Endurance World Championship

Honda 鈴鹿8耐挑戦の歴史⑤ 2022~24年

2025年8月1~3日に「2025 FIM 世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第46回大会」が開催されます。開幕を直前に控え、今年の熱戦に期待が高まる「鈴鹿8耐」を舞台に、Hondaがいかに挑戦を続けてきたか。その歴史を年代ごとに振り返ります。

Honda 鈴鹿8耐挑戦の歴史⑤ 2022~24年

2022~24年

新型コロナウイルスによる開催中止を経て、待望のレースが実施された2022年にTeam HRCが圧勝。ブランクを感じさせない堂々たる勝利によってファンの心を魅了します。2024年には最多周回数の更新と3連覇、Honda勢の通算30勝を成し遂げました。Hondaの鈴鹿8耐への挑戦は続きます。


2022年 Team HRC

2022年 CBR1000RR-R FIREBLADE SP

WINNER
長島哲太/高橋巧/イケル・レクオーナ

新型コロナウイルスの影響で開催中止となった2020年~2021年を経て、実に3年ぶりの開催となった。予選では長島哲太が2分4秒934を記録し、Honda勢として2009年以来のポールポジションを獲得。決勝は路面温度が53℃にまで達する酷暑の中、Team HRCは10周目にトップに躍り出ると独走を続け、全車を周回遅れにする圧倒的な走りを見せて見事に勝利。2014年以来8年ぶり、通算28回目となる鈴鹿8耐の優勝を飾った。

2022年レースレポート


2023年 Team HRC with 日本郵便

2023

WINNER
高橋巧/長島哲太/チャビ・ビエルゲ

日本郵便株式会社が新たなパートナーとなることが発表され、エントリー名が「Team HRC with 日本郵便」に変更。高橋巧、長島哲太、そして初出場のチャビ・ビエルゲを加えた3人体制での参戦となった。予選で長島が2分5秒329のトップタイムを記録し、チームは昨年に続きポールポジションを獲得。決勝でも終始リードを広げ、216周を走りきって2連覇を達成した。また、高橋はこれで通算5勝目を挙げ、宇川徹が持つ最多優勝記録に並んだ。

2023年レースレポート


2024年 Team HRC with 日本郵便
2024年 Team HRC with 日本郵便

2024

WINNER
高橋巧/ヨハン・ザルコ/名越哲平

Team HRC with 日本郵便は前年に続く参戦の高橋巧に加え、現役MotoGPライダーのヨハン・ザルコ、JRRのJSB1000クラスで走る名越哲平によるチーム体制。史上最多の220周を走り優勝した。Team HRCとしては3連覇、Hondaとしては通算30勝、また高橋は通算6勝目で単独最多勝記録を更新するという記録ずくめとなった。

2024年レースレポート

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