IAS 決勝
IAS 2023
Round 4

氏川政哉が今シーズン2勝目。小川友幸は3位となる

jp 湯浅トライアルパーク

ランキング1位と2位をがっちりキープして第4戦和歌山・湯浅大会を迎えたTEAM MITANI Hondaの2人、氏川政哉と小川友幸が、今シーズン3度目となる2人揃っての表彰台獲得を果たしました。

氏川政哉が今シーズン2勝目。小川友幸は3位となる

1ラップ目のトップは小川で19点。これに1点差で2番手につけたのが氏川でした。さらに黒山健一(ヤマハ)が21点、柴田暁(TRRS)と野﨑史高(ヤマハ)が22点と、上位陣は大接戦のまま2ラップ目に突入しました。

2ラップ目、1ラップ目の調子を維持できたのは氏川と黒山のみでした。他は減点を増やしてしまい、優勝戦線から離脱していきます。小川も、ラップ終盤に3連続5点を喫し、1ラップ目トップから3番手に順位を落としてしまいます。

そんな中、氏川は1ラップ目よりさらに調子を上げ、2ラップ終了時点の減点は36点。2位黒山が41点と、5点のリードを取って最後の勝負のスペシャルセクション(SS)に入ります。

SSは、人工物を越えたのちに激しい絶壁を登るSS1と、険しい岩が並ぶSS2のふたつ。SS1では小川が美しいクリーンを見せ、氏川は2点でした。この時点では勝負はつかず、SS第2での決着を待つことになりました。

ところがSS第2は5点続き。残すところ氏川ただ一人となるまで、9人がことごとく5点です。2位の黒山が5点となったことで、氏川の勝利は決定ですが、最後にトライする氏川に、SS第2走破の期待がかかります。

多くのライダーをたたき落とした最後の大岩。ここまで氏川は足つきなしのパーフェクトな走りを見せます。アウト目前のヒルクライム。ここで痛恨の足つきを喫してしまいますが、このセクション唯一の1点にして、唯一アウトまでマシンを運んだライダーとなりました。

氏川はこれで1位2回2位2回。ここまでの獲得ポイントは90ポイントでトップに立っています。2位の小川は74ポイント。ランキング3位の野崎は63ポイントと、TEAM MITANI Hondaの2人のライダーによるチャンピオン争いが続きます。

次なる戦いは7月16日、北海道上川郡わっさむサーキットでの第5戦となります。


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氏川 政哉
氏川 政哉 3
TEAM MITANI Honda
1ラップ目に思うような走りができずに、トップで折り返すことができませんでしたが、2ラップ目に気持ちを切り替えて、しっかりばん回できました。シーズン2勝目を挙げられて、ほっとしています。最後のSS第2でクリーンできなかったのは悔しいですが、ポイントリードは広げることができました。しかし油断せずに、しっかり勝ち続けていきたいと思います。

小川 友幸
小川 友幸 1
TEAM MITANI Honda
3位になりました。残念ですね。何が問題かは分かっているのですが、なかなかいい状態に持っていけずにいます。フィジカルの問題もあるので、完全に元に戻すのは難しいのですが、うまく合わせるやり方も見つかりつつあるので、ばん回はできると信じています。

決勝リザルト

Pos. Num. ライダー マシン 総減点 クリーン数
1 3 氏川 政哉 Honda 39 6
2 2 黒山 健一 ヤマハ 46 8
3 1 小川 友幸 Honda 50 10
4 5 柴田 暁 TRRS 54 5
5 4 野崎 史高 ヤマハ 56 6
6 6 小川 毅士 Beta 69 4
7 9 久岡 孝二 Honda 94 2
8 8 武井 誠也 Honda 98 1
12 19 田中 善弘 Honda 100 0

IAS ポイントランキング

Pos. Num. ライダー マシン 総合ポイント
1 3 氏川政哉 Honda 90
2 1 小川友幸 Honda 74
3 4 野崎史高 ヤマハ 63
4 2 黒山健一 ヤマハ 55
5 5 柴田暁 TRRS 51
6 6 小川毅士 Beta 51
7 9 久岡孝二 Honda 36
9 8 武井誠也 Honda 25
12 19 田中善弘 Honda 18


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