ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿※1(以下、HRS)は、2024年11月29日にFormulaクラスの「スカラシップ最終選考会」を実施し、佐藤凛太郎(東京都出身・18歳)が首席で、新原光太郎(兵庫県出身・19歳)が次席で2024年度のスカラシップを獲得しました。
3月に入校し、アドバンスクラスのカリキュラムを終えた受講生8名の中から、9月に4名のスカラシップ候補生を選出。その後、2回のスカラシップ選考会を経て決定となりました。
佐藤選手、新原選手は、Hondaのドライバー育成プログラム「ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」の一員となり、2025年シーズンより育成カテゴリーのレースに参戦する権利を得ました。
Hondaは引き続き、F1※2をはじめとする世界のトップカテゴリーで活躍するドライバーを輩出すべく、育成プログラムに力を入れてまいります。
※1 株式会社ホンダ・レーシングとホンダモビリティランド株式会社が運営するレーシングドライバー・ライダー育成スクール
※2 FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(以下、F1)シリーズ、FIAはFédération Internationale de lʼAutomobile(国際⾃動⾞連盟)の略称
■2024年度HRS スカラシップ獲得者
佐藤凛太郎(さとうりんたろう) 18歳/東京都出身
【主な経歴】
2020年
RGMMC Campions of the FutureRd.2 Portimao(POR) OK Juniorクラス 参戦 4位
2021年
FIA Karting world Championship Campillos(ESP) OKクラス 参戦 25位
RGMMC Champions of the Future Rd.3 Campillos(ESP) OKクラス 参戦 決勝 6位
2022年
Champions of the Future Euro Series OKクラス 参戦 シリーズ19位
2024年
ホンダ・レーシング・スクール 鈴鹿 Formula クラス スカラシップ獲得<首席>
FIA-F4選手権 参戦中 (シリーズ9位 ※11月29日時点)
小さいころからレースをする父の姿を見て育ち、レースの迫力に魅了され、レーシングドライバーを志すようになりました。HRCのドライバーとして世界で活躍することを目指して頑張っていきます。
新原光太郎(しんばらこうたろう) 19歳/兵庫県出身
【主な経歴】
2019年
全日本カート選手権 OKクラス シリーズ14位
2020年
全日本カート選手権 OKクラス シリーズ29位
2021年
FIA-F4選手権 シリーズ 14位
2022年
FIA-F4選手権 シリーズ 20位
2024年
ホンダ・レーシング・スクール 鈴鹿 Formula クラス スカラシップ獲得<次席>
FIA-F4選手権 参戦中 (シリーズ4位 ※11月29日時点)
自宅の近くにカートコースがあり、父に連れて行ってもらったことがきっかけでレーシングカートに夢中になりました。カートに乗っているうちに、「もっと速いクルマに乗ってみたい」と思うようになり、上のカテゴリーを目指すようになりました。今後は実力を持ち、結果を残せるドライバーになりたいです。
■佐藤琢磨プリンシパルのコメント
本日で今年度のHRS Formulaクラスのカリキュラムがすべて終了となりました。今年の序盤は生徒間のタイムに開きがありましたが、最終的にはどの生徒も大きく成長してくれて、レベルが高く、将来性を感じる生徒ばかりで選考も難しかったです。今日スカラシップを獲得した二人は、安定感もあり、スクールでの取り組みも素晴らしいものだったため、スカラシップ獲得者に決定しました。生徒たちの今後の活躍に大いに期待したいです。また、来年も新たな才能に出会えること今からを楽しみにしています。