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INDY 2024
Round 14

パロウが2位に入り総合ランキングトップをキープ

us Portland International Raceway

8月25日(日)、インディカー・シリーズ第14戦がポートランド・インターナショナル・レースウェイで行われました。

パロウが2位に入り総合ランキングトップをキープ

シーズンも残すところ4戦となった第14戦は、アメリカ西海岸北部のオレゴン州ポートランドで開催され、ポイントリーダーのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)が2位でフィニッシュし、今シーズン6回目の表彰台に上がりました。

ポートランドは北海道の北端とほぼ同じ緯度にあり、8月下旬の快晴下でも日中の気温は23℃と、初秋を感じさせる快適なコンディションで110周のレースが行われました。今大会は常設ロードコースにおける今季最後のレースです。

ワシントン州との州境を流れるコロンビア川沿いに作られた全長1.964マイルのポートランド・インターナショナル・レースウェイは、フラットなレイアウトながら非常にテクニカルなコースで、メインストレートエンドのハードブレーキングでオーバーテイクが頻発します。

パロウは予選で3番手につけ、グリッド2列目からスタート。8周目の第1コーナーで2番手にポジションを上げ、トップを追いました。前方を行くライバルはハードタイヤでスタートし、残り3スティントすべてにソフトタイヤを投入する戦略を採用。対するパロウは同じくハードタイヤでのスタートでしたが、1回目のピットストップではハードタイヤを選び、2回目のピットでソフトタイヤにスイッチ。そして最終スティントではハードタイヤを装着と、ライバルと異なる作戦で優勝を目指しました。しかし、逆転のチャンスを作り出すことはできず、2位の座をキープしてゴールを迎えました。

ポイントリーダーのパロウにとっては価値ある2位で、2年連続3回目となるシリーズタイトル獲得に向けて大きく前進しました。54点の大量リードを持って、残りの3レースに臨みます。

総合ランキング2位で今大会を迎えたコルトン・ハータ(Andretti Global w/ Curb-Agajanian)は、8番グリッドから4位でフィニッシュ。総合ランキングは3位となりましたが、パロウとの差は67点で、逆転タイトルの可能性が残されています。

デビュー2年目、フルシーズンを戦うのは今年が初めてのマーカス・アームストロング(Chip Ganassi Racing) は、今シーズン5回目のトップ5フィニッシュとなる5位入賞。マーカス・エリクソン(Andretti Global)は10番手スタートから6位、グレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)は12番手スタートから9位、カイル・カークウッド(Andretti Global)は11番手スタートから10位と、Hondaドライバー6人がトップ10でフィニッシュしました。

インディカー・シリーズは休む間もなく、8月31日(土)に第15戦、9月1日(日)に第16戦が行われるウィスコンシン州ミルウォーキーへと向かいます。


Alex Palou
Alex Palou 10
Chip Ganassi Racing
今日もチームはすばらしい仕事をしてくれましたが、作戦面では少しミスをおかしたかもしれません。昨日の予選をアグレッシブに戦ったことで、状態のいいソフトタイヤをレースに向けて残しておけませんでした。ソフトタイヤとハードタイヤの性能がかなり近いと考えていたのですが、実際のハードタイヤでの走りはとても厳しいものでした。次のミルウォーキーでは、もっと多くのポイントをかせぎたいと思います。我々はいい状況にあって、目の前にはチャンスが広がっています。 

Colton Herta
Colton Herta 26
Andretti Global w/ Curb-Agajanian
最後のピットストップで起きた問題を除けば、全体的にいい一日でした。わずかにクラッチをつなぐタイミングが早すぎて、エンジンをストールさせてしまいました。今日の私たちのマシンは4位でフィニッシュできる力を備えていたと思いますし、その通りの結果になりました。ピットクルーの皆さんの作業ぶりもよく、マシンも速かったので、私としてはハッピーです。

Marcus Armstrong
Marcus Armstrong 11
Chip Ganassi Racing
インディカー・シリーズは本当に競争が激しいです。トップ3でゴールするためには、とても多くのことを正しく行う必要があります。速いペースを保ち、運もある程度必要で、すべてがうまくいかないといけません。最近の私たちはいくつかのレースで好成績を残せていて、進歩を示せていると思います。レースエンジニアのアンジェラ・アシュモアともとても相性がよく、信頼関係を築けています。彼女のすばらしい仕事ぶりに深く感謝しています。

David Salters
David Salters
いいことも悪いこともあった一日でした。まずはいつものように、HRCのスタッフと、ともに働くパートナーであるチームの皆さんに深く感謝しています。Chip Ganassi Racingとパロウ選手、Andretti Globalとハータ選手には特にそう思います。アームストロング選手もいい走りをみせてくれました。今日の私たちは優勝を目指して戦っていました。勝利にはあと少し届きませんでしたが、2位でのゴールを悔しがっていることはいい兆候だと思います。シーズン終盤戦に向けてより一層の集中力を発揮し、私たちになにが達成できるのかを見極めたいと思います。


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