武田が最終戦6位でシーズンを終える
11月2日(日)、全日本トライアル選手権(JTR)の第8戦シティ・トライアル・ジャパン(CTJ)大会が大阪市中央公会堂前中之島通りで開催されました。

国際A級スーパー(IAS)クラスの総合ランキング10位までの選手に参加の権利があるCTJ大会ですが、第6戦時点での暫定8位につけている小川友幸(TEAM MITANI Honda)は、北海道・和寒大会での負傷で今回も欠場となり、参加ライダーは小川を除いた9選手となります。小川は今回、実況席でライダーのテクニックを詳細に解説しました。
今回は昨年までの試合様式に少し変更が加えられました。まず4つのセクションを10人が走る予選ラウンドが行われ、上位6人が準決勝ラウンドに進みます。準決勝ラウンドは予選と同じ4セクションを、少し設定変更して行われました。そしてこの準決勝での上位3人が、決勝ラウンドに進出して、準決勝での4つのセクションを逆から挑み、最終結果を決します。7位から10位は予選ラウンドの結果で、4位から6位は準決勝ラウンドの結果で順位が決定します。
2025年からTEAM MITANI Honda入りをした武田呼人は、第1セクションを華麗にクリーン、第3セクションを減点1で抜けて、予選を11点で終了しました。この予選では10点の選手が3人、11点の選手が3人いて、武田は6位で準決勝進出を果たします。
その準決勝、武田は第1セクションで失敗。ここは予選ラウンドでクリーンをしているポイントでもあり、なんとももったいない滑り出しとなりました。第2、第4でも5点となった武田は、16点で6位。準決勝敗退となりました。
今回の結果をもって、シリーズランキングも決定となりますが、第7戦和歌山・湯浅大会の結果について提訴が出されていて、その結果待ちでランキングが決定されていません。最終ランキングの発表は、もうしばらく先になりそうです。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/

予選でうまく走れていたポイントを、準決勝では失敗してしまいました。もっとうまく走ってクリーンを狙おうと欲が出てしまい、勢いがありすぎてはねかえされて落ちてしまいました。失敗してはいけないポイントでの失敗がいくつかあって、準決勝敗退という結果に終わってしまいました。
今シーズンは、前半は乗り方やマシンのセッティングに悩み、うまく波に乗れないまま時間を使ってしまいました。高性能なマシンを自分の乗り方に合わせようとして、結果的には、本来持っている性能を活かしきれないことになってしまっていたようです。後半、広島・三次灰塚大会あたりからはずいぶんと調子が上向いてきたのですが、それでも自分の調子を完全に発揮するには、時間が足りませんでした。目指す方向を間違えずに進む大切さと難しさを、嫌というほど学んだ1年でした。
予選でうまく走れていたポイントを、準決勝では失敗してしまいました。もっとうまく走ってクリーンを狙おうと欲が出てしまい、勢いがありすぎてはねかえされて落ちてしまいました。失敗してはいけないポイントでの失敗がいくつかあって、準決勝敗退という結果に終わってしまいました。
今シーズンは、前半は乗り方やマシンのセッティングに悩み、うまく波に乗れないまま時間を使ってしまいました。高性能なマシンを自分の乗り方に合わせようとして、結果的には、本来持っている性能を活かしきれないことになってしまっていたようです。後半、広島・三次灰塚大会あたりからはずいぶんと調子が上向いてきたのですが、それでも自分の調子を完全に発揮するには、時間が足りませんでした。目指す方向を間違えずに進む大切さと難しさを、嫌というほど学んだ1年でした。

最後まで緊張感のある、ライダーとしても観客としても、すばらしいレースだったと思います。昨年は私がチャンピオンとCTJ大会での上位を目指して緊張感たっぷりのレースをしたのですが、今年も同じような争いになっているなと思って見ていました。セクションも難しい、これはムリだとみんなに言わせながら、最後には誰かがきっちりセクションを抜け出る走りをみせてくれて、こういったインドアスタイルのトライアルにも、日本のライダーが慣れてきたというところかなと思いました。武田選手については、予選でうまく走れていたところを失敗してしまったりして、準決勝で空回りしてしまいましたね。それは若さでもあり、メンタルの要因でもあり、いろんな理由があるのですが、残念な結果となってしまいました。
最後まで緊張感のある、ライダーとしても観客としても、すばらしいレースだったと思います。昨年は私がチャンピオンとCTJ大会での上位を目指して緊張感たっぷりのレースをしたのですが、今年も同じような争いになっているなと思って見ていました。セクションも難しい、これはムリだとみんなに言わせながら、最後には誰かがきっちりセクションを抜け出る走りをみせてくれて、こういったインドアスタイルのトライアルにも、日本のライダーが慣れてきたというところかなと思いました。武田選手については、予選でうまく走れていたところを失敗してしまったりして、準決勝で空回りしてしまいましたね。それは若さでもあり、メンタルの要因でもあり、いろんな理由があるのですが、残念な結果となってしまいました。
IAS 決勝リザルト
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総減点 | クリーン数 |
|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 黒山 健一 | YAMAHA | 14 | 3(決勝) |
2 | 3 | 氏川 政哉 | YAMAHA | 15 | 5(決勝) |
3 | 4 | 小川 毅士 | Beta | 20 | 3(決勝) |
4 | 8 | 野崎 史高 | YAMAHA | 12 | 1(準決勝) |
5 | 9 | 久岡 孝二 | Honda | 15 | 1(準決勝) |
6 | 7 | 武田 呼人 | Honda | 16 | 0(準決勝) |
9 | 12 | 田中 善弘 | Honda | 20 | 0(予選) |














