ユナディラでの開催は2年ぶりとなりますが、ロクスンは一昨年も完全優勝(1位-1位)を飾っており、このコースに対して自信を抱いていました。計時予選では、2分21秒338を出したロクスンがトップ、セクストンも2分22秒492と好記録で3位につけました。
450MXモト1ではロクスンがホールショットを奪いましたが、セクストンは1コーナー立ち上がりでクラッシュし、最後尾から再スタートというハンディキャップを背負いました。レース前半は、ロクスンの背後でアーロン・プレシンガー(ヤマハ)が1秒前後のマージンを保っていましたが、9周目に転倒リタイア。2番手に浮上したデュラン・フェランディス(ヤマハ)は、すでに15秒以上の差があり、ロクスンは独走のままチェッカー。多くのライダーが2分21~24秒台で走行する中、ロクスンは2分19秒879というファステストラップを記録しました。なおセクストンは、最後尾から11位まで追い上げてゴールしました。
450MXモト2ではセクストンがホールショットを取り、ロクスンが2番手につけました。2台のCRF450Rによるトップ争いは後続を引き離し、瞬く間にアドバンテージを築きました。4周目にはロクスンがレースリーダーとなり、ランデブー走行を続けます。中盤までは1~2秒差を保っていましたが、終盤になるとセクストンが離されてロクスンの独走態勢が固まりました。2人は6秒差で1-2フィニッシュ。ロクスンは、第2戦サンダーバレー以来今季2度目のパーフェクトを飾りました。
250MX ジェット・ローレンスが総合優勝(2位-1位)を果たし首位に急接近
タイトル争いを続けるジェット・ローレンス(Team Honda HRC)は、8点ビハインドのランキング2位で今大会に臨みましたが、見事に総合優勝(2位-1位)を飾り、ポイントリーダーに4点差と詰め寄りました。
250MXモト1では、好スタートを切ったJ.ローレンスが、ジェレミー・マーティン(ヤマハ)を抜いて1周目2番手に浮上。ポイントリーダーであるジャスティン・クーパー(ヤマハ)の背後につけ、チャンスを伺う展開になりました。ハンター・ローレンス(Team Honda HRC)は、オープニングラップのコントロールラインを7番手でクリア。さらなるポジションアップを目指しました。クーパーとJ.ローレンスのトップ争いは、序盤はテールトゥノーズ状態でしたが、15分を経過する頃から間隔が開き、J.ローレンスは2位でフィニッシュ。H.ローレンスは5位でチェッカーを受けました。
250MXモト2、1周目の上位陣はクーパー、J.マーティン、J.ローレンス、R.J. ハンプシャー(ハクスバーナ)。この4人がポジションを入れ替えながら、トップ争いを繰り広げるレースになりました。J.ローレンスは6周目にリーダーとなると、一気にスパートしてJ.マーティンを突き放します。中盤以降はJ.ローレンス、J.マーティン、ハンプシャー、クーパーのポジションが固定。今シーズン4度目のモトウインをゲットしたJ.ローレンスが、総合優勝(2位-1位)に輝きました。H.ローレンスは、オープニングラップ10番手から11位。この結果J.ローレンスは、シリーズポイントリーダーのクーパーに4点差と迫っています。