Race
INDY 2025
Round 10

Honda開幕10連勝達成。ミッドオハイオでディクソンが今季初勝利

us Mid-Ohio Sports Car Course

アメリカ東部のオハイオ州中央部にある全長2.258マイルのミッドオハイオ・スポーツカーコースで2025年インディカー・シリーズ第10戦、Hondaインディ200が開催され、Hondaは開幕10連勝を遂げました。

Honda開幕10連勝達成。ミッドオハイオでディクソンが今季初勝利

2ストップと3ストップに作戦が分かれたチームメート同士の手に汗握るトップ争いは、予選9番手から2ストップでゴールまで走りきったスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が今シーズン初勝利を挙げ、アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)が2位表彰台を獲得しました。

得意のミッドオハイオにおける7勝目を記録したディクソンは、21年連続でシーズン1勝以上を達成。通算勝利数を59回へと伸ばした彼は、あと8勝でA.J.フォイトの67勝と並ぶ歴代最多勝ドライバーとなります。

気温33℃の炎天下で行われたレースは、昨年までよりも10周多い90周で争われ、ハイスピードでの周回と燃料セーブを両立させるスキルでシリーズナンバーワンといわれるディクソンが、その能力の高さを改めて証明しました。今シーズン3回目のポールポジションからスタートしたパロウは、3ストップ作戦を採用して75周ものリードラップを記録したものの、ゴール前7周目に一瞬コースオフしたためディクソンに先行を許し、2位でのゴールとなりました。

ミッドオハイオ・スポーツカーコースは、Hondaが1982年に日本の自動車メーカーとして初めてアメリカで四輪車の生産を開始したオハイオ工場から約60マイルの距離にあります。それらの工場では毎年40万台を超すHonda車、Acura車が生産され、四輪車や二輪車、汎用製品の研究開発も行われています。ハイブリッドシステム導入から1年を迎えた今回のレースには、数千人ものHonda関係者が応援に駆けつけました。その観客の前で4人のHondaドライバーが全90周をリードして、今シーズン4回目の1−2フィニッシュで開幕から10戦全勝を記録し、8人がトップ10フィニッシュを達成しました。予選5番手だったコルトン・ハータ(Andretti Global)は最終ラップに1台をパスして4位でフィニッシュし、フェリックス・ローゼンクヴィストとマーカス・アームストロング(ともにMeyer Shank Racing)は揃って6、7位でゴール。3勝して総合ランキング2位につけているカイル・カークウッド (Andretti Global)は、Hondaカラーのマシンで粘り強い戦いぶりを見せて8位でゴールし、リナス・ヴィーケイ(Dale Coyne Racing)は26番手スタートから2ストップ作戦で9位まで大きく順位を上げました。さらに、予選3番手だったキフィン・シンプソン(Chip Ganassi Racing)が10位フィニッシュを遂げました。

パロウは今シーズン2回目の2位、8回目の表彰台フィニッシュで総合ランキングトップを堅持。113ポイント差のカークウッドも2位をキープしています。

インディカー・シリーズは次週アイオワ州へと移動し、全長0.875マイルのショートオーバルコースで第11、12戦を開催します。


Scott Dixon
Scott Dixon 9
Chip Ganassi Racing
大変な一日でした。レース終盤は運にも恵まれましたが、2ストップでゴールまで走りきることができたのは、Hondaエンジンと長持ちしたタイヤのおかげです。2ストップを成功させたチームは少なかったと思います。それを可能にしてくれたHRCのみんなに心から感謝します。これでミッドオハイオは自身7勝目です。

Alex Palou
Alex Palou 10
Chip Ganassi Racing
あの大きなミスをおかすところまでは、とてもいい一日でした。今週末の私たちは本当にすばらしいスピードを誇っていました。ポールポジションを獲得し、多くの周回をリードしました。不運にも残り10周を切ってからの第9コーナーでコースオフし、リードを失ってしまいましたが、マシンはすばらしかったし、チームのみんなが見事な仕事をしてくれていました。HondaとHRCが我々に与えてくれた燃費性能のおかげで、スコットはチームに勝利をもたらしました。2つの異なる戦略を採用できたのもすばらしかったと思います。もっとハッピーになれていたかもしれませんが、全体的にはとてもいい週末だったと思います。

Kyle Kirkwood
Kyle Kirkwood 27
Andretti Global
すばらしいレースだったとは言えませんが、ポイントを獲得できてよかったです。取れるところでポイントは取り、ライバルたちの接近を許さないようにしたいです。今日は燃費走行の作戦がうまくいきました。うまくいったチームは、どこも簡単に戦っていたように見えたかもしれませんが、それはHondaエンジンの燃費性能のおかげです。全体的なパフォーマンスにも満足しています。Hondaは1−2フィニッシュを記録し、開幕10連勝。2桁勝利という大きな記録が達成されました。アイオワが楽しみです。Hondaのために11勝目を挙げたいですね。

Kelvin Fu
Kelvin Fu -
Vice President, HRC US
10連勝! 2025年は本当にすばらしい年となっています。毎年このようなことが実現できるわけではないので、好成績を思いきり楽しむようHRCのメンバーには言っています。今日のレースも最高でした。Chip Ganassi RacingおよびHondaの1-2で、“ミスター・ミッドオハイオ”と呼ぶべきスコット・ディクソンが再び表彰台のトップに立ちました。彼は常に優勝候補の一人ですが、ミッドオハイオなどの燃費レースでは特に最有力候補に挙げられます。ミッドオハイオ通算7勝目というのは、とても印象的な記録だと言えます。また、彼がこのようなパフォーマンスをHondaオハイオの多くの仲間たちの前で見せることができたのは、とてもすばらしいことでした。Hondaのみんなの努力なしに私たちはレースを戦うことはできないのですから。彼らのハードワーク、そして今日応援に来てくれたことに感謝します。


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