450MXモト1では、ロクスンが4番手、セクストンが5番手でオープニングラップをクリアしました。昨年当地で優勝経験(3位-1位)のあるセクストンは、4周目に僚友ロクスンをかわしてポジションアップ。5周目には3番手、8周目には2番手に躍進しました。トップのデュラン・フェランディス(ヤマハ)に対し、4秒弱あったビハインドを切り詰めたセクストンは、ラストスパートによってほぼ同着でチェッカーを受けました。結果はコンマ1秒ほどの僅差で2位となりましたが、セクストンの猛追撃は称賛に値するものでした。ロクスンは一時7番手に後退しましたが、6位のポジションを取り戻してゴールしました。
450MXモト2では、ロクスンが1周目からトップに立ちレースリーダーとなりました。一方セクストンは1コーナーで転倒を喫し、1周目のコントロールラインを22番手で通過しました。トップのロクスンは、アーロン・プレシンガー(ヤマハ)に対し2~3秒のセーフティリードをつけて快走。独走でチェッカーフラッグを受けました。セクストンは10位までばん回してフィニッシュ。総合2位のポディウムに登壇したロクスンは、5ポイント差の首位フェランディスに照準を定めています。
250MXクラス
ジェット・ローレンスが総合優勝(2位-1位)を飾る
250MXクラスのTeam Honda HRCは、CRF250R×2台態勢で、ハンター・ローレンスとジェット・ローレンスの兄弟がエントリーしています。この開幕戦では、弟のJ.ローレンスが総合優勝(2位-1位)を果たし、H.ローレンスは総合6位(5位-6位)に入りました。
250MXモト1では、H.ローレンスがスタート8番手。計時予選で1番手だったJ.ローレンスに至っては、スタートに失敗して17番手という波乱の幕開けとなりました。2周目にはH.ローレンスの転倒もあって、Team Honda HRCは中団に埋もれてしまいました。しかしここから抜け出したJ.ローレンスは、レース中盤に目覚ましいポジションアップを遂げ、10周目には3番手まで浮上。最終的にJ.ローレンスは、ジェレミー・マーティン(ヤマハ)に次ぐ2位でゴールしました。H.ローレンスは、6位までばん回してチェッカーを受けました。
250MXモト2では、J.ローレンスが4番手、H.ローレンスが6番手と手堅いスタート。三つ巴のトップ争いに加わったJ.ローレンスは、7周目に2台をかわしてリーダーの座を奪取します。レース後半は、マーティンを5秒以上引き離す独走でフィニッシュ。マーティン(1位-2位)とは同ポイントながら、総合優勝はJ.ローレンス(2位-1位)となりました。H.ローレンスは中盤の転倒で9番手まで後退したあと、5位まで追い上げてフィニッシュしました。