【IA 2023総集編】砂田が総合2位。15歳浦山は自身初の総合3位となる
2023年の全日本トライアル選手権国際A級クラスは全7戦が行われた。安定して上位フィニッシュを続けた砂田真彦(ATJ Racing&HRCクラブCruise)がランキング2位、15歳の浦山瑞希(HRCクラブ荘内&ホンダドリーム酒田)がランキング3位に入る活躍をみせた。本多元治(Fine&OragaValleyTrials)は総合4位となった。
初戦はキョウセイドライバーランドで行われた愛知・岡崎大会。ベテラン勢がしのぎを削る争いが期待された中、本多がトップまであと2点差に迫る2位表彰台を獲得した。
第2戦は矢谷渓谷トライアル場での熊本・山鹿大会。田中裕人(HRCクラブMITANI)が昨年に続き2年連続の2位に。宮崎県の徳丸新伍(HRC クラブぱわあくらふと&いんぷす)は、地元開催の大会で4位入賞となった。
続く第3戦もてぎ大会。開幕戦で2位に入った本多が激しい戦いをトップで切り抜け、第3戦にして勝者に輝いた。3位には森岡慎哉(HRCクラブ荘内&ホンダドリーム酒田)、4位に徳丸、5位に砂田とHonda勢がほぼ上位を独占する形となった。
第5戦北海道・和寒大会では、浦山が小野貴史(ATJ Racing & HRCクラブクルー)、砂田のベテラン勢を抑えて自身初の3位表彰台に上がった。
第6戦広島・三次灰塚大会では、小野が1ラップ目にトップとなる減点10点をマーク、2ラップ目にやや減点を増やしたものの、同点の接戦をクリーン数の差で制して勝利し、ベテランの強みを見せた。浦山は、北海道・和寒大会に続く2戦続けての3位表彰台を獲得した。
最終戦となる第7戦宮城・SUGO大会は、1ラップ目に減点3点でトップに立った田中が、2ラップ目をオールクリーンでまとめて、堂々たる勝利を飾った。2位は砂田、浦山が3戦連続の3位入賞を果たしてランキングでも3位を獲得した。
さらに浦山と同点の4位に浦山のチームメートである森岡慎哉が入り、1位から4位までをHonda RTL勢が独占するという華々しい結果で2023シーズンは終幕した。
Race Report
Rd.01 愛知・岡崎大会:本多が2位、6位までに4人のHondaユーザーが入賞
Rd.02 熊本・山鹿大会:田中2位、砂田3位。6位までに4人のHondaユーザーが並ぶ
Rd.03 もてぎ大会:本多優勝、6位までに5人のHondaユーザーが並ぶ
Rd.04 和歌山・湯浅大会:本多が2位表彰台。10位までに5人のHondaユーザーが入る
Rd.05 北海道・和寒大会:若い浦山が3位表彰台。6位までに3人のHondaユーザー
IA - ポイントランキング
Pos. | Num. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 6 | 黒山陣 | SCORPA | 142 |
2 | 11 | 砂田真彦 | Honda | 83 |
3 | 13 | 浦山瑞希 | Honda | 77 |
4 | 1 | 本多元治 | Honda | 65 |
5 | 3 | 村田慎示 | Honda | 65 |
6 | 44 | 田中裕人 | Honda | 58 |
9 | 2 | 小野貴史 | Honda | 51 |
10 | 12 | 森岡慎哉 | Honda | 39 |
11 | 14 | 徳丸新伍 | Honda | 35 |
23 | 19 | 高橋健啓 | Honda | 9 |
25 | 23 | 鈴木克敏 | Honda | 6 |
32 | 26 | 松浦翼 | Honda | 1 |