Practice
INDY 2024

INDY500に向けた合同テストは雨のため1日のみの走行に

us Indianapolis Motor Speedway

毎年5月に開催される世界最大級のレースであるインディアナポリス500マイル(INDY500)に向けた合同テストが開催され、34台のインディカーが集結しました。しかし、4月10日(水)と11日(木)の2日間を予定されていたテストは天候に恵まれず、十分な走行はできませんでした。

INDY500に向けた合同テストは雨のため1日のみの走行に

1日目は午前に約2時間のプラクティスが行われました。午後には5時間半と長い走行時間が用意されていましたが、強い雨のため開始からわずか1時間ほどで終了。さらに2日目は朝から雨が降り続け、天候の回復が期待できない状況だったため、そのままテスト終了が宣言されました。

INDY500には、初めて参加するドライバーに向けたルーキー・オリエンテーション・プログラム(ROP)があります。INDY500特有の時速230マイルという超高速走行に慣れるために不可欠なもので、たとえF1チャンピオン経験者であろうと、初出場であれば参加を義務づけられます。

今年のレースに挑戦するルーキーは7人で、そのうち5人がHondaドライバーです。マーカス・アームストロング(Chip Ganassi Racing)、リヌス・ルンドクヴィスト(Chip Ganassi Racing)、トム・ブロンクビスト(Meyer Shank Racing)の3人は昨秋開催されたROPを受講。今回はキフィン・シンプソン(Chip Ganassi Racing)とノーラン・シーゲル(Dale Coyne Racing)の2人がROPに参加し、これを通過してハイスピードレースへの出場権を手に入れました。

1日限りとなったテストでは、2008年のINDY500ウイナーで、シリーズチャンピオンに6度輝いているスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)が平均時速226.346マイルで3番手。昨年と21年のシリーズチャンピオン、アレックス・パロウ(Chip Ganassi Racing)が4番手、コルトン・ハータ(Andretti Global w/ Curb-Agajanian)が5番手につけました。

17年と20年のINDY500ウイナーである佐藤琢磨は、自身15回目のINDY500にRahal Letterman Lanigan Racingから参戦します。3勝目に向けてテストに臨んだ佐藤でしたが、雨のため走行は15周にとどまり、ベストラップの平均時速221.834マイルで23番手という結果でした。


Takuma Sato
Takuma Sato 75
Rahal Letterman Lanigan Racing
1日だけでテストが終了となってしまい残念です。もっともっと走りたかったです。昨年のテストも2日目が雨で中止となりました。それでも、今年のレースを戦うマシンで走行できたことには大きな意味があります。用意していたうちの4分の1ぐらいですが、テストプログラムをこなせました。75号車のクルーたちにとっても、現場でマシンを走らせる機会となりました。彼らが今後、仕事をスムーズに進めていくためにも、テストを1日だけでも行えたのは大きかったと思います。私の担当エンジニアは2020年にINDY500で勝った時と同じ、エディー・ジョーンズです。私も彼も、また一緒に働けるということで高いモチベーションを持っています。4台体制のチームですから、5月にはほかの3人のドライバーたちと力を合わせて戦いたいと思います


Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image

We use cookies

This website uses cookies in order to enhance your overall user experience.

Choose from the options below to manage your cookie preferences. Click here to read our cookie/privacy policy.