初戦はキョウセイドライバーランドで行われた中部大会。大ベテラン達によるレベルの高い争いが期待された中、勝利を勝ち取ったのは本多。2位に7点差をつけて、雨による悪条件を感じさせない見事な走りを見せた。

第2戦は矢谷渓谷トライアル場での九州大会。滑りやすく難度が高いと予想されていたが、最小減点で競い合うハイレベルな戦いとなった。久々に全日本の舞台に復帰した田中が、永久保恭平(Beta)との元スーパークラス同士の激しいトップ争いの末、総減点では同点ながらクリーン差で悔しい2位に。初戦から2戦連続の表彰台で強さをアピールした。宮崎県の徳丸新伍(HRCクラブぱわあくらふと&ホンダドリーム八尾)は、地元開催の負けられない戦い。トップ争いからは離されたものの1年ぶりの参戦で3位表彰台を獲得した。

続く第3戦関東大会。激しい戦いをトップで切り抜けたのは田中。2位の本多にダブルスコアの差をつける力走で、第3戦にして勝者に輝いた。6位には砂田真彦(ATJ Racing)、8位小野貴史(ATJ Racing)、9位森岡慎哉(HRCクラブ荘内)と続き、Honda選手が10位以内に5人入賞する活躍をみせた。

第4戦は北海道大会。前回関東大会に続く2度目の出場ながらトップ争いを繰り広げた小野は、1位の永久保と5点差の総減点19点で2位表彰台を獲得。連続表彰台でポイントランキングトップを走っていた田中は苦戦して4位に終わり、総合トップの座を明け渡してしまう。しかし、第6戦中国大会ではその強さをみせつけ、今シーズン2勝目。3ポイント差で再びランキングトップに返り咲いた。トップの田中に差をつけられながらも2位となったのは小野。2人の快走でHondaユーザーが1-2フィニッシュに輝いた。

第7戦近畿大会は、好調を維持する田中の独壇場となった。1ラップ目からリードを奪うと、2ラップ目には減点を10点台におさえて2位に17点差をつける圧勝劇。2戦連続での1位表彰台に登壇した。続く2位は本多。今シーズン3回目の出場ながら3度目の表彰台で、安定した強さを印象付けた。

減点数の少ないし烈な争いが予想された最終第8戦の東北大会。5位以内に入ることがタイトル獲得の条件となる田中善弘だったが、終わってみれば総減点3点で4勝目を挙げ、見事チャンピオンを獲得。田中に続いて5位に砂田、7位小野、8位森岡、12位高橋建哲と、Honda選手6名がポイントを獲得する活躍をみせた。

年間ポイントランキングでは、総合1位に輝いた田中に続き、出場回数が少ないながら確実な活躍をみせた本多が総合3位。小野も同点で総合4位となった。田中は来シーズン再び国際A級スーパーへ挑戦する予定となっている。

Race Report

Rd.01 中部大会：本多元治、ベテラン勝負を制する

Rd.02 九州大会：田中善弘と徳丸新伍が表彰台を獲得

Rd.03 関東大会：田中善弘が圧勝、本多元治が2位

Rd.04 北海道大会：小野貴史が2位。田中善弘は4位となる

Rd.06 中国大会：田中善弘勝利でランキングもトップ。小野貴史が2位となる

Rd.07 近畿大会：田中善弘が2連勝でランキングトップをキープ

Rd.08 東北大会：田中善弘、今季4勝目でチャンピオン。砂田真彦が5位となる

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