30分+2周の450MXモト1では、ケン・ロクスン(Team Honda HRC)がスタート3番手。チェイス・セクストン(Team Honda HRC)は23番手と出遅れました。オープニングラップで2番手に浮上したロクスンは、5周目にはアーロン・プレシンガー(ヤマハ)を抜き、レースリーダーとなりました。序盤はステップアップトリプルをクリアしていたロクスンですが、後半になると飛び方を2個+1個に変更。これでペースが鈍り、後続の接近を許す展開になります。その結果、ラスト3周でデュラン・フェランディス(ヤマハ)に逆転されたものの、ロクスンは2位でチェッカーを受けました。セクストンは8位までポジションを上げてフィニッシュしました。
450MXクラスのモト2では、ロクスンが3番手、セクストンが6番で1周目をクリアしました。序盤トップグループ内では、イーライ・トーマック(カワサキ)、プレシンガー、ロクスンによる三つ巴のバトルが繰り広げられましたが、7周目のステップアップトリプル先でロクスンが転倒。6番手で復帰したロクスンですが、ペースが上がらずポジションアップないままチェッカーを受けました。セクストンはフェランディスと接戦を演じていましたが、4位でフィニッシュ。なおロクスンは、赤十字フラッグ振動中の徐行義務違反により、モト1で2ポイント減点されています。
250MXクラス
ジェット・ローレンスが今季3勝目を挙げ首位快走
250MXクラスでは、ローレンス兄弟揃ってのポディウム登壇などCRF250Rの活躍が顕著ですが、今大会では弟のジェット・ローレンス(Team Honda HRC)がモト1で優勝し、ポイントリーダーの証しであるレッドプレートを守りました。
250MXクラスのモト1では、J.ローレンスが3番手、ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)が4番手という好スタートで、オープニングラップをクリアしました。序盤、先行するジャスティン・クーパー(ヤマハ)、R.J.ハンプシャー(ハスクバーナ)が相次いで転倒。5周目からはJ.ローレンス、H.ローレンスによるHondaの1-2フォーメーションが見られるようになりました。その後2台の間隔は5秒ほど開き、終盤になると背後にハンプシャーのプレッシャーを受けるようになります。ラスト3周のアタックでH.ローレンスは3位となりましたが、J.ローレンスは2秒差でハンプシャーを振り切り、今季3勝目となるモトウインをゲットしました。
250MXモト2のスタートは、H.ローレンスが11番手。J.ローレンスは18番手からの転倒により、33番手まで後退する不運に見舞われました。H.ローレンスは、20分を費やして4番手まで到達。一時は下田丈(カワサキ)に先行されましたが、最終的に逆転して4位でフィニッシュしました。J.ローレンスは追い上げの末6位をゲット。この結果J.ローレンスは、8点差でポイントリーダーをキープ。H.ローレンスもランキング3位につけています。