Race Final Result
EWC 2026
Round 3

【レース終了】Honda HRCが雨の鈴鹿8耐を制し5連覇。高橋が最多優勝記録を更新する通算8勝目

jp Suzuka Circuit

鈴鹿サーキット(三重県)で7月5日(日)に「2026 FIM世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第47回大会(以下、鈴鹿8耐)」の決勝が行われました。

【レース終了】Honda HRCが雨の鈴鹿8耐を制し5連覇。高橋が最多優勝記録を更新する通算8勝目

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6時間経過後、Honda HRC(高橋巧、ジョナサン・レイ、ソムキアット・チャントラ)は、高橋がピットインし、レイへ交代しました。

レイは首位を快走。2番手にはAutoRace Ube Racing Team(BMW)のシルバン・ギュントーリ、3番手にはYAMAHA FACTORY RACING TEAM(ヤマハ)のジャック・ミラーが続き、4番手にはBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM(BMW)のマイケル・ファン・デル・マーク、5番手にはYART Yamaha Official EWC Team(ヤマハ)のカレル・ハニカ、6番手にはYoshimura SERT Motul(スズキ)のグレッグ・ブラックが続きました。

7番手はTeam SUZUKI CN CHALLENGE(スズキ)の水野涼、8番手はKWT Kaedear(カワサキ)のグレゴリー・ルブラン、9番手はSDG Team HARC-PRO. Honda(國井勇輝、名越哲平、阿部恵斗)の名越、10番手はHonda Asia-Dream Racing with Astemo(ナカリン・アティラットプワパット、カイルール・イダム・パウィ、モハメド・アデナンタ・プタラ)のアティラットプワパット、11番手はTeam ATJ with NTT docomo Business(岩田悟、鈴木光来、國峰啄磨)の鈴木が続きました。

154周目、Honda HRCは2分17秒934、YAMAHA FACTORY RACING TEAMは2分18秒318、AutoRace Ube Racing Teamは2分17秒970、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMは2分17秒978、Yoshimura SERT Motulは2分17秒台をマークするなど、路面状況の変化とともに上位陣のペースが上がっていきました。その後、YAMAHA FACTORY RACING TEAMは2分16秒台までペースを上げ、156周目にはHonda HRCとの差を18秒197まで縮めました。

9番手のSDG Team HARC-PRO. Honda、10番手のHonda Asia-Dream Racing with Astemo、11番手のTeam ATJ with NTT docomo Businessも着実に周回を重ねます。

18時15分を過ぎると雨粒が大きくなり、レッドクロス旗が提示されました。

レースは7時間を経過。トップは変わらずHonda HRCで169周をクリアし、同一周回のライバルはいませんでした。

日没が迫る中、各マシンのライトが濡れた路面を照らし出しました。雨は降り続き、大きな水しぶきが舞い上がりました。

Honda HRCのレイは最後のピットストップを行い、最終スティントを担当する高橋へ交代しました。一方、YAMAHA FACTORY RACING TEAMとBMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAMが2番手を争い、そこへAutoRace Ube Racing Teamも接近。表彰台争いは激しさを増していきました。

その後、Honda Asia-Dream Racing with Astemoが9番手、SDG Team HARC-PRO. Hondaが10番手、Team ATJ with NTT docomo Businessが11番手で走行しました。

逆バンクで発生した転倒の影響により、残り34分でセーフティカー(SC)が導入されました。トップを走る高橋の後ろにSCが入り、2番手YAMAHA FACTORY RACING TEAMとの差は大きく広がるかたちとなりました。高橋に提示されたピットサインでは、2番手との差が18秒から75秒へと拡大したことが示されました。

最終的に逆バンクでの車両回収とコース復旧作業が続き、SC先導のまま8時間が経過し、19時30分に規定の赤旗が提示され、レース終了となりました。

高橋がトップを守ったまま赤旗によるレース終了を迎え、Honda HRCは鈴鹿8耐5連覇を達成。高橋は自身の鈴鹿8耐最多優勝記録を8勝へと更新しました。レイは鈴鹿8耐3勝目、チャントラは決勝で走行機会こそなかったものの、チームの一員として優勝を分かち合いました。また、Hondaは鈴鹿8耐通算32勝目を挙げました。

8位にはSDG Team HARC-PRO. Honda、9位にはHonda Asia-Dream Racing with Astemo、10位にはTeam ATJ with NTT docomo Businessが入りました。

トラブルに見舞われたF.C.C. TSR Honda France(ジョン・マクフィー、アラン・テシェ、コロンタン・ペロラーリ)は26位、Team SAKURAI HONDA(伊藤和輝、日浦大治朗、山中琉聖)はコースへ復帰し、48番手でレースを終えましたが、規定周回数に満たず完走扱いとはなりませんでした。


