Race
INDY 2024
Round 13

ルーキーのルンドクヴィストが今シーズン2回目の表彰台

us World Wide Technology Raceway

8月17日(土)、インディカー・シリーズ第13戦がワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイで行われました。

ルーキーのルンドクヴィストが今シーズン2回目の表彰台

サマーブレークを終えた2024年のインディカー・シリーズは、残り5戦のうち4戦がオーバルレースというアメリカンモータースポーツらしい展開となりました。今大会はアメリカ中部セントルイス郊外のオーバルコース、ワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイで土曜日のナイトレースとして開催されました。

全長1.25マイルのコースを260周して争われたレースでは、ルーキーのリヌス・ルンドクヴィスト(Chip Ganassi Racing)が予選18番手から3位と大きくポジションを上げてゴールしました。第3戦バーバーで初のトップ3フィニッシュ、第7戦ロードアメリカで初ポールポジションを獲得してきたルンドクヴィスト。今大会ではレース終盤の赤旗中断後にアグレッシブかつ冷静な走りをみせて5番手から3番手へと浮上し、キャリア2度目となる表彰台登壇を果たしました。これでシリーズポイントは209点となり、総合ランキング19位からルーキー最上位の17位に浮上。スウェーデン出身の25歳は、栄えあるルーキー・オブ・ザ・イヤーへの道を前進しました。

ポイントリーダーのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は16番グリッドからのスタートでしたが、レース序盤の20周でトップ10圏内にポジションアップ。さらにペースを上げたパロウはトップ3を狙える位置で走り続け、4位フィニッシュを達成しました。持ち前の粘り強さを発揮しての上位入賞で32点を獲得し、総合ランキングトップとしてのリードを49点から59点へと広げています。

コルトン・ハータ(Andretti Global w/ Curb-Agajanian)は予選でアクシデントがあり、スタート位置は27台中25番手と最後尾近くでした。しかし、グリーンフラッグが振り下ろされると驚異的なスピードをみせ、次から次へとライバルをパス。パロウと同じく、20周を終える前にはトップ10圏内にポジションを上げていました。レース終盤には3番手を走行していたものの、バトル中のライン取りによってペナルティーを科されて5位となりましたが、総合ランキングではパロウに次ぐ2位にまでジャンプアップ。初のシリーズチャンピオンを視野に入れて、残り4レースを戦います。

スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)はフルコースコーションの活用や燃費走法などの戦略を駆使して19番グリッドから11位でフィニッシュし、総合ランキング3位を守りました。パロウとのポイント差は65点で、史上最多タイとなる7度目のタイトル獲得を十分に狙える位置につけています。

2024年のインディカー・シリーズのドライバーズ・ランキングは13戦を終えて、Hondaドライバーがトップ3を占めながら、残りの4レースに向かうこととなりました。次戦は8月25日(日)、西海岸のオレゴン州ポートランドで行われます。今シーズン最後の常設ロードコースでの戦いです。


Linus Lundqvist
Linus Lundqvist 8
Chip Ganassi Racing
あらゆる要素が少しずつ含まれたおもしろいレースでした。レース序盤は燃料をセーブする戦略でしたが、中盤には全力でアタックすることに変更し、フルスロットルで走りました。そしてレース終盤、ゴール目前の6周のうち5周で私たちはすべてを成し遂げました。ここで表彰台に上がることができて本当にうれしく思います

Alex Palou
Alex Palou 10
Chip Ganassi Racing
長い一日を戦い抜くことができました。とても長いレースでさまざまなことが起こるというのは分かっていましたから、生き残ることを第1の目標に定め、それを成し遂げました。そして、チャンピオンシップポイントを多く加算できました。もっといい結果を手にすることも可能だったと思います。もちろん、どんなレースでも勝ちたいと思っていますが、今日はすべてが10号車のチームにとってうまくいったことを喜んでいます

Colton Herta
Colton Herta 26
Andretti Global w/ Curb-Agajanian
それほど悪い結果ではありませんが、表彰台に上がれなかったのは残念です。後方スタートからトップ3フィニッシュができればすばらしかったと思います。しかし、今晩のレースは全体的に見て今シーズンのベストレースではないでしょうか。とても多くのオーバーテイクを達成できました。いいマシンを手にしていればライバルたちをパスできますが、もちろん全力を注がないことにはそれはかないません。Hondaエンジンを搭載した私たちのマシンは本当に速く、レースを通してスピードをみせ続けることができて、私はとてもハッピーです。まだ多く残されているオーバルレースに向けて準備はできています。そしてもちろん次戦のロードコース、ポートランドに対する準備も万端です


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