Monster Energy Honda HRC、FIM世界ラリーレイド選手権の新シーズンに向けて2026年ラインアップを発表

ダカールが目前に迫り、私たちは皆、年間で最も重要なレースに挑むことを心待ちにしています。モロッコでのトーシャの勝利により、非常にいい形でシーズンをしめくくることができ、それが大きなモチベーションになっています。ライダーたちは非常に過酷なダカールに向けて、フィジカル面とメンタル面の両方でトレーニングを続けています。今回はヤンブーでスタートし、13日後に再びヤンブーでフィニッシュします。今年はエンプティ・クオーター(空虚の地)には向かいませんが、それでも走行距離が長く、なにが起きるかわからないため厳しいレースになります。最終準備を進めており、新たなダカールに向けて大きな熱意を持って臨みます。

次のシーズンはとても重要です。私たちは今年、ダカール後に正しい方向へ進むべく本当に努力を重ねてきました。年初は快適な状態を見つけるのに非常に苦労しましたが、レースを重ねるごとに改善を進め、2026年シーズンに向けて着実に前進しました。
HRCとともに11回目のダカールに挑めることを楽しみにしていますし、HRCとチームに勝利をもたらすために自分の役割を全うできればと思っています。すべてのライダーが健康で、チームは2026年シーズンのスタートに向け非常に強い状態です。
個人的には、今年は自分とマシンについて多くを学んだ一年でした。特に、2024年のモロッコラリーで負ったケガの回復を急ぎすぎたことが、2025年のダカールでのパフォーマンスを妨げました。レースに出場できる状態まで回復させることに必死で、大幅にトレーニングと準備時間を失ってしまいました。しかし今季は健康を維持できており、これまで以上にいいコンディションで次のシーズンを迎えられます。Monster Energy Honda HRCとともに戦えることをうれしく思っています。彼らは決してあきらめませんし、私たちも決してあきらめません。

今年のダカールは本当におもしろいものになると思います。エンプティ・クオーターには行きませんが、それはほかの地域で新しいチャレンジが待っていることを意味し、地形のバリエーションも魅力的です。厳しいレースになるのは例年通りですが、チームでたくさんの努力を積み重ねてきた後だけに、本当に楽しみにしています。
シーズンの残りのレースも楽しみです。ポルトガルは天候によって難易度が変わりますが、毎回とても楽しいですし、アルゼンチンに戻れることは特に楽しみです。アルゼンチンやヨーロッパのファンの皆さんはすばらしく、エネルギーをたくさん貰えます。今年は砂漠での走行がもう少し増え、滑りやすい路面が減ることを願っています。
モロッコから新しい運営体制となり、難しくなる可能性もありますし、以前と変わらない可能性もありますが、常に最高のレースの一つです。そしてシーズンのしめくくりがアブダビの砂丘というのも最高です。全体として、2026年はすばらしいシーズンになると思います。トレーニングもチームワークも止まることはなく、私たちは一年を通して全力で挑み続けます。

今の自分は本当にいい状態にあります。今年は多くのトレーニングを積み、ポルトガルでの大きなクラッシュを経験し、ダカールに向けて万全の準備が整っています。今、キャリアの中で最高の瞬間にあり、2026年はそれを最大限に活かす必要があります。毎年ダカールへの自信が深まり、どのような戦略で進むべきかを正確に把握しています。冷静さを保ちながら、非常に強いモチベーションを持って挑みます。チームはとてもすばらしく、子どもの頃からの夢を実現できていることに心から感謝しています。

2026年シーズンに挑むことに非常に強いモチベーションを持っています。
ダカールがメインレースであることは誰もが知っており、チーム全体が可能な限り万全の準備を整えるために懸命に取り組んできました。
モロッコで勝利したことで、モチベーションを維持するためのさらなる後押しとなりました。
2026年は順番とレースが少し変更され、第2戦がホームであるポルトガル/スペインで開催されます。ダカール後に砂漠から一度離れ、全く異なる地形に挑むことになるため、この変更は非常にいいものだと感じています。
アルゼンチンのルタ40が復活することも、現地で感じる温かさのおかげで、私たちにとってモチベーションになります。
要するに、私たちは全力を尽くしてトップを争う準備ができています。