決勝レース2時間が経過 Team HRC with 日本郵便がトップを快走
真夏の祭典「鈴鹿8時間耐久ロードレース」(鈴鹿8耐)はいよいよ決勝日を迎えました。雨の降る予報もありましたが、午前中は太陽が顔を出し、蒸し暑い天候での始まりとなりました。
8時30分から9時15分までウォームアップランが行われました。Team HRC with 日本郵便(高橋巧、長島哲太、チャビ・ビエルゲ)は2分7秒029のトップタイムをマーク。2番手はYART Yamaha Official EWC TEAM(ヤマハ)が2分7秒801を記録し、この2台のみが7秒台となりました。
3番手に2分8秒031でF.C.C. TSR Honda France(マイク・ディ・メリオ、アラン・テシェ、タラン・マッケンジー)がつけます。4番手には2分8秒561のAstemo Honda Dream SI Racing(作本輝介、水野涼、渡辺一馬)。5番手に2分8秒708でTOHO Racing(清成龍一、國峰啄磨、榎戸育寛)と、上位の多くをHonda勢が占めました。
決勝前の天気は晴れ、ドライコンディションで11時30分にスタートが切られました。Yoshimura SERT Motul(スズキ)のグレッグ・ブラックが好ダッシュで飛び出し、2番手にTeam HRC with 日本郵便の高橋、3番手にTOHO Racingの國峰、4番手には予選10番手からジャンプアップしてきたF.C.C. TSR Honda Franceのディ・メリオがつけます。
オープニングラップはブラック、高橋、ニッコロ・カネパ(ヤマハ)、ディ・メリオ、國峰と続きます。3周目にカネパが首位に出て、それをブラック、ディ・メリオ、高橋、國峰が追う形に。高橋は7周目にトップに出ますが、9周目にカネパが首位を奪い返し、3番手のブラックまでがトップ争いとなります。11周目には高橋がトップに立ち、それをカネパ、グレッグが追う展開。その後方セカンドグループでディ・メリオ、ダン・リンフット(スズキ)、國峰、SDG Honda Racing(名越哲平、浦本修充、埜口遥希)の浦本が4番手を争います。
15周目、トップの高橋は2番手のカネパに対し差を2秒に広げます。3番手のブラックもやや離れて単独走行に。2番手、3番手は2分10秒台で周回する中、高橋は2分8秒台のラップタイムで走行し、その差は周回を重ねるごとに広がっていきます。
19周目にはディ・メリオがシケインで転倒を喫します。マシンを起こしてコース復帰し、その後ピットで修復作業を受けました。
20周目には高橋が独走態勢に持ち込み、2番手カネパ、3番手ブラックがそれぞれ単独走行。その16秒後方、4番手に水野が浮上します。5番手にリンフット、6番手争いを國峰、浦本、Honda Dream RT 桜井ホンダ(伊藤和輝、日浦大治朗、荒川晃大)の日浦、渥美心(スズキ)が繰り広げます。25周目に入ると、1回目のライダー交代のためピットがあわただしくなります。Team HRC with 日本郵便はEWCフル参戦勢をしのぐ速さでピットストップをこなし、長島に交代してコースへと復帰しました。
首位を走る長島は2分7秒台にタイムを入れ、後続を引き離します。2番手のカレル・ハニカ(ヤマハ)も2分8秒台とペースアップしますが、その差は32周目の時点で22秒901と大きく広がります。
13時05分過ぎ、2番手を走るハニカがスロー走行となり、順位が変わります。45周目トップは長島、2番手にシルヴァン・ギュントーリ(スズキ)、3番手に渡辺一馬、6番手に埜口、7番手清成、8番手荒川となります。
トップの長島はリードを1分以上に広げ、53周目にピットに向かい、ビエルゲにライダー交代を行いました。
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