【2時間経過】Team HRC with 日本郵便がレースをリード
7月21日(日)の11時30分、FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第45回大会の決勝のスタートが切られ、総勢46台による8時間の長丁場のレースが始まりました。最高気温37℃という危険な暑さの中での戦いです。
各時間ごとのレポートはこちら
2 Hours Report | 4 Hours Report | 6 Hours Report | Final Report
決勝日の朝にはウォームアップランが行われ、各チームが最終調整を行いました。Team HRC with 日本郵便(高橋巧、名越哲平、ヨハン・ザルコ)が2分6秒336でトップタイムをマーク。SDG Team HARC-PRO. Honda(國井勇輝、浦本修充、マリオ・アジ)は2分8秒648で3番手、F.C.C. TSR Honda France(ジョシュ・フック、マイク・ディ・メリオ、アラン・テシェ)は2分8秒652で4番手となりました。
Team HRC with 日本郵便の決勝スタートライダーは高橋が務めました。スタート直後の第1コーナーに3番手で飛び込むと、1周目をそのまま3番手でクリア。4番手には國井、6番手にフック、8番手にはTOHO Racingの渡辺一樹が続きました。
3周目には高橋が2番手、國井が3番手に浮上します。高橋は先頭を行くYART - Yamaha(ヤマハ)のニッコロ・カネパを追い、その後ろにはDUCATI Team KAGAYAMA(ドゥカティ)の水野涼が迫り、三つ巴のトップ争いを繰り広げます。しばらく水野とカネパによる激しいトップ争いとなりましたが、高橋は後ろから冷静な走りで追従し、10周目には第1コーナーで水野を、130Rでカネパを抜いてトップに浮上しました。
まだレース序盤ながら、Honda Asia-Dream Racing with Astemo(モハメド・ザクワン・ビン・ザイディ、アンディ・ファリド・イズディハール、ナカリン・アティラプワパ)がピットイン。エンジントラブルの修復にかかりましたが、コースへの復帰はかなわずリタイアとなりました。
11周目には高橋、水野、カネパ、國井のオーダーとなりました。7番手にフック、9番手にTeam ATJ with docomo business(岩田悟、鈴木光来、岡谷雄太)の岩田、10番手にHonda Dream RT 桜井ホンダ(伊藤和輝、日浦大治朗)の伊藤がつけます。高橋は2分7秒台にペースアップし、2番手の水野を突き放しました。
14周目、2年前の鈴鹿8耐で瀕死の重傷を負いながらも復活したジーノ・リア(Wójcik Racing Team 777)がハイサイド転倒を喫してしまいました。マシンがコースに残されたため一時セーフティカーの提示がされたものの、イエローフラッグでの対応となりレースは継続。そのタイミングで水野が首位に立ちますが、高橋がすぐにポジションを奪い返し、20周目には水野に6秒478と差をつけました。21周目には國井が3番手に浮上しました。
最初のライダー交代が始まり、Team HRC with 日本郵便は27周で高橋からザルコへとチェンジしました。上位陣の1回目のライダー交代が落ち着いた29周目、ザルコが首位をキープし、2番手にマーヴィン・フリッツ(ヤマハ)、3番手に浦本がつけました。
ザルコは2分7秒台にタイムアップして独走態勢を築き、2番手のフリッツとの差を20秒以上に広げて、安定した周回を重ねました。48周目ごろから2度目のライダー交代が始まり、SDG Team HARC-PRO. Hondaは浦本からアジ、F.C.C. TSR Honda Franceはディ・メリオからテシェにチェンジ。Team HRC with 日本郵便は54周でザルコから名越へと交代しました。
2時間を終了してTeam HRC with 日本郵便は55周を消化してトップ、2番手のYART - Yamahaに対し20秒以上のリードを取っています。そのほかのHonda勢は、SDG Team HARC-PRO. Hondaが4番手、Team ATJ with docomo businessが7番手、Honda Dream RT 桜井ホンダが9番手、F.C.C. TSR Honda Franceが10番手でトップ10圏内にいます。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/