小川が上出来の2位表彰台、武田は8位
6月8日(日)、全日本トライアル選手権(JTR)第3戦がモビリティリゾートもてぎ(栃木県)で行われました。2週間前に世界選手権が開催されたばかりの会場で、各セクションには変更が加えられてはいるものの、その難しさは変わらず。各ライダーは手ごわいセクションの攻略に奮闘することとなりました。

国際A級スーパー(IAS)クラスには前戦と同じく17人がエントリーしました。受付や下見、ウォーミングアップが行われた土曜日は快晴で、じりじりと照りつける日差しが厳しい一日でしたが、決勝当日は曇り空。もてぎの土は濡れると非常に滑りやすくなるというライダーからのコメントがあり、世界選手権で練り上げられたその土が乾ききらないまま、全日本選手権の週末に突入しました。
10セクション2ラップの戦いが始まり、小川友幸(TEAM MITANI Honda)は第1セクションをクリーン、チームメートの武田呼人は1点で抜けていきます。第2セクションはともに5点となりましたが、第3セクションを小川がクリーン。1ラップ目を終えて小川の減点は19点となり、トップの黒山健一(ヤマハ)と1点差で2ラップ目に入りました。武田はミスが重なり、トップと13点差の6番手で折り返しました。
2ラップ目、小川は1ラップ目にクリーンを記録した第3セクションで5点。それとは逆に、1ラップ目で5点となった第5、第6を1点とクリーンでまとめてばん回しますが、少ない減点でまとめていた第8、第9で5点。2ラップ目の合計は1ラップ目より1点多い20点となりました。
この2ラップ目はライバルの黒山が好調で、減点はわずかに10点。黒山と2番手の小川の差は11点となり、SS2つを残して逆転の可能性は潰えてしまいました。武田は2ラップ目にさらに減点を重ねてしまい、8番手で2ラップを完了しました。
上位10人が出場し、10位の選手から順にトライするSSは、丸太や大きなコンクリートブロック、そして岩盤と、見どころは盛りだくさん。SS第1は、3番目にスタートした武田が最初にクリーンを決めて観客を沸かせました。その後のライダーは1点かクリーンかという走りをみせ、小川はクリーン。2位を確定的なものとして、最後のSS第2へ向かいました。
逆転での7位を狙って一発クリーン勝負に出た武田は、丸太渡りに失敗して5点に。これで武田の8位が確定。小川はクリーンで抜けて、結果的には両選手の順位に変動はなく、第3戦もてぎ大会は幕を下ろしました。
第4戦は7月13日(日)、北海道和寒町のわっさむサーキットで行われます。
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ケガの影響で練習も満足にできていない中、今回の結果はできる限りの最上の結果だったと思います。結果を見ると、2ラップ目のミスを減らせていればもっと緊迫した優勝争いができたかなと思いますが、今日は黒山選手も調子がよかったですし、この結果はやはり上出来です。苦しい戦いとはなっていますが、もちろんチャンピオンシップをあきらめていません。今後、まだなにが起きるか分からないですし、氏川政哉選手(ヤマハ)には追いつくことができたので、今後もできることをやっていくだけだと思っています。
ケガの影響で練習も満足にできていない中、今回の結果はできる限りの最上の結果だったと思います。結果を見ると、2ラップ目のミスを減らせていればもっと緊迫した優勝争いができたかなと思いますが、今日は黒山選手も調子がよかったですし、この結果はやはり上出来です。苦しい戦いとはなっていますが、もちろんチャンピオンシップをあきらめていません。今後、まだなにが起きるか分からないですし、氏川政哉選手(ヤマハ)には追いつくことができたので、今後もできることをやっていくだけだと思っています。

前回の成績が奮わなかったので、いろいろ対策を講じてきたのですが、それが奏功せずこの結果となりました。もっともっと考えて、取るべき方策を見いださなければならないと改めて思い知ったところです。もちろん、今までもやるべきことをきちんとやってきてはいたのですが、やり方を変えなければいけません。まだ光明は見えませんが、次の大会までに出口が見つかればと思います。
前回の成績が奮わなかったので、いろいろ対策を講じてきたのですが、それが奏功せずこの結果となりました。もっともっと考えて、取るべき方策を見いださなければならないと改めて思い知ったところです。もちろん、今までもやるべきことをきちんとやってきてはいたのですが、やり方を変えなければいけません。まだ光明は見えませんが、次の大会までに出口が見つかればと思います。
IAS 決勝リザルト
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総減点 | クリーン数 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 黒山 健一 | YAMAHA | 29 | 12 |
2 | 1 | 小川 友幸 | Honda | 39 | 11 |
3 | 8 | 野崎 史高 | YAMAHA | 45 | 10 |
4 | 3 | 氏川 政哉 | YAMAHA | 45 | 9 |
5 | 6 | 柴田 暁 | TRRS | 59 | 4 |
6 | 4 | 小川 毅士 | Beta | 60 | 6 |
7 | 9 | 久岡 孝二 | Honda | 65 | 6 |
8 | 7 | 武田 呼人 | Honda | 72 | 5 |
9 | 12 | 田中 善弘 | Honda | 92 | 2 |
17 | 15 | 浦山 瑞希 | Honda | 98 | 0 |
IAS ポイントランキング
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | 黒山 健一 | YAMAHA | 65 |
2 | 1 | 小川 友幸 | Honda | 55 |
3 | 3 | 氏川 政哉 | YAMAHA | 54 |
4 | 8 | 野崎 史高 | YAMAHA | 40 |
5 | 4 | 小川 毅士 | Beta | 34 |
6 | 9 | 久岡 孝二 | Honda | 31 |
7 | 7 | 武田 呼人 | Honda | 27 |
9 | 12 | 田中 善弘 | Honda | 24 |
13 | 15 | 浦山 瑞希 | Honda | 7 |