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Takumi Takahashi
Takumi Takahashi 30
Honda HRC
チャントラ選手は走ることができませんでしたが、一つのチームとして力を発揮できたと思います。だから、これは3人でつかんだ勝利です。
レイ選手は何度も世界チャンピオンを獲得しているライダーで、ウエットコンディションでは自分よりも速く安定した走行をみせてくれました。その走りがあったからこそ、優勝という結果につながったと思います。
チームスタッフも、タイヤ交換をはじめすべての作業をミスなくこなし、すばらしいパフォーマンスで支えてくれました。本当に感謝しています。
5連覇を達成し、自分の優勝記録も8勝に伸ばすことができましたが、これは決して自分一人の力で成し遂げられたことではありません。支えてくれたチームメート、そしてチームスタッフのみんなのおかげだと感謝しています。
また「9勝を目指せ」と言われそうですが、その期待は受け止めます。その代わり、私の願いも聞いてほしいです。今年の全日本ロードレース選手権最終戦の鈴鹿にも出場させてください。

Jonathan Rea
Jonathan Rea 30
Honda HRC
ここ4、5年は精神的にも厳しいシーズンが続き、苦しい時間を過ごしてきました。なので、この鈴鹿8耐に呼んでいただき、本当に感謝していますし、とても光栄に思っています。久しぶりにオーバーテイクを重ねながらレースを戦う感覚を味わうことができ、「やり遂げた」という気持ちになりました。だからこそ、一つひとつの瞬間をかみしめながらレースを楽しみました。
最高のチームメートに恵まれ、タイヤもマシンもすばらしく、チームスタッフも最高の仕事をしてくれました。その結果、ポールポジションを獲得し、優勝することができました。とても幸せな気持ちで帰国できます。

Somkiat Chantra
Somkiat Chantra 30
Honda HRC
走ることができなかったのは残念でしたが、Honda HRCが優勝できたことをとてもうれしく思っています。代役としてチームに加わった初日から、レイ選手と高橋選手が常にサポートしてくれました。ライディングやマシンについて多くのアドバイスをもらい、本当に助けられました。
初めての鈴鹿8耐で、コースもチームも、すべてが初めてだったので、最初はとても緊張していました。しかし、2人のおかげで走るたびにラップタイムを上げることができたので感謝しています。
またチャンスをいただけるなら、次はぜひレースを走りたいと思います。

Yuki Kunii
Yuki Kunii 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
ウエットコンディションで自分たちがどこまで戦えるのかは未知数でした。それでも、阿部選手はペナルティーがありながらも序盤から信頼できるすばらしい走りをみせてくれました。名越選手も自分の役割をしっかり果たしてくれました。
一方で、自分自身はもう少し攻めることができた部分があり、チームとしてのレース運びや作戦ももっとよくできたと思っています。それも含めて、これが今年の鈴鹿8耐だったのかなという気持ちです。
今回は気温も低く、コンディションが大きく変化したことで、想定していたレースとは違う展開になりました。もちろん、その中でベストを尽くしましたが、レースを振り返ると反省点はたくさんありますし、この順位に満足しているわけではありません。もしドライコンディションだったら、また違ったレースになっていたと思います。
それでも、最後まで一緒に戦ってくれたチームスタッフ、そしてチームメートには本当に感謝しています。ありがとうございました。

Teppei Nagoe
Teppei Nagoe 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
例年の鈴鹿8耐では考えられないくらい気温が低く、さらに雨が降ったり止んだりと、非常に難しいコンディションとなりました。
私は3番手を担当しましたが、第1スティントはフルウエットに近い状況だったものの、雨量はそれほど多くなく、フィーリングもよかったです。安定したアベレージタイムを刻むことができましたし、フィジカル面でも全く問題なく走れました。
ただ、第2スティントはライン上が乾き始める難しいコンディションとなり、なかなかフィーリングをつかめず、思うようなライディングができませんでした。自分としては悔しさの残る内容でしたが、それでも転倒することなくバトンをつなぐことができました。結果として最後まで戦いきることができたのは、その積み重ねがあったからだと思います。
自分らしい走りを十分にみせられなかった悔しさはありますが、役割は果たせたと思っています。この経験をしっかり次につなげ、シーズン後半戦に活かしていきたいです。

Keito Abe
Keito Abe 73
SDG Team HARC-PRO. Honda
スタートライダーを任せてもらいましたが、ほんの一瞬早く動いてしまい、フライングをしてしまいました。その結果、チームにライドスルーペナルティーが科され、迷惑をかけてしまったことを本当に申し訳なく思っています。
それでも、第2スティントでは自己ベストを更新しながら追い上げる走りができました。第3スティントはSC先導の時間が長かったものの、最後はチェッカーライダーも任せてもらいました。
鈴鹿8耐でスタートライダーとチェッカーライダーの両方を任されたことは、自分にとって大きな経験になりました。悔しさは残りますが、今後につなげていきたいです。チームスタッフのみんな、そしてチームメートには感謝の気持ちでいっぱいです。

