ダカールラリーをもっと楽しむための豆知識 用語集
2mMAX方式
マフラー側の後輪中心斜め45度後方2m、かつ1.35mの高さの距離から排気音を計測する方法
モトクロス世界選手権や、全日本モトクロス選手権、全日本トライアル選手権などでも同様の方式を使用し、排気音を計測を使用しています。
イリトラック
GPSシステムを利用し、競技中の車両の位置、移動速度などを記録する装置
この装置をオートマチックモードにしておくことで、激しい衝撃を感知したり、ステージ中に3分以上停止したりすると、レースコントロールから安否確認の連絡が入るようになっています。また、マニュアルモードを選択すれば、イリトラックにあるボタン(青:レースコントロールへの電話、赤:ケガをともなうアクシデント、緑:ケガをともなわないアクシデントやマシンブロー)を押すことで競技者からの連絡手段の役割を果たします。このイリトラックは、行方不明者を出さないようにするなど、安全上の理由で装備が義務付けられています。また、ダカールラリー公式サイト(英語)にあるレースLIVEでライダーたちの動きを追えるのも、このイリトラックシステムを活用しているためです。
ウエイポイント(WP)
チェックポイントではないが、通過をしなければならい地点
ウエイポイントにはいくつかの種類があります。詳細はルール編チェックポイント(CP)、ウエイポイントとは?をご覧ください。
キャメルグラス
半砂漠上に広がるブッシュのこと
グラベル
舗装されていない路面
スーパーマラソンステージ
マラソンステージをさらに過酷にしたルールです。
2つの連続するステージを、チームのサポートを受けずに走り切る長丁場のステージであることは変わりません。
しかし、通常のマラソンステージは1日目の終わりに他のライダーと提携してマシンの整備を行えるのに対し、スーパーマラソンステージはマシンの整備を自分一人で整備を行わなければならず、しかもその時間はわずか10分間に制限されます。
スペシャルステージ(SS)
競技区間
制限速度のない、競技を行う区間のことです。SSのトータルタイムの一番少ない選手がステージ優勝となります。
センチネルアラームシステム
ラリーに参加する全車両に搭載が義務付けられている装置
その目的は競技中、前走車に追いつき、追い越しをかけるとき、追い越される車両にその存在を知らせることで、安全性を高めるためのものです。GPSによって、それぞれの車両の位置情報を得ることができます。
チェックポイント(CP)
通過確認地点
運営スタッフによるチェックが行われ、不通過だとペナルティーを受けます。
ナビゲーション能力
ロードブックを読み解く力
ロードブックに書かれた指示を的確に読み取りルートを見つけていく力です。
ニュートラルゾーン
競技区間内の移動区間
ステージはリエゾンとSSに分けられますが、SSの中でタイム計測を行わない区間のことをニュートラルゾーンと呼びます。
フェシフェシ
ベビーパウダーのように細かく砕けた微細な粉状の土が溜まっている場所
ブッシュ
低い茂みのこと
マラソンステージ
2つの連続するステージを、チームからのサポートを受けずに走りきる長丁場のステージ
かつてのダカールラリーで行なわれていた1000kmを超える長大なステージを、2日間に分けて再現したもの。マラソンステージ1日目にトラブルを抱えたときは、ライダー自らマシンを修理しなければなりません。
リエゾン
移動区間
キャンプ地から競技を行うSSまでの移動区間のことをリエゾンといいます。リエゾンで通過する一般道では制限速度を厳守しなければなりません。マシンに搭載されたGPSなどから走行ログのチェックも行われ、速度違反はペナルティーの対象となります。
レストデイ
休息日
2週間をかけて8000km以上の距離を走るダカールラリーには競技を行わない日があります。選手たちは前半戦の疲れを取るためマッサージを入念に受けたり、報道陣からの取材を受けたりします。また、ファンと触れ合う貴重な時間でもあります。メカニックにとってはマシンのメンテナンスを徹底的に行うなど、忙しい一日です。
ロードブック
走るべきルートや競技を行うにあたって注意すべき事柄が書かれた指示書
2輪のロードブックは巻物のようなものに、スタート地点からの距離や川や道などの目標物、危険箇所、方位などが記されています。4輪ではナビゲーションを行う選手(コ・ドライバー)がいますが、2輪のライダーは一人でライディングとナビゲーションを行わなければなりません。
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