Race Final Result
EWC 2022
Round 3

#33 Team HRCが全車を周回遅れにする圧勝。Hondaとして8年ぶり28回目の優勝を飾る

jp Suzuka Circuit

Team HRCは165周目にレクオーナから高橋へとライダー交代、#10カワサキもレイに交代します。170周をクリアして高橋がトップ、2番手カネパ(ヤマハ)、3番手レイのトップ3。

#33 Team HRCが全車を周回遅れにする圧勝。Hondaとして8年ぶり28回目の優勝を飾る

Honda勢は6番手に濱原(Honda Dream RT SAKURAI HONDA) 、7番手に國峰(TOHO Racing)、9番手にアズマン(Honda Asia-Dream Racing with SHOWA)、10番手高橋裕紀(Team ATJ with JAPAN POST)、11番手フック(F.C.C. TSR Honda France)、12番手に田尻(GOSHI Racing)と、トップ12に7チームが入り周回を重ねます。

最後のライダー交代が始まります。TOHO Racingは國峰から清成へ、Honda Asia-Dream Racing with SHOWAはアズマンからザイディへ、Honda勢は次々とピットに入ります。7時間が経過したところでフリッツ(ヤマハ)がスプーンで接触転倒、多重クラッシュのためセーフティカーが入ります。リーダーボードの順位は高橋、レイ、渡辺(スズキ)と変わります。7時間19分、セーフティカーが解除。Team HRCの高橋は196周でピットインし長島に交代、ピットストップは41秒776で最後のピット作業を終えます。

2番手のハスラム(カワサキ)が2分12秒台、3番手渡辺(スズキ)が2分13秒台で周回する中、長島は2分8秒台で夕闇のサーキットを走り、際立つ速さを見せます。

長島は独走したまま8時間を迎え、大歓声を浴びながら優勝のチェッカーを受けました。Hondaにとっては2014年以来の優勝、ワークスチームとしては2008年以来の勝利となります。計時予選、最終予選とレコードを更新しポールポジションを獲得。決勝では高橋、長島、レクオーナの全員が速さを示し、全車をラップする圧倒的強さを見せ、強いHonda復活を成し遂げました。

2位はKawasaki Racing Team Suzuka 8H、3位にYOSHIMURA SERT MOTUL(スズキ)が入り表彰台を獲得しました。Honda勢は5位にTOHO Racing、6位にHonda Dream RT SAKURAI HONDA、8位にTeam ATJ with JAPAN POST、10位にF.C.C. TSR Honda France、11位にHonda Asia-Dream Racing with SHOWA、そして12位にGOSHI Racingと次々にチェッカーを受けました。

35位以下は、完走扱いとはなりませんでしたが、♯17Astemo Honda Dream SI Racingは37位、♯73SDG Honda Racingは43位でレースを終えました。


Tetsuta Nagashima
Tetsuta Nagashima 33
Team HRC
うれしい以外の言葉が思いつかない。2021年~22年とCBR1000RR-RSPの開発に関わらせてもらい、そのポテンシャルを引き出し、見せられたことがうれしい。Hondaのスタッフは、ここまでやるのかとテストを重ねてきました。その努力に鈴鹿8耐の優勝で報いることができた。自分を開発に関わらせてくれたことに感謝しています。このことを通して成長させてもらいました。3年ぶりの鈴鹿8耐で勝ち、強いホンダを見せることができたと思います

Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 33
Team HRC
2019年の8耐は悔しさがずっとありました。勝つことができてうれしいです。長島選手が開発したマシンなので、それに慣れ、力を引き出すことができなければ、長島選手の足を引っ張ってしまうと思っていたので、そうならなかったことにホッとしています。イケルも初めての鈴鹿8耐なのに、しっかりと走ってくれました。HRCのスタッフは、ピット作業を含め、僕たちをしっかりと支えてくれ、送り出してくれました。関わってくれた人、すべてに感謝しています。鈴鹿8耐で4度の優勝をすることができ、また、挑戦させてもらえるなら、尊敬する先輩である宇川さんの鈴鹿8耐最多勝の5勝に挑戦したいです 

Iker Lecuona
Iker Lecuona 33
Team HRC
初めての鈴鹿8耐で勝てたことが本当に、本当に、本当に最高にうれしいです。長島選手がチェッカーを受けた瞬間が最高の気分でした。鈴鹿テストから、とても調子がよく、Hondaと長島選手が開発したマシンはすばらしくて、その力を自分が出せるようにと思っていました。セーフティカーが入ったときは、2人が築いた差が削られてしまうのかと心配になりましたが、問題なくクリアできました。最高のチームとチームメートに感謝しています。来年もチャンスをもらえたら、また、鈴鹿に戻ってきたいです

Teppei Nagoe
Teppei Nagoe 73
SDG Honda Racing
僕らをサーキット場に戻してくれたチームに本当に感謝しています。いろんな感情が入り交じりますが、8耐を通じて、改めてモータースポーツのすばらしさと表彰台に上がることの難しさを実感しました。今回の経験を活かして、来年はもっと成長してチームを引っ張っていけるライダーになりたいと思いました。応援してくださったファンの方々、本当にありがとうございました 

Naomichi Uramoto
Naomichi Uramoto 73
SDG Honda Racing
トップについていけると思っていた矢先のアクシデントだったので、本当に悔しい気持ちでいっぱいです。3人の状態もよく本番を迎えることができていました。何があるか分からないのが鈴鹿8耐だと痛感しました。それでも、鈴鹿8耐に参戦する機会をもらえたことをうれしく思っています。名越選手、榎戸選手を始め、支えてくださったチームや応援してくださったすべての方に感謝しています 

Ikuhiro Enokido
Ikuhiro Enokido 73
SDG Honda Racing
練習中チームに迷惑をかけてしまっていたので、この8耐はチームを始めとした2人に本当に感謝しています。結果を見ると、悔しい思いが大きいですが、初体験の8耐でライダーとして本当にいい経験をさせていただきました。この悔しさをバネに成長し、来年はうれし涙を流せるよう気持ちを切り替えて次のレースに挑みたいです 



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