Nakarin Atiratphuvapat
Nakarin Atiratphuvapat 88
Honda Asia-Dream Racing with Astemo
今日は手応えのあるいい一日となりました。雨のレースでは、マシンコントロールへの集中力をさらに高め、安定したラップタイムを維持しながら、レースを通して体力を管理することが求められました。
1日に4スティントを走るのは今回が初めてで、第3、第4はダブルスティントで連続2時間走行しました。合計で52周を走行し、走行距離は約300kmに達しました。これは非常に貴重な経験で、耐久レースについて多くを学ぶ絶好の機会となりました。特に印象的だったのは、レイ選手の後ろについて走り、自己ベストに近いラップタイムを追求できたことです。本当に楽しい時間でした。20番手からスタートし最終的に9位でフィニッシュできたことにもとても満足しています。懸命にサポートしてくれたチーム、そしてスポンサーの皆さまに心より感謝申し上げます。次のチャンスを楽しみに、さらに強くなって戻ってこられるよう努力します。また次回お会いしましょう。

Khairul Idham Pawi
Khairul Idham Pawi 88
Honda Asia-Dream Racing with Astemo
今日のレースには本当に満足しています。レースを通していいペースを維持し、各スティントで着実に順位を上げることができました。決して簡単なレースではありませんでしたが、最後まで集中力を切らさず、全力で走り続けることができました。すばらしい働きをしてくれたチーム全員に心から感謝しています。このレースから多くのことを学ぶことができました。次回はさらに成長した姿で戻ってこられることを楽しみにしています。

Md. Adenanta Putra
Md. Adenanta Putra 88
Honda Asia-Dream Racing with Astemo
鈴鹿8耐を9位でフィニッシュできたことを、とてもうれしく、そして誇りに思っています。ケガのため、自分がレースに出場できなかったことについては悔しい気持ちもありますが、それもモータースポーツの一部です。
これからは回復に専念し、さらに強くなって戻ってきます。次の機会に再びトップを目指して戦えるよう、準備したいと思います。

Alan Techer
Alan Techer 5
F.C.C. TSR Honda France
残念ながら、鈴鹿8耐では期待していた結果を得ることができませんでした。それでも今週を通して、あらゆるコンディションで高い競争力を示すことができたと思います。ウエット、ミックス、ドライのいずれの路面状況でもマシンは非常によく機能し、常に上位争いができるペースを発揮していました。予選でも堅実な走りができ、全体的に非常に力強いパフォーマンスをみせられたと思います。
しかし残念ながら、レース終盤にテクニカルトラブルが発生し、本来手にできるはずだった結果を逃してしまいました。今後の最優先事項は、なにが起きたのかを正確に把握し、さらに強くなって戻ってくることです。次戦のボルドール24時間レースでは万全の準備を整え、好結果を目指して全力で戦います。

Corentin Perolari
Corentin Perolari 5
F.C.C. TSR Honda France
今回の鈴鹿8耐には全体的に満足しています。厳しいコンディションの中で迎えたレースでしたが、予選では好結果を残し、スタート直後から力強いペースを示すことができました。決勝の路面はウエットコンディションでしたが、いいスタートを切ることができ、ミラー選手やファン・デル・マーク選手といったトップライダーたちとのバトルを心から楽しみました。そうしたトップレベルのライダーたちと競り合えたことは、自分自身、そしてチームに十分な競争力があることの証明でもあります。
今回もトップ5フィニッシュは十分に狙える位置にいましたが、残念ながらテクニカルトラブルによって、そのチャンスを失ってしまいました。しかし、それも耐久レースの一部であり、受け入れなければなりません。
今、私たちの目標はボルドールです。アランと私は十分な速さがあることを証明できましたし、ジョンにとっては初めてのレースとなります。シーズンをいい結果で締めくくるために、チーム一丸となって全力で準備を進めていきます。

John McPhee
John McPhee 5
F.C.C. TSR Honda France
チーム全員にとって、本当に残念な結果です。この一週間で積み重ねてきた懸命な努力に見合う結果を得ることができませんでした。
しかし、ポジティブな要素もあります。3人のライダー全員が力強いペースを示し、トップ5争いができるだけのスピードを持っていることを証明できました。どのようなコンディションでも競争力を発揮することができ、マシンも週末を通して非常によく機能していました。残念ながら、耐久レースでは必ずしも努力が結果に結びつくとは限りません。
テクニカルトラブルに見舞われましたが、今回得られたポジティブな成果を糧に、さらに速さを磨いていきます。チームにふさわしい結果でシーズンを締めくくるべく、強い決意を持ってボルドールに臨みます。


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