大分・玖珠大会で小川が6位、武田は7位
4月27日(日)、全日本トライアル選手権(JTR)第2戦が玖珠トライアルヒルズ(大分県)で行われました。

開幕戦は悪天候に翻ろうされましたが、今大会は晴れました。スタートのころは少し肌寒かったものの、日が上がってくるにつれて気温が上昇し、まだ暑さに慣れていないライダーたちには少し厳しい環境でした。それでも、深い森の中のセクションは涼しげで、気持ちのいい観戦日和となりました。
最高峰の国際A級スーパー(IAS)クラスに17人が参加。今大会のセクションは1年前の同大会や、開幕戦愛知・岡崎大会と比べて走りやすい設定でした。しかし、今シーズンからトライアル規則が改訂となり、自身のクラス以外のゲートマーカーを通過できなくなりました。これによって今までよりも走行ラインが制限され、各セクションに対して異なる取り組みが要求されるようになりました。自身のゲートを通過するために、1分の持ち時間を使いきってしまう恐れもあり、これまでにはない思案どころが増えています。
TEAM MITANI Hondaの小川友幸と武田呼人は、本調子とはいえない状態でこの大会に臨みました。特に小川はヒザを痛めていてほとんど練習ができていませんでしたが、それでも序盤の4セクションをクリーンで抜けて、快調にスタートを切りました。チームメートの武田も、第4セクションまでは5点なしで進みます。しかし、第5セクションで小川と武田がそろって5点。武田は次の第6でも5点と調子を落としてしまいます。第5から第8までは深い森と沢のセクション群で、特に第8セクションは勝負のカギになるセクションでしたが、ここで小川と武田はそろって5点となりました。
小川は5番手で1ラップ目を終えましたが、2番手までは1点差の僅差でした。しかし2ラップ目、武田は第1セクションから5点、小川も第3セクションで5点と、追撃のスイッチが入りません。武田は1ラップ目の20点から大きく減点を減らして12点、小川も1ラップ目の12点に対し13点と、ペースを崩さず2ラップを消化したものの、2ラップ目にはライバル勢が上り調子に。2ラップを終えたところで小川は6番手、武田は7番手となっていました。
SSは第1セクションの横に人工物で構成されていました。新ルールをうまく反映させたセクション設定でしたが、高い技術を持つIASのライダーが走るとなかなか足が出ず、逆転も難しくなりました。
小川はSS第1で唯一5点を喫して、上位進出の可能性が潰えてしまいます。後続は2つのSSをクリーンして、結局SSでの順位変動はなく、小川は6位、武田は7位で競技を終えました。
開幕戦で勝利した小川ですが、開幕直前に負ったケガの影響は未だに大きく、総合ランキングは3位となっています。武田は同7位です。
次なる戦いは6月8日(日)、モビリティリゾートもてぎ(栃木県)で行われます。
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開幕戦の勝利は奇跡的でした。負傷の影響で練習もできておらず、走りきれただけで納得しなければいけないレベルでしたが、思ったよりもライバル勢に減点が多くて勝つことができました。今回は減点が少ない神経戦となりそうなセクションでしたが、自分もライバルもいろいろと減点がありました。自身としては、この練習量と身体のコンディションを考えると、乗れていた方だとは思います。もちろんこのままではいけないので、どうやって改善していくかを模索して、次のもてぎ大会には少しでもいい状態で参戦できればと思います。
開幕戦の勝利は奇跡的でした。負傷の影響で練習もできておらず、走りきれただけで納得しなければいけないレベルでしたが、思ったよりもライバル勢に減点が多くて勝つことができました。今回は減点が少ない神経戦となりそうなセクションでしたが、自分もライバルもいろいろと減点がありました。自身としては、この練習量と身体のコンディションを考えると、乗れていた方だとは思います。もちろんこのままではいけないので、どうやって改善していくかを模索して、次のもてぎ大会には少しでもいい状態で参戦できればと思います。

思ったような結果になりませんでした。前回の開幕戦から、よかれと思ってサスペンションのセッティングを変更したのですが、それがどうにもしっくり来ていません。マシンとの一体感という点では、開幕戦の方がまだよかったです。今日は走っていても、自分とマシンとのズレがはっきりと分かってしまって、違和感を拭えないままの一日となってしまいました。まずはセッティングを見直して、自分とマシンのマッチングを探らなければいけないと思います。
思ったような結果になりませんでした。前回の開幕戦から、よかれと思ってサスペンションのセッティングを変更したのですが、それがどうにもしっくり来ていません。マシンとの一体感という点では、開幕戦の方がまだよかったです。今日は走っていても、自分とマシンとのズレがはっきりと分かってしまって、違和感を拭えないままの一日となってしまいました。まずはセッティングを見直して、自分とマシンのマッチングを探らなければいけないと思います。
IAS 決勝リザルト
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総減点 | クリーン数 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 氏川 政哉 | YAMAHA | 16 | 18 |
2 | 2 | 黒山 健一 | YAMAHA | 17 | 17 |
3 | 9 | 久岡 孝二 | Honda | 23 | 14 |
4 | 4 | 小川 毅士 | Beta | 23 | 13 |
5 | 8 | 野崎 史高 | YAMAHA | 24 | 14 |
6 | 1 | 小川 友幸 | Honda | 30 | 13 |
7 | 7 | 武田 呼人 | Honda | 33 | 10 |
8 | 12 | 田中 善弘 | Honda | 45 | 10 |
14 | 15 | 浦山 瑞希 | Honda | 74 | 1 |
IAS ポイントランキング
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 3 | 氏川 政哉 | YAMAHA | 41 |
2 | 2 | 黒山 健一 | YAMAHA | 40 |
3 | 1 | 小川 友幸 | Honda | 35 |
4 | 4 | 小川 毅士 | Beta | 24 |
5 | 8 | 野崎 史高 | YAMAHA | 24 |
6 | 9 | 久岡 孝二 | Honda | 22 |
7 | 7 | 武田 呼人 | Honda | 19 |
8 | 12 | 田中 善弘 | Honda | 17 |
11 | 15 | 浦山 瑞希 | Honda | 7 |









