氏川政哉が今シーズン2勝目。小川友幸は3位となる
ランキング1位と2位をがっちりキープして第4戦和歌山・湯浅大会を迎えたTEAM MITANI Hondaの2人、氏川政哉と小川友幸が、今シーズン3度目となる2人揃っての表彰台獲得を果たしました。
1ラップ目のトップは小川で19点。これに1点差で2番手につけたのが氏川でした。さらに黒山健一(ヤマハ)が21点、柴田暁(TRRS)と野﨑史高(ヤマハ)が22点と、上位陣は大接戦のまま2ラップ目に突入しました。
2ラップ目、1ラップ目の調子を維持できたのは氏川と黒山のみでした。他は減点を増やしてしまい、優勝戦線から離脱していきます。小川も、ラップ終盤に3連続5点を喫し、1ラップ目トップから3番手に順位を落としてしまいます。
そんな中、氏川は1ラップ目よりさらに調子を上げ、2ラップ終了時点の減点は36点。2位黒山が41点と、5点のリードを取って最後の勝負のスペシャルセクション(SS)に入ります。
SSは、人工物を越えたのちに激しい絶壁を登るSS1と、険しい岩が並ぶSS2のふたつ。SS1では小川が美しいクリーンを見せ、氏川は2点でした。この時点では勝負はつかず、SS第2での決着を待つことになりました。
ところがSS第2は5点続き。残すところ氏川ただ一人となるまで、9人がことごとく5点です。2位の黒山が5点となったことで、氏川の勝利は決定ですが、最後にトライする氏川に、SS第2走破の期待がかかります。
多くのライダーをたたき落とした最後の大岩。ここまで氏川は足つきなしのパーフェクトな走りを見せます。アウト目前のヒルクライム。ここで痛恨の足つきを喫してしまいますが、このセクション唯一の1点にして、唯一アウトまでマシンを運んだライダーとなりました。
氏川はこれで1位2回2位2回。ここまでの獲得ポイントは90ポイントでトップに立っています。2位の小川は74ポイント。ランキング3位の野崎は63ポイントと、TEAM MITANI Hondaの2人のライダーによるチャンピオン争いが続きます。
次なる戦いは7月16日、北海道上川郡わっさむサーキットでの第5戦となります。
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決勝リザルト
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総減点 | クリーン数 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 3 | 氏川 政哉 | Honda | 39 | 6 |
2 | 2 | 黒山 健一 | ヤマハ | 46 | 8 |
3 | 1 | 小川 友幸 | Honda | 50 | 10 |
4 | 5 | 柴田 暁 | TRRS | 54 | 5 |
5 | 4 | 野崎 史高 | ヤマハ | 56 | 6 |
6 | 6 | 小川 毅士 | Beta | 69 | 4 |
7 | 9 | 久岡 孝二 | Honda | 94 | 2 |
8 | 8 | 武井 誠也 | Honda | 98 | 1 |
12 | 19 | 田中 善弘 | Honda | 100 | 0 |
IAS ポイントランキング
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 3 | 氏川政哉 | Honda | 90 |
2 | 1 | 小川友幸 | Honda | 74 |
3 | 4 | 野崎史高 | ヤマハ | 63 |
4 | 2 | 黒山健一 | ヤマハ | 55 |
5 | 5 | 柴田暁 | TRRS | 51 |
6 | 6 | 小川毅士 | Beta | 51 |
7 | 9 | 久岡孝二 | Honda | 36 |
9 | 8 | 武井誠也 | Honda | 25 |
12 | 19 | 田中善弘 | Honda | 18 |