
株式会社ホンダ・レーシング(HRC)は、FIM※1ロードレース世界選手権 MotoGPクラスに「CASTROL Honda LCR(カストロール・ホンダ・エルシーアール)」より参戦をしているヨハン・ザルコ選手(フランス 35歳)との、2026年からの2年契約に合意しました。
※1 FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称


ヨハン・ザルコ選手は、2015年、2016年にFIMロードレース世界選手権Moto2クラスでの二年連続チャンピオンを達成すると、2017年から最高峰クラスであるMotoGPクラスにステップアップすると総合6位を獲得。以降も着実な戦績を上げ続け、2024年からは「CASTROL Honda LCR」から参戦。2025年の第6戦 フランスGPではHondaに2年ぶりの勝利をもたらしました。これまでに※2グランプリ通算18勝と64回の表彰台を獲得しています。
加えて、2024年、2025年の鈴鹿8時間耐久ロードレース(鈴鹿8耐)ではHondaワークスチームのライダーとして走り、チームの連覇達成に大きく貢献しました。
※2 2025年8月24日 第14戦ハンガリーGP終了時点
■CASTROL Honda LCR ヨハン・ザルコ選手
「今後2年間、LCRに残留することを正式に発表できて、非常に嬉しく思います。これは、私たちが2027年に向けて達成すべき大きな目標と素晴らしい機会のために大変重要なものです。
2023年末にHondaと契約した際には、契約更新ができるとは思っていませんでしたが、気力が回復する“セカンドウィンド”が新たなエネルギーを生み、今回の2年契約につながりました。
ルーチョ(チェッキネロ監督)とチームとともにすでに1勝を挙げており、再びその瞬間を味わえることを願っています。だからこそ、私たちは強い結果を目指して全力を尽くし続けます。
過去2年間、HondaはLCRに素晴らしいサポートを提供してくれました。私たちは今後も努力を重ね、マシンの成長と開発を続けていけると信じています。
HRC、LCR、そして私たちを支えてくれているすべての皆様に心から感謝します」
■株式会社ホンダ・レーシング(HRC)代表取締役社長 渡辺康治
「ヨハン・ザルコ選手と、引き続き2026年シーズンからの二年間、MotoGPでともに戦えることを大変うれしく思います。今シーズンはフランスGPでの劇的な優勝と2024年、2025年の鈴鹿8耐でのHondaの連覇記録の更新に不可欠の存在でした。Hondaのマシンとマインドを深く理解してくれているライダーとして、改めて感謝と敬意を表したいと思います。
ファンの皆様の期待に応えられるよう、ヨハン選手とともに私たちはチャレンジを続けてまいります。いつも応援していただいているファンの皆様に御礼申し上げます。引き続きご声援の程よろしくお願いいたします」
■ヨハン・ザルコ選手(Johann Zarco)選手のプロフィール
生年月日:1990年7月16日(年齢35歳)
出身地:フランス カンヌ
主な戦績
2015年 FIMロードレース世界選手権Moto2クラス チャンピオン
2016年 FIMロードレース世界選手権Moto2クラス チャンピオン
2017年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 6位
2018年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 6位
2019年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 18位
2020年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 13位
2021年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 5位
2022年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 8位
2023年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 5位
2024年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 17位、鈴鹿8時間耐久ロードレース 優勝
2025年 FIMロードレース世界選手権MotoGPクラス 9位※3、鈴鹿8時間耐久ロードレース 優勝
※3 2025年8月24日 第14戦ハンガリーGP終了時点