全日本モトクロス選手権
【2021シーズン総集編】昨年の雪辱を果たし、大城魁之輔が初のシリーズタイトルを獲得
2021年の全日本モトクロス選手権IA2クラスは、第5戦近畿大会が中止となり、全6大会で開催された。2年連続で変則日程となった今年の選手権は、昨年総合2位の大城魁之輔(Honda Dream Racing Bells)が69ポイントもの差をつけ、悲願の初タイトルを獲得した。
大城にとって、2021年はHonda Dream Racing Bellsでの新体制で臨むシーズンとなった。開幕戦HSR九州でヒート1優勝、ヒート2で2位という好スタートを切るも、第2戦は新型コロナウイルス感染症の影響で11月に延期。実質的な2戦目となった第3戦関東大会では、ヒート1で2位、ヒート2ではアクシデントが響いて6位となるものの、ポイントランキングは2番手につけた。第4戦SUGO大会ではヒート1、ヒート2とも5位に終わり、ポイントランキング1位との差は48に広がってしまう。
第5戦近畿大会中止後、約4か月ぶりのレースとなった第6戦HSR九州から、大城は2022年型のCRF250Rにマシンチェンジ。総合2位を獲得しランキングトップとの差を3に縮めると、第7戦では首位を奪取。最終戦となった第2戦中国大会ヒート1で優勝し、2017年のIA2クラス参戦から5年目にして初のタイトルを確定させた。
2020年に中部モトクロス選手権でチャンピオンを獲得し、2階級特進でIAに参戦したルーキー・柳瀬大河(Bells Racing)は、第4戦SUGO大会ヒート1で3位となり初の表彰台を獲得。最終戦第2戦ヒート2では、鈴村英喜(TEAM HAMMERホンダ学園)が3位入賞を果たすなど、Honda勢は随所で活躍を見せた1年となった。
Race Reports
IA2 ポイントランキング
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
1 | 2 | 大城魁之輔 | Honda | 226 |
2 | 6 | 大倉由揮 | ヤマハ | 157 |
3 | 4 | 内田篤基 | カワサキ | 152 |
4 | 35 | 鳥谷部晃太 | ヤマハ | 135 |
5 | 10 | 中島漱也 | ヤマハ | 119 |
6 | 9 | 池田凌 | カワサキ | 97 |
7 | 5 | 西條悠人 | カワサキ | 88 |
8 | 8 | 岸桐我 | ヤマハ | 85 |
9 | 15 | 鈴村英喜 | Honda | 85 |
10 | 34 | 柳瀬大河 | Honda | 81 |
19 | 22 | 森優介 | Honda | 34 |