450MX Moto 2
AMA MX 2021
Round 9

ケン・ロクスンが前戦に続き3連続モトウイン

us Budds Creek Motocross Park

AMAプロモトクロス選手権第9戦バッズクリークナショナルが、メリーランド州メカニクスビルで開催されました。前戦でダブルウインを達成したケン・ロクスン(Team Honda HRC)は、モト1を制して3連勝をマーク。モト2では2位でフィニッシュし、総合優勝と同得点で2位の表彰台をゲットしました。

ケン・ロクスンが前戦に続き3連続モトウイン

バッズクリークでの開催は、ユナディラと同様2年ぶりです。今回は金曜未明に大雨が降りましたが、レース当日にはコースコンディションも回復に向かいました。計時予選ではロクスンが1分48秒983を刻んで、今シーズン5度目のポールポジションを獲得。チェイス・セクストン(Team Honda HRC)は、1分49秒602で4番手につけました。

450MXモト1では、3番手スタートを切ったロクスンが、オープニングラップ序盤にしてレースリーダーとなりました。4周目にはセクストンが、クーパー・ウェブ(KTM)とイーライ・トマック(カワサキ)を抜いて2番手に浮上。7秒ほど先を独走していたロクスンを追い、Hondaワン・ツー態勢が整いました。レース後半になると、セクストンの背後にはデュラン・フェランディス(ヤマハ)が迫り、30分すぎにはセクストンが3番手に後退。フェランディスのスパートはトップ争いにも及びましたが、僅差で逃げきったロクスンがモトウインをゲットしました。

450MXモト2では、イン寄りのゲートからスタートしたロクスンがホールショット。セクストンも好スタートを決め、2周目2番手につけました。レースが折り返し点に差しかかる頃、トップ争いはロクスン、セクストン、フェランディスの三つ巴に。さらにトマックを加えた接近戦は、やがてフェランディス、ロクスン、トマック、セクストンというオーダーに落ち着きました。ロクスンは総合優勝を逃しましたが、同点の総合2位(1位-2位)に入賞し、チャンピオン争いへの可能性を残しました。セクストンはポディウム3位と同点の総合4位(3位-4位)を得ています。

250MX 総合2位(2位-2位)のジェット・ローレンスがポイントリーダーまで3点差に迫る

250クラスではタイトなチャンピオン争いが続いていますが、シリーズランク2位につけるジェット・ローレンス(Team Honda HRC)は、今大会で総合2位(2位-2位)に入賞し、4点だったポイントリーダーとの差を3点に縮めました。

250MXモト1では、ジャスティン・クーパー(ヤマハ)、オースティン・フォークナー(カワサキ)、ジャレック・スウォル(ハクスバーナ)が先行。J.ローレンスは1周目7番手、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は12番手から追い上げを開始しました。セカンドグループ内を進んだJ.ローレンスは、7周目に3番手を確保。12周目にはフォークナーを抜いて2番手に浮上しました。トップのクーパーとは5秒前後のマージンを争いましたが、逆転には至らず2位。H.ローレンスは6位でフィニッシュしました。

250MXモト2では、J.ローレンスがスタート2番手、H.ローレンスは4番手で1周目をクリアしました。5周目にはH.ローレンスが3番手に浮上し、10秒以上先行する弟を追いました。序盤はトップのジェレミー・マーティン(ヤマハ)と同じペースだったJ.ローレンスでしたが、やがて間隔が広がり単独走行になります。終盤はポジションに変動がないまま、J.マーティン、J.ローレンス、H.ローレンスの順でフィニッシュ。総合2位(2位-2位)を得たJ.ローレンスは、ポイントリーダーであるクーパー(1位-4位)との差を1点削り取り、3点差としています。


Ken Roczen
Ken Roczen 94
Team Honda HRC
バッズクリークは、いつものようにいい週末になりました。総合優勝ではなかったものの、計時予選では1番でした。もちろん予選ではポイントになりませんが、それでもトップになるのはいいことです。モト1ではとてもいいレースができて勝てたし、モト2ではイーライ・トーマック(カワサキ)とデュラン・フェランディス(ヤマハ)を相手にバトルを楽しみました。モト2では2位だったので、デュランとは引き分けで総合2位でした。シリーズポイント的には進展がありませんが、今大会ではとてもがんばってうまく乗れていたと思います。ポイントリーダーとの差を縮めるには足りませんでしたが、あと3戦残っていますし、来週が楽しみです

Chase Sexton
Chase Sexton 23
Team Honda HRC
バッズクリークでは総合4位でした。とてもスピードがあったのに、終盤までそれを貫くことができなかったので、最高の日ではありませんでした。悔しいですね。もっと強くなるために、これからもがんばって練習します。来週が楽しみです。インディアナは地元に近い(隣接するイリノイ州出身)ので、あそこのコースは好きなんです。地元ファンのためにもいいレースを見せたいと思います。来週までにもっと体力アップを図って、終盤に強さを発揮できるようがんばります

Jett Lawrence
Jett Lawrence 18
Team Honda HRC
バッズクリークはアップダウン続きのレースデイでしたが、それほど悪くなかったと思います。好成績を挙げて1ポイント近寄りました。ただモト2に関しては不満です。スタートがとてもうまく決まったのに、そこから先は何もできませんでした。お金を持たずにポーカーをやりに行ったようなものです。とても難しかったけれど、やっぱり1ポイントは大きい。まだチャンピオン争いをしているし、残り3戦で好成績を残せるようにがんばらないといけません。タイトルを勝ち取れるように、全力を注ぎ込んで戦い続けます

Hunter Lawrence
Hunter Lawrence 41
Team Honda HRC
モト1の成り行きについてはあまりうれしくないのですが、まずまずの週末でした。クラッチアジャスターの不調や、フォークプロテクターの片方が緩んでしまう問題があっただけでなく、最後にはゴーグルのティアオフを使い果たしてしまったり、ちょっとしたカオスでした。モト2ではしっかりとクリーンなレースができたので、うれしかった。モト1よりもうまくスタートでき、好位置につけて3位に入りました。モト2にはとても満足しているし、次戦アイアンマンが楽しみです。また総合優勝するチャンスが残っているし、実現できるようにがんばるつもりです


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