450MX Moto 2
AMA MX 2021
Round 10

450MX ロクスンがモト1で3位フィニッシュ

us Ironman Raceway

AMAプロモトクロス選手権第10戦が、インディアナポリス郊外のアイアンマンレースウェイで行われました。ここは、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)が好成績を量産し、ポディウム常連となっているコース。チェイス・セクストン(Team Honda HRC)にとっては、出身地イリノイ州の隣ということで、ホームラウンドとして思い入れのある大会です。

450MX ロクスンがモト1で3位フィニッシュ

早朝から始まった計時予選では、トップライダーの多くが2分オーバーを記録する中、ロクスンが1分59秒597を刻んで3位、セクストンは2分00秒553で6位のゲートピックを獲得しました。

450MXモト1では、セクストンが5番手、ロクスンが6番手でホールショットラインをクリアしました。前を行くのは、ジョーイ・サヴァティー(KTM)、デュラン・フェランディス(ヤマハ)、イーライ・トーマック(カワサキ)、ジェレミー・ハンド(Hand Racing Honda)。オープニングの混戦の中で、ロクスンはセクストン、トーマック、サヴァティーらを立て続けに抜いて2番手まで躍進。2周目にはフェランディスとのトップ争いが激化し、何度か前に出るセクションもありました。レース前半は、フェランディス、ロクスン、トーマックが三つ巴の接近戦を繰り広げましたが、折り返し点を過ぎた8周目に、トーマックの先行を許したロクスンが3位でゴール。セクストンは5位でフィニッシュしました。

450MXモト2では、セクストンが1周目3番手、ロクスンが5番手からレースを始めました。10分過ぎにはトップ争いに決着がつき、クーパー・ウェブ(KTM)からトーマックに交替。ロクスンとセクストンもポジションを入れ替えながら、第2集団の中で存在感を保っていました。レース後半になると、再びロクスンの前に出たセクストンがマージンを広げ、縦に広がります。30分+2周を消化して着順は、4位セクストン、5位ロクスン、そして6位にはコティ・ショック(Honda)が入賞しました。

250MX ダブルウインを遂げたジェット・ローレンスがポイントリーダーに再浮上

250クラスでは、シリーズランク2位で今大会に臨んだジェット・ローレンス(Team Honda HRC)が、パーフェクトウイン(1位-1位)を飾り、ポイントリーダーの証しであるレッドプレートを奪回しました。

J.ローレンスは、計時予選で2分00秒367をマークし、ゲートピック1位を得てスタート。250MXモト1では、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)に次ぎ、2番手で1周目をクリアしました。4周目にポイントリーダーのクーパーを抜いたJ.ローレンスは、レース前半で4秒ほどの独走状態を築きました。やがてジェレミー・マーティン(ヤマハ)が2番手に上がると、徐々に間隔が詰まりデッドヒートに発展しましたが、J.マーティンの転倒によりJ.ローレンスの優勝が決定的となりました。2位下田丈(カワサキ)、3位マイケル・モジマン(ガスガス)、4位クーパーの順でチェッカー。ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は、スタート21番手から12位まで追い上げました。モト1終了時点でJ.ローレンスは、クーパーに替わってポイントリーダーになりました。

250MXモト2では、ホールショットの下田の背後につけたJ.ローレンスが、2周目からトップに立ちました。積極的なライディングを披露するJ.ローレンスは、徐々にマージンを広げながら序盤にしてレースを掌握。第2集団には下田、クーパーが控えていましたが、そこにR.J. ハンプシャー(ハクスバーナ)が食い込んで2番手にポジションアップ。後半になってもアグレッシブな走行を続けるJ.ローレンスは、9秒のリードを保ったままトップチェッカーを受けました。H.ローレンスはスタート10番手から、9位でフィニッシュ。キャリア初のダブルウイン(1位-1位)を果たしたJ.ローレンスは、シリーズポイント50点を加算して、トータル414点。クーパー(4位-4位)の403点を上回り、チャンピオン争いの首位に立っています。


Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
インディアナでの今週末は、自分にとってもチームスタッフにとっても今ひとつ冴えないものでした。総合4位(3位-5位)だったので、自慢できるようなことは何もありません。とはいえ、そんな低調なときでもマシンについてトライしたいことなど、チーム一丸となって意見を交換しています。今日は最高気温がとても高かったので、状況は非常に厳しいものでした。自分自身の体調としても、過去2~3戦のようなレベルではなかったようです。それでもケガなどしなかったことが幸いです。チャンピオンシップ争いでベストを尽くし、シーズンをいい形で締めくくれるよう、残り2戦にすべてを賭けるつもりです

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
第10戦アイアンマンは、とにかく終わってホッとしたというのが正直な気持ちです。木曜日から体調を崩してしまい、今日レースに出場できるかどうか分からないほどでした。そういうわけで、なんとか終わって可もなく不可もないリザルトを残せたのはよかったです。次戦のパラに向けて、体調を整えたいと思います

Jett Lawrence
Jett Lawrence 18
Team Honda HRC
最高の日になりました。2回ある予選セッションの両方でトップになり、ご覧のように決勝レースでも1-1でした。だからもう、最高です。レースを楽しめたこと、そしてスムーズな走りを保てたことが勝因だと思います。それがモト1とモト2の成績につながりました。ベストを尽くした結果、プロモトクロスで初の1-1をゲットできました。すごいことです。残り2戦も同じようなことができたらいいですね。ポイントリーダーになっても守りに入らず、今日と同じようなアグレッシブなレースをするつもりです

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 41
Team Honda HRC
今日は毎ラップ神様が見えたほど、厳しい一日でした。だいたいそんなところで、平均以下でした。ただひたすら苦しんでいて、完走するのがやっとでした。2レースを消化しただけで、ランキング3位に再浮上できたことは前向きな結果です。体調が悪かったので出場しない選択肢もあったのですが、出てみたら人生で一番きついレースになりました。最後までがんばりましたが、空っぽになってしまいました。今はただ休んで体調を整え、来週カムバックできるように集中するだけです



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