シーズン後半を新型CRF250Rで戦った大城魁之輔が初の王者に!
●IA2 ヒート1
柳瀬大河(Bells Racing)が1周目にトップ浮上。31ポイントリードの首位で今大会を迎えた大城魁之輔(Honda Dream Racing Bells)は、1周目を5番手でクリアしました。2周目、大城は3番手にアップ。3周目には中島漱也(ヤマハ)をパスして、柳瀬の背後に迫りました。同じ周、森優介(Team ITOMO)は4番手に浮上。4周目、大城が柳瀬をパスして、約2.5秒のリードを築きました。
レース中盤、トップの大城はリードを約4秒に拡大しましたが、その後は柳瀬も粘り、両者の距離はほとんど変わらず。一方で森は中島と接近戦を繰り広げると、9周目に先行して3番手に順位を上げました。ラスト2周となった14周目、柳瀬が肩を脱臼して転倒リタイア。さらに、3番手争いで大倉由揮(ヤマハ)と接触した森も転び、7番手でレースに復帰しました。そしてレースは大城が勝利。初のシリーズタイトル獲得を決めました。
●IA2 ヒート2
スタート直後、ヒート1は4位だった鈴村英喜(TEAM HAMMERホンダ学園)が3番手、大城が4番手の位置を確保。さらに森も5番手に順位を上げ、まずは大城が鈴村を抜いて1周目をクリアしました。2周目、トップ2台が接近戦を展開して失速したのを見逃すことなく、大城が内田篤基(カワサキ)と西條悠人(カワサキ)を次々にパスしてトップ浮上。さらに鈴村も、大城に続いて2番手に順位を上げました。
4周目、鈴村は大倉の先行を許して3番手に後退。鈴村と大倉がバトルしている間に、大城は3秒ほどのリードを奪いました。6周目、西條の攻略に成功して森が4番手。次周以降、大城は4~5秒ほどのリードを確保しながらトップを守り、そのまま15周を走破してダブルウイン。森はトラブルでリタイア。鈴村は、レース中盤から単独走行で順位を守り、IA初表彰台となる3位入賞を果たしました。
IA2 ヒート1
Pos. | Num. | ライダー | マシン | タイム / 差 |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | 大城魁之輔 | Honda | 27'33.43 |
2 | 6 | 大倉由揮 | ヤマハ | +5.25 |
3 | 10 | 中島漱也 | ヤマハ | +6.13 |
4 | 15 | 鈴村英喜 | Honda | +8.84 |
5 | 7 | 川上龍司 | ヤマハ | +11.19 |
6 | 48 | 田中雅己 | カワサキ | +11.72 |
7 | 22 | 森優介 | Honda | +23.52 |
27 | 34 | 柳瀬大河 | Honda | DNF |
IA2 ヒート2
Pos. | Num. | ライダー | マシン | タイム / 差 |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | 大城魁之輔 | Honda | 27'34.74 |
2 | 6 | 大倉由揮 | ヤマハ | +3.80 |
3 | 15 | 鈴村英喜 | Honda | +7.11 |
4 | 48 | 田中雅己 | カワサキ | +11.57 |
5 | 35 | 鳥谷部晃太 | ヤマハ | +13.42 |
6 | 10 | 中島漱也 | ヤマハ | +17.56 |
25 | 22 | 森優介 | Honda | DNF |
IA2 ポイントランキング
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
1 | 2 | 大城魁之輔 | Honda | 226 |
2 | 6 | 大倉由揮 | ヤマハ | 157 |
3 | 4 | 内田篤基 | カワサキ | 152 |
4 | 35 | 鳥谷部晃太 | ヤマハ | 135 |
5 | 10 | 中島漱也 | ヤマハ | 119 |
6 | 9 | 池田凌 | カワサキ | 97 |
7 | 5 | 西條悠人 | カワサキ | 88 |
8 | 8 | 岸桐我 | ヤマハ | 85 |
9 | 15 | 鈴村英喜 | Honda | 85 |
10 | 34 | 柳瀬大河 | Honda | 81 |
19 | 22 | 森優介 | Honda | 34 |