バーミングハムでのレースは今回が14回目。今年は週末を通して好天に恵まれたこともあり、キャンプをしながらレースウイークエンドを楽しむ家族も多く、コースサイドは多くの観客で埋め尽くされていました。決勝時の気温は24~25℃という快適なコンディションで、集まったファンはインディカーならではのエキサイティングなハイスピードバトルを堪能していました。
スウェーデン出身、25歳のルンドクヴィストは土曜日に行われた予選で19番手。9列目内側という後方グリッドからのスタートでしたが、全長2.3マイルのコースを90周して争われたレースを安定したペースで走りきり、強力なライバルたちをパスして3位でフィニッシュしました。アップダウンに富み、多くのコーナーを持つバーバー・モータースポーツ・パークでのレースは、今年もピットストップを2回行うか、3ストップで走りきるか、チームによって作戦が分かれました。ルンドクヴィストはレース序盤の6周目に出されたフルコースコーションを利用して最初のピットストップを行い、燃費をセーブしながらもハイペースを保つという難しいタスクをこなしながらレースを戦いました。その結果、インディカー・シリーズにおけるキャリア初の表彰台登壇を果たし、自身の総合ランキングを18位から8位へと大きくジャンプアップさせました。
Hondaドライバーたちは7人がトップ10入りを果たしました。予選5番手だったフェリックス・ローゼンクヴィスト(Meyer Shank Racing)が4位でゴール。2021年と23年インディカーチャンピオンのアレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)は5位で、総合ランキング3位につけています。予選3番手だったクリスチャン・ルンガー(Rahal Letterman Lanigan Racing)は6位でフィニッシュ。そして、コルトン・ハータ(Andretti Global w/ Curb-Agajanian)は予選15番手から8位へと大きく順位を上げてゴールし、第3戦終了時点でのポイントリーダーとなりました。さらに、マーカス・アームストロング(Chip Ganassi Racing)が9位、カイル・カークウッド (Andretti Global)が10位でゴールしました。
次戦、インディカー・シリーズ第4戦の決勝は5月10日(土)に開催されます。舞台はインディアナ州のインディアナポリス・モーター・スピードウェイです。