ハータは金曜日から行われた3回のプラクティス、土曜日の予選でもトップタイムをマーク。決勝では85周のうち81周をリードして、今シーズン初勝利を収めました。キャリア通算では8勝目で、トロントでは初優勝。Hondaとしてはトロントでの3年連続13勝目となりました。全長1.786マイルのストリートサーキットでのレースは5回のコーションフラッグが出され、多重クラッシュによる赤旗中断もありましたが、その中でハータは圧倒的な強さをみせつけました。
予選2番手だったカイル・カークウッド(Andretti Global)は、ハータのすぐ後ろの2番手を走り続け、0.3469秒差の2位。Andretti Globalは2023年の第3戦ロングビーチ以来となる1-2フィニッシュを飾りました。
3位から5位まではスコット・ディクソン、アレックス・パロウ、マーカス・アームストロングの順でChip Ganassi Racing勢が並び、6位のデビッド・マルカス(Meyer Shank Racing)、7位のクリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)まで、Honda勢がトップ7独占を成し遂げました。
Chip Ganassi Racingは、ディクソンが予選15番手から3位、パロウが18番手から4位、アームストロングは13番手から5位と、それぞれ大幅なポジションアップに成功。昨年のトロントウイナーのルンガーも16番手スタートから7位と大きく順位を上げました。彼のチームメートのグレアム・レイホールもトップ10フィニッシュを果たしています。
インディカー・シリーズはパリ五輪開催のため3週間の中断を挟み、次戦の決勝は8月17日(土)にセントルイス郊外のワールド・ワイド・テクノロジー・レースウェイで開催されます。