決勝レース2時間が経過し♯33Team HRCがトップを快走
「鈴鹿8時間耐久ロードレース」(以下、鈴鹿8耐)は、8時30分から9時25分までウォームアップランを行いました。雨の影響が残る路面コンディションでしたが、♯33Team HRC(長島哲太/高橋巧/イケル・レクオーナ)は唯一の7秒台となる2分7秒957を記録しトップタイムで走行を終えました。
決勝スタート時には太陽が顔を出し、強い日差しが照りつけます。最終スターティンググリッド表には、♯5F.C.C. TSR Honda France(ジョシュ・フック/ジーノ・リア/マイク・ディ・メリオ)のリアの名前がなく、フックとディ・メリオの2人で挑むことになりました。
気温27℃、路面温度は44℃、湿度は82%のコンディションのなか、45台がグリッドに並び、11時30分にスタートが切られました。ホールショットはフックが奪い、高橋、レオン・ハスラム(カワサキ)が続き、トップ3の後ろに♯73SDG Honda Racing(名越哲平/浦本修充/榎戸育寛)の浦本がつけます。オープニングラップをフック、ハスラム、高橋、浦本、♯17Astemo Honda Dream SI Racing(作本輝介/渡辺一馬/羽田太河)の作本の順で通過。高橋はポジションをばん回して2番手で1コーナーをクリアしました。フック、高橋、ハスラムに浦本、作本が追い付いてトップグループを形成しましたが、スプーンカーブ手前で転倒した作本が浦本に接触し、浦本も転倒。130Rで高橋が首位に立ったところでセーフティカーが入ります。
セーフティカーが11時52分、8周目に解除されると、一気にグレッグ・ブラッグ(スズキ)が首位に立ちます。ハスラム、高橋、フックと続き、ハスラムが首位に出て、それをグレッグが追いますが、高橋がグレッグをパスして2番手に浮上。さらに10周目突入のストレートで高橋がトップへ躍り出ます。シケインで♯104TOHO Racing(清成龍一/國峰啄磨/國川浩道)の國峰が5番手へと浮上します。13周目に入ると高橋は逃げ始め、ハスラムに2秒384とリードを築きます。
26周を過ぎ、ライダー交代が始まるなか、♯5F.C.C. TSR Honda Franceはフックからディ・メリオへと交代。
27周目も高橋は首位を走り、2番手ハスラムに9秒358と差をつけます。29周目に高橋がピットイン、41秒の素早いピット作業で長島へと変わります。31周目、長島はトップでクリア、2番手のジョナサン・レイ(カワサキ)に13秒694の差をつけます。
長島は2分7秒台で走行を続け、40周目には2番手のレイとの差は16秒089に拡大。清成は渥美心(スズキ)を捉え、6番手に浮上します。
50周目、長島は2番手のレイに20秒722と、その差を大きく広げました。スタートから2時間が過ぎ、2度目のライダー交代のため、ピットが騒がしくなります。
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