加藤大翔、FRECA初の3位表彰台獲得
5月16日〜18日、ベルギーのスパ・フランコルシャンでフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ by アルピーヌ2025(FRECA)第2戦が開催され、ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)所属の加藤大翔がレース2で3位に入賞し、FRECAでは自身初となる表彰台を獲得しました。

FRECA第2戦のスパ・フランコルシャン(ベルギー)は、加藤が昨年参戦していたフランスF4の開催地の一つでもあり、今大会はその経験を活かしながら入念に準備をして臨みました。フリー走行1回目では、マシンのバランス調整によるグリップ不足に苦しみ16番手、フリー走行2回目ではセットアップを変更し途中から新品タイヤでタイムアタックをする戦略でしたが、新品タイヤを投入する前に赤旗が出てしまい18番手となりました。
FRECAでは、土曜日と日曜日それぞれに予選とレースが1回ずつ開催されます。予選ではランキング奇数のグループAと偶数のグループBに分かれて走行し、各グループの結果を合算してレースのグリッドが決定されます。
レース1:16番手スタート→10位
加藤はグループAで予選に出走しました。フリー走行で苦戦したことから、マシンの方向性を大きく変えて挑みましたが、途中でクラッシュ車両が発生したことにより赤旗中断、その後、安全性の考慮を理由に中止という判断が下りました。スターティンググリッドはフリー走行1回目のタイム順が採用されることとなり、加藤は16番グリッドからのスタートとなりました。
予選はキャンセルになったものの、加藤はその数周でマシンのポテンシャルを感じていました。加藤は1周目で14番手に浮上。その後すぐにセーフティカー(SC)が導入され、解除後の4周目に12番手へ、5周目に入るタイミングで11番手へ、そして10周目で10番手へと着実にポジションを上げ、10位入賞。1ポイントを獲得しました。
レース2:7番手スタート→3位表彰台
午前9時30分から行われた予選2は、小雨混じりの「スパウェザー」と呼ばれる難しいコンディション。加藤はダウンフォースを高めたセットで臨み、グループAの4番手、総合(28台中)7番手を獲得しました。
夕方の決勝レース2はドライコンディションでの30分レース。加藤はスタートで6番手に浮上し、5番手争いを展開。ターン1での他車の接触によりセーフティカー(SC)が導入されます。
再開後、セクター2で5番手へ浮上。バトル中に先頭集団からは一時1秒ほど離されますが、再びセクター2で追いつき、4番手を猛追。トップスピードでは苦戦するも、好走を続けました。
残り6分で再びSCが入り、再開後はやや出遅れますが、2番手と3番手の接触により4番手に浮上。さらにセクター3で3番手に迫り、最終ラップに勝負をかけます。
最後はオールージュからバックストレートで3番手に浮上すると、最終シケインでの激しい攻防を制し、FRECAで初となる3位表彰台を獲得。この週末はフリー走行16〜17番手から表彰台獲得と大きな飛躍となりました。
この結果、加藤は16ポイントを加算し、ランキング6位に浮上。次戦FRECA第3戦は、6月6日〜8日にオランダのザントフォールトで開催されます。

今回は「トップ5以内の入賞」と「予選ペースの改善」を目標にして臨みました。フリー走行では16〜17番手とやや厳しいスタートでしたが、そこからチームとともにマシンを改善し、レース2で表彰台に立つことができたのはとても嬉しいです。マシンのフィーリングを的確にチームに伝え、各セッションにしっかり合わせ込むことで、レースウィークを通して着実に向上させることができました。
チームと協力して良いマシンを仕上げていけたことが成果だと感じています。今後も、優勝争いに加われるよう、今回の学びを生かしてしっかりと準備して臨んでいきます。引き続き、応援のほどよろしくお願いします。
今回は「トップ5以内の入賞」と「予選ペースの改善」を目標にして臨みました。フリー走行では16〜17番手とやや厳しいスタートでしたが、そこからチームとともにマシンを改善し、レース2で表彰台に立つことができたのはとても嬉しいです。マシンのフィーリングを的確にチームに伝え、各セッションにしっかり合わせ込むことで、レースウィークを通して着実に向上させることができました。
チームと協力して良いマシンを仕上げていけたことが成果だと感じています。今後も、優勝争いに加われるよう、今回の学びを生かしてしっかりと準備して臨んでいきます。引き続き、応援のほどよろしくお願いします。
Pos. | Driver | Num. | チーム | Constr. | Pts |
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