
IDEMITSU Honda Team Asiaは2026年FIM※ロードレース世界選手権(MotoGP)Moto2クラスに、古里太陽選手(日本)とマリオ・アジ選手(インドネシア)とともに参戦します。両選手は引き続きHondaと出光興産の育成体制の下、世界最高峰のMotoGPクラス直下となるMoto2クラスに次世代を担うアジア人ライダーとして挑みます。
26年シーズンのMoto2クラスにて同じチームで戦う古里選手とアジ選手ですが、23年のMoto3クラスでもチームメートでした。古里選手はシーズンを通して安定感と成長を示し、マレーシアGPでMoto3クラス初優勝。来シーズンよりMoto2クラスへのステップアップを果たします。一方、25年シーズンではMoto2クラスに参戦していたアジ選手ですが、序盤は好調さをみせていたものの、肩の負傷の療養により一時欠場となりました。現在は復帰し、調子を取り戻しており、今後のさらなる活躍が期待されています。両選手ともにオフシーズンは集中して準備をし、来シーズンはそれぞれの本来のポテンシャルが見られるでしょう。
強力な体制と意志の下、古里選手とアジ選手を迎えるIDEMITSU Honda Team Asiaは、世界で戦えるアジア人ライダーの育成という使命をこれからも果たしていきます。出光興産とHRCのサポートを受け、このプロジェクトはHondaのグローバルレース戦略の重要な柱であり、現在MotoGPクラスで戦う小椋藍選手やソムキアット・チャントラ選手のようなスター選手を育てる取り組みを今後も継続していきます。
※ FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称
■チーム監督 青山博一
「はじめに、出光興産様、そして全てのスポンサーの皆様に感謝申し上げます。2026年シーズンもともに戦えることを大変嬉しく思います。26年シーズンのロードレース世界選手権(MotoGP)Moto2クラスは、マリオ・アジ選手と古里太陽選手がIDEMITSU Honda Team Asiaから参戦いたします。アジ選手はMoto2クラスで3シーズン目を迎えますが、来シーズンはトップ争いにより近づき、さらなる成長を期待しています。
チームメートとなる古里太陽は、Moto3クラスからMoto2クラスへステップアップし、新たな挑戦の年となります。Moto2クラスという新しいカテゴリーにいち早く適応し、速さをみせてくれることを期待しています。2人のポテンシャルを信じて、できる限りのサポートをしていきたいと思います。
両選手ともに若くて才能のある選手なので、今後成長していく可能性を大いに秘めています。チームとして全力を尽くし、成長の手助けをしたいと考えています。出光興産様、アジア・タレント・カップ、そしてスペインのジュニア・タレント・チームと育成の体制が整っているので、今後もともに取り組みを続けていきたいと思います。私たちにとって続けることはとても重要なので、来シーズンを新たなモチベーションと自信で迎えることを楽しみにしています」
■マリオ・アジ選手
「HRC、Honda、そして関わるすべての皆さんに心から感謝しています。来シーズンについて多くを語ることはなく、結果を必ず出さなければならないシーズンと考えています。ここまで支えてくれた皆さんに、結果でお返ししなくてはなりません。
自信はありますが、オフシーズン中にしっかり準備をしなくてはなりません。今シーズンは残り2大会となりましたが、できるだけ多くのことを吸収して来シーズンに備えたいと思います。この機会を与えてくださり、信頼していただけたことに感謝しています」
■古里太陽選手
「4年間Moto3クラスで同じチームとともに戦っていましたが、来年のMoto2クラスへのステップアップが大きなポジティブな変化になることは間違いありません。チャレンジの年になると思いますが、同時にとても楽しみです。Moto2マシンのような大きさのバイクは初めてなので緊張もありますが、それよりもモチベーションがあるので準備はできています。
Moto2マシンに乗って多くのことを学び、そしてチームとの新たな経験を楽しみにしています。マレーシアGPで優勝でき、自信とモチベーションがさらに高まりました。これからもさらに前進できるように、オフシーズンは新たな挑戦に向けて万全に準備を整えたいと思います。このような機会を与えていただけて、本当に感謝しています。期待に応えられるよう、全力で挑みます」
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