決勝スタート前進行の時間に雨が落ちます。空は明るいものの、どう天候が変化するのかわからない状況となります。マシンがグリッドに行きますが、雨が強くなりレースディレイとなります。ウエット宣言が出され2周減算の11周で争われることになりました。再スタートの進行時には、天候が回復して全車、ドライタイヤでグリッドに着きます。ホールショットは埜口でしたが、小山がデグナーカーブで首位を奪い、オープニングラップを制します。小山、荒川、埜口、佐野優人(ヤマハ)、國峰、長尾健吾(ヤマハ)、と続きます。2周目、荒川が130Rで小山をパス、荒川、小山、埜口が続き、この3台がトップ争いを繰り広げました。その後方、國峰、長尾の4番手争いとなります。長尾がオーバーランし、國峰が単独4番手となりトップ争いを追いかけます。長尾は、國峰に再び、追いつき、佐野勝人(ヤマハ)、阿部恵斗(ヤマハ)の争いとなります。
6周目に小山が130Rで荒川を捉え、再びトップを奪います。小山、荒川、埜口のトップ争いは続き、4番手争いは國峰、長尾、佐野、阿部の争いとなります。8周目に130Rで荒川が前に出ます。荒川、小山、埜口のトップ争いは僅差で続きますが、荒川は逃げ始めます。9周目長尾が4番手浮上します。國峰、阿部、佐野とポジションが変わります。最終ラップ、埜口がスプーンで荒川のインに飛び込み2番手に上がりますが、クロスラインで、荒川が埜口を捉えて2番手を奪い返します。小山がトップで最終シケインに入りますが、転倒車が出たことで、黄旗が振られており、仕掛けることはできずに、そのままの順位で最終コーナーを駆け下り、小山が優勝、2位荒川、3位に埜口、國峰は5位でチェッカーを受けました。表彰台をHonda勢が独占する圧勝となりました。