Race
INDY 2024
Round 12

ハータ&カークウッドでAndretti Globalが1-2フィニッシュ。Honda勢がトップ7独占

ca Streets of Toronto

7月21日(日)、インディカー・シリーズ第12戦がカナダ・トロントの市街地コースで行われ、コルトン・ハータ(Andretti Global w/ Curb-Agajanian)がポール・トゥ・ウインを達成しました。

ハータ&カークウッドでAndretti Globalが1-2フィニッシュ。Honda勢がトップ7独占

ハータは金曜日から行われた3回のプラクティス、土曜日の予選でもトップタイムをマーク。決勝では85周のうち81周をリードして、今シーズン初勝利を収めました。キャリア通算では8勝目で、トロントでは初優勝。Hondaとしてはトロントでの3年連続13勝目となりました。全長1.786マイルのストリートサーキットでのレースは5回のコーションフラッグが出され、多重クラッシュによる赤旗中断もありましたが、その中でハータは圧倒的な強さをみせつけました。

予選2番手だったカイル・カークウッド(Andretti Global)は、ハータのすぐ後ろの2番手を走り続け、0.3469秒差の2位。Andretti Globalは2023年の第3戦ロングビーチ以来となる1-2フィニッシュを飾りました。

3位から5位まではスコット・ディクソン、アレックス・パロウ、マーカス・アームストロングの順でChip Ganassi Racing勢が並び、6位のデビッド・マルカス(Meyer Shank Racing)、7位のクリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)まで、Honda勢がトップ7独占を成し遂げました。

Chip Ganassi Racingは、ディクソンが予選15番手から3位、パロウが18番手から4位、アームストロングは13番手から5位と、それぞれ大幅なポジションアップに成功。昨年のトロントウイナーのルンガーも16番手スタートから7位と大きく順位を上げました。彼のチームメートのグレアム・レイホールもトップ10フィニッシュを果たしています。

インディカー・シリーズはパリ五輪開催のため3週間の中断を挟み、次戦の決勝は8月17日(土)にセントルイス郊外のワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイで開催されます。


Colton Herta
Colton Herta 26
Andretti Global w/ Curb-Agajanian
長い間、勝利のドアをノックし続けていましたが、41戦もの長い間、私たちは勝てずに非常に悔しい思いをしていました。マイケル・アンドレッティがオーナーのこのチームは常に完ぺきさと結果を求めます。チームで働く人々も、結果を求めています。今日、私たちのマシンはとても速く、ついに勝利をつかむことができました。そこまでにはとても長い時間がかかりました。「この後の長い休みがなければいいのに!」と思うほど、次のレースが待ちきません。すぐにレースに戻りたいですし、また勝ちたいです

Kyle Kirkwood
Kyle Kirkwood 27
Andretti Global
ストリートコースでのHondaとAndretti Globalのコンビネーションはとてもすばらしく、今週末の私たちは最初から最後までずっと強さを保てました。スタートとリスタート、スティントを通してのペース、そして燃費、どれもよかったと思います。レースの間、私たちはずっといい位置にいることができました。HondaとAndretti Globalの皆の見事な仕事ぶりに脱帽です。今日の勝利はドライバーの力だけでは成し得ませんでした

Scott Dixon
Scott Dixon 9
Chip Ganassi Racing
昨日は悔しい一日でした。マシンは速かったのですが、予選で前走車との間にスペースを作ろうとして、それが悪い結果を招いてしまいました。私の大きなミスでしたが、マシンが速いことは分かっていました。レースでの私たちはタイヤをいたわりながら、いつものようにHondaエンジンの燃費のよさを武器に戦いました。そして、前走車がいなくなったところでペースを上げて、大勢のライバルの前に出ることができました。6~8台をパスしたと思います。最高のマシンを用意してくれたチームに感謝します。今日は多くのポイントをかせぐことができて、悪くない一日でした。10号車(パロウ)がすぐ後ろでゴールしたので、総合ランキングで彼に追いつくにはもう少し努力が必要です

Alex Palou
Alex Palou 10
Chip Ganassi Racing
Hondaにとってすばらしい日になりました!ミッドオハイオとアイオワはあと一歩のところでしたが、Hondaとハータ選手がハイブリッド時代の初勝利を挙げられたことをうれしく思います。ディクソン選手は15番手から3位でゴールし、私は18番手から4位に入りました。アームストロング選手も5位フィニッシュと、チームにとってすばらしい一日となりました。後方からのスタートだったのが残念ですが、マシンは本当に速かったです。燃費もよく、作戦もよかったと思います。次のレースが楽しみです

David Salters
David Salters
何よりもまず、トロントでの週末を制覇したHRC USの勤勉で賢明なスタッフの皆を心から祝福したいと思います。ポールポジションを獲得し、トップ3グリッドの独占も果たしたことで、私たちはいいスタートを切ることができました。そしてレースでは表彰台のみならず、トップ7のポジションをも独占できました。このストリートコースにおいて、私たちはHondaのハイブリッドがドライブして楽しく、圧倒的な力を発揮することを証明したと思います。今日のこの結果は、シミュレーターやサーキットでのテストにおいてHRCとチーム、そしてドライバーが協力し、新しいハイブリッドシステムを開発したことで得られました。皆のチームワークが報われ、最高の状態で休みに入ることができます


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