Race
INDY 2024
Round 5

INDY500決勝でディクソンが3位

us Indianapolis Motor Speedway

5月27日(月)、第108回インディアナポリス500マイル(INDY500)の決勝がインディアナポリス・モーター・スピードウェイで行われました。今年が108回目の開催となる今大会は、スタート予定時刻を前に雷雨に見舞われ、4時間も遅れてスタートが切られました。天候の回復を辛抱強く待った大勢のファンは、そのかいあってフルディスタンスの500マイル、200周にわたる熱い戦いを目撃することとなりました。

INDY500決勝でディクソンが3位

全長2.5マイルのインディアナポリス・モーター・スピードウェイに集まった大観衆を前に、33台のインディカーが時速220マイル(約350km)を超えるハイスピードでバトルを展開しました。フルコースコーションは8回も出され、ピットタイミングが勝敗に影響を及ぼす戦いに。21番手スタートのスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が、6回のピットストップを行う作戦でレース終盤にトップ争いへと食い込んでいきました。予選14番手だったアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)、予選11番手だったカイル・カークウッド(Andretti Global)も終盤戦で上位へと進出します。しかし、優勝には手が届かずディクソンがHondaエンジン勢トップの3位でゴール。パロウは5位、カークウッドはピットロードでの接触で科せられたペナルティーを乗り越えて7位でフィニッシュしました。

今回で15回目のINDY500参戦となる佐藤琢磨(Rahal Letterman Lanigan Racing)は、予選では目標通りにトップ10入りを達成し、決勝に臨みました。レース序盤は12番手周辺を走り、ピット作戦を成功させてポジションを上げていくシーンもありましたが、リスタート時に科せられたペナルティーによって後退を余儀なくされ、14位でのゴールとなりました。

今シーズン第4戦ですでに1勝しているパロウは、INDY500でのトップ5フィニッシュによってポイントリーダーの座を守り、総合ランキング2位に位置するディクソンとのポイント差は20ポイントです。コルトン・ハータ(Andretti Global w/ Curb-Agajanian)は同ランキング4位と、Hondaドライバー3人が総合ランキングのトップ4につけています。

インディカー・シリーズは休む間もなく、今週末にミシガン州デトロイトのダウンタウンで開催される第6戦へと向かいます。


Scott Dixon
Scott Dixon 9
Chip Ganassi Racing
厳しい戦いでしたが、チームがマシンをすばらしいものに仕上げてくれていました。中団を走行していた時のリスタートでは順位を下げることもありましたが、トップグループと違うピットタイミングを採る作戦によって上位へポジションを上げると、非常にいいリスタートを切ることができるようになりました。一気にトップ争いまで進出した私たちは、ゴールを前にした戦いでコース全域をアクセル全開で走ることができていました。しかし、トップグループでのポジション争いを制し、レースを再びリードするだけのスピードが自分たちのマシンにはありませんでした

Alex Palou
Alex Palou 10
Chip Ganassi Racing
INDY500では勝つことしか考えていないので、今日の結果はとても悔しいです。レース中のわずかな時間でしたが、とてもいい状態にあると感じることができていました。しかし、上位陣と異なる作戦を採用したことで、スローペースで走らざるを得ませんでした。ほかのマシンよりも燃料を少しセーブしなければならず、そのせいで後方の集団に戻ってしまい、そこから動くことができませんでした。あのポジションからは誰も上位進出はできなかったと思います。それでも、トップ5に入れたことはうれしいです。今日、上位で戦っていたライバルたちに苦戦を強いることもできましたから満足しています

Kyle Kirkwood
Kyle Kirkwood 27
Andretti Global
今日は何度後方まで順位を下げたことか、自分でもはっきり覚えてはいません。しかし、私たちは戦い続け、ポジションをばん回することができていました。Hondaパワーがすばらしかったからです。燃費も非の打ちどころがありませんでした。燃費のよさを活かしてコース上に長くとどまり、ポジションを上げていく戦いができていました。その点に私は満足しています。7位で喜ぶことはできませんが、チャンピオンシップポイントでの争いで上位に残ることはできました。デトロイトでまた頑張ります

Takuma Sato
Takuma Sato 75
Rahal Letterman Lanigan Racing
本当に大変なレースでしたが、チームのみんなは全力を尽くしてくれました。5月を通じて、チームとして大きく前進できました。ナンバー75のマシンも、みんなと一緒に非常にいい走りができました。今日は夕方になって少し涼しくなった時、ストレート上では残念ながらドラッグが大きめだったような気がしています。おかげでスピードが思ったほど伸びませんでした。一方でスティントの半ばではとても強力でした。ある時は、集団の後方まで移動しなければいけませんでしたが、そこから力強くばん回できたので、メカニックたちがしてくれたことには深い誇りを感じています。最終的な成績は私たちの期待には届きませんでしたが、この結果をポジティブに受け止め、前に向かっていきたいと思います。このチームで再び走る機会を与えてくれたボビー、マイク、デイヴィドの3人にも心からお礼を申し上げます。タイトルスポンサーのアマダをはじめ、パナソニック・オートモーティブ、ニテラ、デロイト・トーマツ、NAC、そしてHondaの各企業に支援していただいたことにも深くお礼申し上げます

David Salters
David Salters
悔しい一日となりました。すべての物事を考えると、今日の私たちは勝利に十分な力を備えていませんでした。体制を立て直し、問題を修正し、自分たちが何をすべきかにフォーカスし、また戦いへと戻ってきます。それがレースというものです


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