Race
INDY 2025
Round 3

カークウッドとパロウが1-2フィニッシュを達成し、Honda勢が開幕3連勝を挙げる

us Streets of Long Beach

4月13日(日)、インディカー・シリーズ第3戦、Acuraグランプリ・オブ・ロングビーチが開催されました。カリフォルニア州ロングビーチのストリートコースを舞台とするレースは今年が開催50周年。多くのファンを集めて華々しく行われました。

カークウッドとパロウが1-2フィニッシュを達成し、Honda勢が開幕3連勝を挙げる

決勝レースのスタートは日曜日の午後1時。曇り空から薄陽が射し込んではいましたが、気温は20℃を下回る涼しいコンディション下での戦いとなりました。ポールポジションからスタートしたカイル・カークウッド(Andretti Global)は、ミスのない完璧な走りを続け、46周のリードラップを記録して勝利のチェッカーフラッグを受けました。2位でゴールしたのは今シーズンの開幕戦から2連勝を記録してきているアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)で、Honda勢はAmerican Hondaのおひざ元での1−2フィニッシュを達成しました。

インディカー・シリーズがハイブリッドパワーユニットを採用し始めたのは2024年の7月でした。ロングビーチの全長1.968マイルのストリートコースでハイブリッドが使用されるのは今回が初めてで、レース距離は昨年までより5周長い90周とされました。カークウッドはピットストップを3回行い、ソフトとハードの両方のタイヤで安定した速さを見せ続け、ロングビーチでの2勝目、キャリア3勝目を達成しました。2位でゴールしたパロウに2.6859秒の差をつける堂々たる勝利でした。

開幕2戦の優勝に続いて表彰台を獲得したパロウも、年間ポイントトップの座を保ち、2位に浮上したカークウッドに対し34点のリードを築いています。そして、開幕3連勝という力強いシーズンスタートを切ったHondaは、マニュファクチャラーズポイントでライバルのシボレーに69点の差をつけています。

今回Honda勢は、1−2フィニッシュを飾った2人以外にも4人のドライバーがトップ10でゴールしました。フェリックス・ローゼンクヴィスト(Meyer Shank Racing)は4位、コルトン・ハータ(Andretti Global)は7位でゴール。これまでシリーズチャンピオンに6回輝き、ロングビーチでもキャリア2勝を挙げているスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は、ハードタイヤでスタートする作戦を成功させ、14番手スタートから8位でフィニッシュしました。そして、参戦2年目のキフィン・シンプソン(Chip Ganassi Racing)は10位。自身のキャリア初となるトップ10入りを果たしました。

インディカー・シリーズ第4戦はアメリカ南部アラバマ州の常設ロードコース、バーバー・モータースポーツ・パークで5月2~4日に開催されます。


Kyle Kirkwood
Kyle Kirkwood 27
Andretti Global
 最高の一日になりました。Hondaがここで結果を出すためのツールを与えてくれました。パワーも燃費も素晴らしく、戦略も最高のものを採用できました。みんなHondaのおかげです。このような成果が得られるからこそ私たちはハードワークをこなし、レースで勝利を手に入れることができるのです。HondaのホームでのレースであるAcuraグランプリ・オブ・ロングビーチで、勝利を収めることができたのは本当に大きなことです。これからさらに勝利を重ねることを楽しみにしています。今回ロングビーチ50周年という歴史的なイベントで、こうしてHondaとAndretti Globalに勝利をもたらすことができたのは本当に大きな意味を持っています。 

Alex Palou
Alex Palou 10
Chip Ganassi Racing
 優勝は逃しましたが、率直に言って、良い週末だったと思います。表彰台フィニッシュの達成は、いつだって嬉しいものです。しかし、今日のカークウッド選手は速かったです。全体を通して見ると、スタートで2つポジションを落としたことを除けば完璧な仕事だったと言え、力強く戦うことのできた週末でした。Acuraグランプリ・オブ・ロングビーチでHondaが1-2フィニッシュを飾ることができたのは素晴らしいことだったと思います。次のレースが待ちきれません。 

David Salters
David Salters
 カイル・カークウッドとAndretti Globalチームに、そしてアレックス・パロウとChip Ganassi Racingチームに大きな賛辞を送ります。HRC USの全員がこの日のために大きな努力をしてきました。インディカー・シリーズで、パフォーマンスをさらに引き出すために懸命に頑張ってきたことが報われました。シーズン序盤のスタートは上々ですが、これからも気を抜かずに頑張っていきます。 


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