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INDY 2024
Round 11

パロウが2位フィニッシュでポイントリーダーの座を保つ

us Iowa Speedway

7月14日(日)、インディカー・シリーズ第11戦が、前日の第10戦に続いて、アイオワ・スピードウェイで行われました。インディカー・シリーズはこの小さなハイスピードオーバルにて、恒例としてダブルヘッダーで開催してきました。今年はレース1が土曜日の夕方から、レース2は日曜日の日中に行われ、いずれもレース距離は250周ですが、開催時間帯が違うため、2レースともに好パフォーマンスを発揮するのは容易ではありません。

パロウが2位フィニッシュでポイントリーダーの座を保つ

先週のHondaインディ200アット・ミッドオハイオで初めて実戦投入されたインディカーのハイブリッドシステムは、今週末、初めてオーバルレースで使用されました。ドライバーたちは、短いバックストレート、そして、第4コーナーからバンクのついたピット前ストレートでハイブリッドパワーを使いながら超高速の接近戦を繰り広げました。

ポイントリーダーのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は、レース1では3番グリッドから発進するも、アクシデントによる23位という悔しい結果でしたが、レース2ではフロントロー外側の2番グリッドからスタート。1回目のピットストップを終えたところでトップに立ち、この日最多となる103周ものリードラップを記録したパロウは、2回目のピットストップでライバルに先行され、終始トップ争いを繰り広げたものの2位でフィニッシュ。最後まであきらめなかったパロウの猛プッシュは、スタンドを埋めたファンから大きな歓声を浴びていました。

これで今シーズン5回目のトップ3フィニッシュを達成したパロウは、2年連続、3回目のシリーズタイトル獲得に向けてポイントリーダーの座を守りました。今週末で全17戦のうち11戦が終了しましたが、パロウは総合ランキングにおいて2位に35点の差をつけています。

スコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)はレース1に続いて、今日のレースも4位でゴール。安定した戦いぶりでチャンピオンシップポイントを大量に獲得し、総合ランキングでは4位となりました。ディクソンが残り6戦で目指すのは、史上最多タイとなる7回目のシリーズタイトル獲得です。

予選4番手だったコルトン・ハータ(Andretti Global w/ Curb-Agajanian)は5位でフィニッシュし、総合ランキングでは6位につけています。そして、予選8番手からスタートしたグレアム・レイホール(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、今シーズンの自己ベストリザルトとなる8位でゴールしました。


Alex Palou
Alex Palou 10
Chip Ganassi Racing
今日はよい結果が得られました。昨日は多くのミスをおかし、私たちにとってあまりよくない一日となっていました。しかし、今日はばん回しました。昨日に続き、今日のレースでもオーバーテイクは非常に難しく、ピットストップで1台にパスされました。それでも、私たちは2位でゴールできたのですから、次戦のトロントを楽しみにしたいと思います

Scott Dixon
Scott Dixon 9
Chip Ganassi Racing
今週末は、4位を連続で獲得できました。9号車のマシンに関わるスタッフ全員がとてもいい仕事をしてくれたおかげです。これまではアイオワ・スピードウェイではいつも走行ラインが複数あり、サイド・バイ・サイドの戦いが繰り広げられてきましたが、今年は違いました。来年に向けて、2本目のラインを取り戻す方法を考えたいです

Graham Rahal
Graham Rahal 15
Rahal Letterman Lanigan Racing
昨日はホイールが壊れ、悔しい思いをしました。8本あるスポークのうちの1本だけしか残っていませんでした。その1本に感謝すべきだとも思いますが、今日はクルーたちが確かな仕事をして、速いマシンを用意してくれました。実際、私たちのマシンは今週末ずっと速かったと思いますし、今日のレースではその実力をみせることができました。ピット作業もよかったと思います。私たちは多くの面に磨きをかけています。ハイブリッドに関しては、燃料ミクスチャーセッティングとの関係性やパワー回生のやり方など、依然として勉強中です。今日は前を走るライバルに迫れたものの、マシンが滑ってもいました。それでも、土曜日よりもいいレースを戦えました


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