佐藤凛太郎、フランスF4選手権デビュー
フランスF4選手権に参戦している佐藤凛太郎(さとう・りんたろう)が、第1大会ノガロに出場しました。難しいコンディションの中で奮闘し、厳しい状況ながらも大きな経験を積む貴重な週末となりました。

佐藤は2024年、HRS(ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿)を首席で卒業し、スカラシップを獲得。日本ではFIA F4選手権で経験を積みました。2025年からはHondaの育成プログラム「ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」に加入し、10ヶ国から30名のドライバーが参戦するフランスF4選手権に挑戦しています。このシリーズは名門FFSA(フランス・モータースポーツ連盟)アカデミー主催で、ピエール・ガスリーやイザック・ハジャーなど数多くのトップドライバーを輩出し、2020年に岩佐歩夢、2024年に加藤大翔がチャンピオンを獲得しています。
2025年のフランスF4選手権は、開幕戦ノガロを皮切りに、ル・マンまで全6大会で構成されます。各大会は3レース制で、スターティンググリッドには独自のルールが採用されています。レース1は予選のベストタイム順、レース2は予選トップ10選手を逆順に並べたリバースグリッド、レース3は予選で記録した2番目に速いタイム(セカンドベスト)順でスタートします。
第1大会は4月18日(金)から21日(月)にかけて、練習走行(フリー走行)・予選・決勝3レースが行われました。天候がめまぐるしく変わる難しいコンディションの中、佐藤は金曜日のドライコンディションで行われたフリー走行では、5番手、6番手、3番手と安定した結果を記録。さらに土曜日、ウェットコンディションで行われた最終フリー走行でも5番手と好位置につけ、順調な滑り出しを見せました。しかし予選では赤旗中断やトラフィックの影響を受け、タイムアタックのタイミングに恵まれず、30人中19番手という結果に終わりました。
決勝レースでは、すべて後方スタートとなり、他車との接触などもありレース1からレース3まですべてリタイア。厳しい結果となりましたが、佐藤にとっては今後に活かせる貴重な経験を積む週末となりました。
佐藤は「3レースすべてで19番手スタートになった時点で、良い結果を出すチャンスはかなり厳しくなってしまいました。それに加えて、運にも恵まれず、レースごとにアクシデントに巻き込まれて3戦連続リタイアとなってしまったのは本当に残念です。スタートでは良い動きができて、ポジションを上げられるチャンスもあっただけに悔しいです。次戦からは必ず上位争いに加わりたいと思っています」とコメントしました。
2025年フランスF4選手権の第2大会は、5月9日から11日にかけてディジョンで開催される予定です。その後、6月はベルギーのスパ・フランコルシャン、8月はマニクール、9月はニーム-レデノン、そして最終戦ル・マンへと続きます。
フランスF4開幕戦ノガロは、フリー走行から不運に見舞われる週末となりました。18日のフリー走行は雨となり、ウェット路面に慣れることを意識して走行しましたが、グリップ感が非常に低く、コースアウトするマシンが続出。すぐに赤旗中断となり、思うように周回を重ねることができませんでした。それでも、限られた周回の中でも、確かな手応えを得ることができました。予選も引き続き雨の中で行われ、わずかなチャンスを活かす必要がありました。しかし、予選中も赤旗が相次ぎ、アタックの機会が制限される難しい状況に。ピットロードには30台ものマシンが並び、クリアラップを確保することは至難の業でした。最後のチャンスとなった最終ラップで3番手のタイムを記録しましたが、チェッカーを受ける直前にダブルイエローフラッグが出されていたことでタイム抹消となり、結果は19番手。不本意な結果に終わりました。レース1ではスタート直後に順位を上げ、12番手まで浮上しましたが、セーフティカー(SC)中の接触によりリタイア。レース2では、視界不良の中で加速した直後、前方の集団を避けきれずに追突してしまいました。レース3はドライコンディションとなり、19番グリッドからスタートして混戦を抜け、中盤には11番手まで浮上しましたが、トップ10争いの最中に後方から追突され、無念のリタイアとなりました。フリー走行や予選のペースは良かっただけに、3レースすべてリタイアという結果は非常に悔しく、改めて予選で後方に沈んだことがすべての敗因だったと痛感しています。この週末で多くの課題が見つかったので、しっかりと振り返り、次戦では必ず巻き返したいと思います。
フランスF4開幕戦ノガロは、フリー走行から不運に見舞われる週末となりました。18日のフリー走行は雨となり、ウェット路面に慣れることを意識して走行しましたが、グリップ感が非常に低く、コースアウトするマシンが続出。すぐに赤旗中断となり、思うように周回を重ねることができませんでした。それでも、限られた周回の中でも、確かな手応えを得ることができました。予選も引き続き雨の中で行われ、わずかなチャンスを活かす必要がありました。しかし、予選中も赤旗が相次ぎ、アタックの機会が制限される難しい状況に。ピットロードには30台ものマシンが並び、クリアラップを確保することは至難の業でした。最後のチャンスとなった最終ラップで3番手のタイムを記録しましたが、チェッカーを受ける直前にダブルイエローフラッグが出されていたことでタイム抹消となり、結果は19番手。不本意な結果に終わりました。レース1ではスタート直後に順位を上げ、12番手まで浮上しましたが、セーフティカー(SC)中の接触によりリタイア。レース2では、視界不良の中で加速した直後、前方の集団を避けきれずに追突してしまいました。レース3はドライコンディションとなり、19番グリッドからスタートして混戦を抜け、中盤には11番手まで浮上しましたが、トップ10争いの最中に後方から追突され、無念のリタイアとなりました。フリー走行や予選のペースは良かっただけに、3レースすべてリタイアという結果は非常に悔しく、改めて予選で後方に沈んだことがすべての敗因だったと痛感しています。この週末で多くの課題が見つかったので、しっかりと振り返り、次戦では必ず巻き返したいと思います。












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