大城魁之輔が首位にランクアップ

スポーツランドSUGO

●IA2 ヒート1

ポイントリーダーの内田篤基(カワサキ)が負傷欠場したため、ランキングトップ浮上がほぼ確実な状態で今大会に臨んだ大城魁之輔(Honda Dream Racing Bells)は、1周目を5番手でクリアします。2周目には大倉由揮(ヤマハ)や池田凌(カワサキ)と3番手争いを展開し、3周目に池田をパスし4番手に浮上。そして大城は、約2.5秒先行する大倉の追撃を開始しました。

しかし大城と大倉はほとんどペースが変わらず、両者は2～3秒差のままで周回。一方、大城の後ろにいた中島漱也(ヤマハ)は徐々に遅れました。10周目、ミスで大城が3秒ほどタイムを落とし、これで大倉とは約5秒差に。レースは16周でチェッカーとなり、大城はそのまま4位でゴールしました。ところがレース後の車検で大倉が失格となったことで、大城は3位に繰り上がりました。

●IA2 ヒート2

大城はスタート直後の1コーナーを4番手あたりでターンしましたが、その後にミスをして遅れ、1周目は鈴村英喜(TEAM HAMMER ホンダ学園)に次ぐ6番手。2周目はペースが上がらず鈴村に1～2秒離されましたが、次周にタイムアップして5番手に浮上しました。しかし4周目、大城は平田優(ヤマハ)に逆転されて、再び6番手に順位を落としてしまいました。

レース中盤、大城は5番手に後退した鳥谷部晃太(ヤマハ)を追いましたが、逆にその差は広がってしまい、一方で後方にいた鈴村が順位を落としたことから、レース折り返しとなる8周目の段階ですでに単独走行状態に。その後もばん回の機会を得られず、大城は6位でフィニッシュしました。また、鈴村も10位でのゴール。今大会の結果、大城は31点リードのポイントリーダーになりました。

大城魁之輔 ²

Honda Dream Racing Bells

ヒート1は、スタート直後に2番手あたりを確保できていたのに、2～3コーナーでの駆け引きがうまくいかずに後退。それでも序盤で4番手に浮上し、さてここからと思ったのですが、途中からライン取りに迷いが生じ、それが走りに表れてペースを上げられませんでした。ヒート2は、ヒート1よりも悪い展開なんてそうないと思って臨んだのですが、蓋を開けてみたらそれ以上にひどい内容になってしまいました。1台を抜いて5番手に浮上し、このレースはわだちもだいぶ深かったので、さらに前を抜くためにラインを変更して……というところで完全にリズムが崩れました。何をやってもうまくいかない、どのラインを通っても速くないという状態。思い返してみるとSUGOのレースはいつも成績が悪く、今後の改善が必須だと痛感しています

IA2 ヒート1

Pos.	Num.	ライダー	マシン	タイム / 差
1	106	J.ウィルソン	ヤマハ	33'55.44
2	35	鳥谷部晃太	ヤマハ	+6.55
3	2	大城魁之輔	Honda	+16.61
4	9	池田凌	カワサキ	+21.20
5	5	西條悠人	カワサキ	+27.41
6	48	田中雅己	カワサキ	+49.48
7	22	森優介	Honda	+53.62
8	17	鴨田翔	カワサキ	+55.10
9	14	佐々木麗	ヤマハ	+1'03.77
10	3	浅井亮太	ヤマハ	+1'14.05

13	15	鈴村英喜	Honda	+1'18.17
23	010	富岡寿弥	Honda	+1Lap

IA2 ヒート2

Pos.	Num.	ライダー	マシン	タイム / 差
1	106	J.ウィルソン	ヤマハ	34'06.15
2	6	大倉由揮	ヤマハ	+3.05
3	5	西條悠人	カワサキ	+4.09
4	51	平田優	ヤマハ	+8.77
5	35	鳥谷部晃太	ヤマハ	+34.83
6	2	大城魁之輔	Honda	+39.87
7	9	池田凌	カワサキ	+43.43
8	10	中島漱也	ヤマハ	+44.49
9	48	田中雅己	カワサキ	+48.70
10	15	鈴村英喜	Honda	+1'00.82

16	22	森優介	Honda	+1'41.12
28	010	富岡寿弥	Honda	+1Lap

IA2 ポイントランキング

Pos.	Num.	ライダー	マシン	総合ポイント
1	2	大城魁之輔	Honda	176
2	4	内田篤基	カワサキ	145
3	35	鳥谷部晃太	ヤマハ	122
4	6	大倉由揮	ヤマハ	117
5	9	池田凌	カワサキ	97
6	10	中島漱也	ヤマハ	93
7	8	岸桐我	ヤマハ	85
8	34	柳瀬大河	Honda	81
9	5	西條悠人	カワサキ	79
10	56	古賀太基	カワサキ	75

14	15	鈴村英喜	Honda	56
18	22	森優介	Honda	25