手、H.ローレンスは5番手を確保しました。当初はトップ3に食らい付いていたJ.ローレンスでしたが、やがて単独4位に定着してフィニッシュ。H.ローレンスも単独走行の末、5位でチェッカーを受けました。
250MXモト2では、兄弟が揃って好スタートを決め、J.ローレンスが2番手、H.ローレンスが3番手につけました。5周目には、J.ローレンスがジャスティン・クーパー(ヤマハ)を抜いてトップに浮上。徐々にリードを積み重ねたJ.ローレンスは、15秒差をつけて圧勝しました。H.ローレンスも3位でフィニッシュする健闘を見せました。この結果、今大会の総合優勝は逃しましたが、J.ローレンスは2位(4位-1位)、H.ローレンスは3位(5位-3位)に入賞し、CRF250Rのパフォーマンスをアピールしました。J.ローレンスは、10点差でポイントリーダーの地位を守っています。