<FIMロードレース世界選手権 MotoGP> HRCとディオゴ・モレイラ選手が契約に合意
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<FIMロードレース世界選手権 MotoGP> HRCとディオゴ・モレイラ選手が契約に合意

ブラジル出身のMoto2ライダー、ディオゴ・モレイラ選手(21歳)が株式会社ホンダ・レーシング(HRC)と複数年契約を締結し、2026年より「Honda LCR(ホンダ・エルシーアール)」からFIM※1ロードレース世界選手権 MotoGPクラスに参戦することが決定しました。

モレイラ選手はサンパウロ出身で、2022年にMoto3クラスでデビュー。39戦に出場し、1勝、3回の表彰台、2回のポールポジションを獲得した後、Moto2クラスへステップアップしました。2024年にはルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得、2025年には安定したトップランナーへと成長し、チャンピオン争いを続けています。オランダGPでの初勝利に加え、オーストリアGP、インドネシアGPでも優勝。さらに、直近の日本GPでの3位を含む5回の表彰台を獲得しています。

モレイラ選手はこれまでのキャリアで卓越した才能、安定感、適応力を示し、次世代を代表する有望なライダーとして注目されています。HondaおよびHonda LCRは若手育成の取り組みを長年続けており、モレイラ選手は今回のステップアップで、経験豊富なヨハン・ザルコ選手とともにHonda LCRから参戦する予定です。

※1 FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称


■株式会社ホンダ・レーシング(HRC) 代表取締役社長 渡辺康治

「2026年にモレイラ選手をHondaファミリーに迎えられることを大変うれしく思います。彼は常にスピードと成熟度で我々を驚かせてきました。最高峰であるMotoGPにチャレンジすることにもすぐに適応できると信じています。このコラボレーションが素晴らしい成果をもたらすことを確信しています」


■Honda LCR 監督 ルーチョ・チェッキネロ

「ディオゴ・モレイラ選手のチーム加入の発表ができることを非常にうれしく思います。モレイラ選手はMotoGPで偉大なライダーとなるためのあらゆる資質を備えていることは疑いなく、揺るぎない才能とレースへの深い情熱があります。また、あらゆるタイプのバイクとカテゴリーでそのスピードを証明してきました。LCRチーム全員を代表して、モレイラ選手を心より歓迎するとともに、このエキサイティングな2026年プロジェクトを我々に託してくれたHonda、HRCに感謝いたします」


■ディオゴ・モレイラ選手

「Honda LCRとともにMotoGPクラスに参戦できることは夢のようです。Hondaとチームが私を信頼し、この素晴らしい機会を与えてくれたことに感謝しています。学び、成長し、最高峰の舞台で力強い結果を目指して戦うことを楽しみにしています」


ディオゴ・モレイラ (2004年4月23日生まれ、ブラジル サンパウロ出身)

2020年: FIM CEV Moto3 ジュニア世界選手権 10位
2021年: FIM CEV Moto3 ジュニア世界選手権 11位
2022年: FIM ロードレース世界選手権 Moto3クラス 8位
2023年: FIM ロードレース世界選手権 Moto3クラス 8位
2024年: FIM ロードレース世界選手権 Moto2クラス 13位
2025年: FIM ロードレース世界選手権 Moto2クラス 2位※2

※2 2025年10月5日インドネシアGP終了時点


ディオゴ・モレイラ選手(写真右から2番目)
ディオゴ・モレイラ選手(写真右から2番目)
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