Race
INDY 2024
Round 16

ダブルヘッダーのレース2でディクソンが2位に入り、史上最多142回目の表彰台登壇

us Milwaukee Mile

9月1日(日)、インディカー・シリーズ第16戦がザ・ミルウォーキー・マイルでダブルヘッダー2戦目として行われました。

ダブルヘッダーのレース2でディクソンが2位に入り、史上最多142回目の表彰台登壇

コーナーにつけられたバンク角が9.25度と小さく、フラットに近いザ・ミルウォーキー・マイル。レース1は土曜日の夕方からのスタートでしたが、日曜日のレース2は14時過ぎにスタートしました。ミルウォーキーは2日続けて好天に恵まれ、大勢のファンが見守る中で27台のインディカーが抜きつ抜かれつのエキサイティングなバトルを250周、250マイルにわたって展開。レース1の667回というコース上でのオーバーテイク回数は人々の予想を大きく上回るものでしたが、レース2ではそれよりも多い763回ものオーバーテイクが起こりました。

6回のインディカー・シリーズタイトル獲得を誇るスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)は17番手スタートからすばらしい走りをみせ、2位までポジションを上げてHonda勢のトップでゴールしました。ディクソンの表彰台登壇は今回で142回目となり、インディカー・シリーズにおける新記録を樹立しました。

コルトン・ハータ(Andretti Global w/ Curb-Agajanian)は、ディクソンに続く3位でゴール。24歳のカリフォルニア出身ドライバーは初めてオーバルレースでトップ3フィニッシュを果たし、表彰台に上がりました。

ハータのチームメートたちもレース2で見事な戦いぶりを披露しました。マーカス・エリクソン(Andretti Global)は16番手スタートながら着々とポジションを上げ、最終ラップでアレクサンダー・ロッシ(シボレー)をパスしてトップ5に食い込みました。カイル・カークウッド(Andretti Global)も19番手スタートから8位にまで順位を上げてゴール。チームの3人全員がトップ10フィニッシュを記録したのです。

ポイントリーダーのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は、ウィル・パワー(シボレー)を33点リードして最終戦の行われるテネシー州ナッシュビルへと向かいます。

前日のレース1を5位でフィニッシュしたパロウは、レース2でももちろん上位を目指していました。しかし、グリーンフラッグを受ける前のフォーメーションラップ中に全車共通のバッテリーにトラブルが発生し、パドックでの修理が必要となりました。クルーたちは大急ぎでマシンを走れる状態に戻し、パロウは遅れてレースに参加。ゴールまで全力で追い上げ続けて19位でゴールしました。

ディクソンとパロウのチームメートでルーキーのリヌス・ルンドクヴィストは、今回のレースで2024年ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得を決めました。Hondaドライバーによる栄えあるルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得はこれで3年連続です。

2024年のインディカー・シリーズは1週間のインターバルの後、アメリカ南部のテネシー州ナッシュビル郊外にある全長1.33マイルのオーバルコース、ナッシュビル・スーパースピードウェイで最終戦を迎えます。


Scott Dixon
Scott Dixon 9
Chip Ganassi Racing
今週末の私たちは、厳しいスタートを切っていました。プラクティスと予選でのマシンはバランスが悪く、窮地に追い込まれてしまいました。昨日のレースもまったくツキがありませんでした。しかし、今日は17番手スタートから大きく順位を上げて2位でフィニッシュできました。今日の私たちのマシンは、特にロングランで速いマシンになっていました。9号車に関わるすべての皆さん、そしてもちろんHondaの人々のサポートに深く感謝します。今日のレースは、夢のように楽しく走ることができました。

Alex Palou
Alex Palou 10
Chip Ganassi Racing
少し悲しく、残念だと感じています。 今日はエンジンが止まってしまい、一度はマシンが完全に直ったと思ったのですが、またストップしました。今回のトラブルは、私やチーム、あるいはHRCがコントロールできる範囲の外で起きました。スポーツですから、こういうことも起こり得ます。私たちはバッテリーを交換し、レースに復帰しました。そこからは安心して走り続け、もう1点、さらにもう1点と獲得ポイントを増やしていきました。すばらしい一日とはいえませんが、もっと悪い結果になっていた可能性もあったと思います。


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