INDYCAR SERIES

佐藤琢磨、インディカー参戦200戦目を2022年シーズン開幕戦で迎える

佐藤琢磨は、インディカー・シリーズでの記念すべき参戦200戦目を、2月27日にアメリカ・フロリダ州のセントピータースバーグで決勝レースが行われる2022年シーズン開幕戦で迎えます。

佐藤琢磨、インディカー参戦200戦目を2022年シーズン開幕戦で迎える

2010年にそれまでのF1グランプリからインディカー・シリーズに活躍の場を移して以来、佐藤は通算でポールポジション獲得10回、通算勝利数6回などの記録を樹立してきました。その中には、参戦2年目で日本人ドライバー初のポールポジション獲得(2011年)、日本人初優勝(2013年)、そしてアジア人ドライバーとして初の快挙となるINDY500での2度の優勝(2017年および2020年)などが含まれています。INDY500で通算2勝以上を挙げたドライバーは、インディカー・シリーズ史上、佐藤が20人目。さらには市街地コース、ロードコース、ショートオーバル、スーパースピードウェイという、インディカー・シリーズで開催される4つの異なるタイプのコースで勝利を挙げたエリートドライバーへの仲間入りも果たしました。なお、インディカー・シリーズに参戦中の現役エリートドライバーは、佐藤を含めても5人しかいません。

この記念すべき開幕戦に、佐藤はスペシャルヘルメットを着用して参戦します。長年、佐藤が愛用してきたレギュラーヘルメットのデザインを基本とし、そのシンボルカラーをあしらった「200」の文字を両サイドに大きく描くとともに、ヘルメット全体の背景には、琢磨がこれまでインディカー・シリーズで戦ってきた35のコースを透かし柄でレイアウトしています。

頭頂部にある6個の“星マーク”はインディカー・シリーズでの通算勝利数を表すとともに、星マークの下地にはこれまでに優勝した5つのコースが配置され、通算2度制したINDY500を象徴する星マークには”17”と”20”の年号が刻まれています。

インディカー・シリーズで参戦200戦を達成したドライバーは佐藤が26人目となりますが、日本人ドライバーとしては初めての快挙です。


Takuma Sato
Takuma Sato 51
Dale Coyne Racing with RWR
今週末、インディカー・シリーズは2022年シーズンの開幕戦を迎えます。この開幕戦は、僕にとって記念すべき通算200戦目にあたります。F1での90戦に続き、インディカー・シリーズでその倍以上の200戦に参戦できたのも、すべてスポンサーの皆さま、ファンの皆さま、そしてインディカー・シリーズやチームをはじめとする関係者の皆さまに応援していただいたおかげです。本当にいつもありがとうございます。

皆さんもご存じのとおり、先ごろ冬季オリンピックが閉幕しました。日本人選手が北京で史上最多のメダルを獲得したことは本当にうれしく、僕もアメリカから観戦してたくさんのパワーをいただきました。モータースポーツでも、これと同じように日本人選手が世界の舞台で活躍することを期待していますが、コロナ禍のいま、若手選手が海外に腰を落ち着けてレース活動に取り組むことは容易ではないはずです。そうした中、僕がこうして海外で挑戦し続けることが、何らかの形で若いドライバーたちを勇気づけることに結びつけばと願っています。今年は新たなチームからの参戦となりますが、引き続き懸命にレースを戦い、皆さんに喜んでいただけるような結果を残すつもりです。これからもご声援のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます

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