<FIMスーパーバイク世界選手権> 2026年Honda HRC ファクトリーライダーとしてソムキアット・チャントラ選手とジェイク・ディクソン選手を発表
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<FIMスーパーバイク世界選手権> 2026年Honda HRC ファクトリーライダーとしてソムキアット・チャントラ選手とジェイク・ディクソン選手を発表

株式会社ホンダ・レーシング(HRC)は、2026年FIMスーパーバイク世界選手権(WSBK)に、ソムキアット・チャントラ選手とジェイク・ディクソン選手がHonda HRCに加入することを発表しました。両選手はMoto2での優勝経験を持ち、世界選手権で豊富な経験を積んでいます。チャントラ選手はアジアのモータースポーツを代表する存在であり、ディクソン選手はヨーロッパのレーシングカルチャーをバックグラウンドに持つライダーです。彼らのスピードと野心が融合することで、WSBKのトップ争いに挑む国際的で才能豊かなラインアップが誕生します。
※ FIMとは、Fédération Internationale de Motocyclisme(国際モーターサイクリズム連盟)の略称



■株式会社ホンダ・レーシング レース運営室長 本田 太一

「2026年よりHonda HRC WSBKチームのファクトリーライダーとして、ソムキアット・チャントラ選手とジェイク・ディクソン選手を迎えることができ、大変嬉しく思います。Moto2で初優勝を果たし、MotoGPにも参戦したタイ人初のライダーであるチャントラ選手は、Hondaファミリーの中で新たなステップを踏み出し、WSBKにフル参戦する初のタイ人ファクトリーライダーとなります。

Moto2で複数回のグランプリ優勝を果たしているディクソン選手は、競争の激しいWSBKのようなカテゴリーでも通用するパフォーマンスを常に示してきました。彼らの才能、経験そしてレーシングスピリットは、我々がこのシリーズでの地位をさらに確固たるものにするための重要な戦力となるでしょう。

HondaはWSBKプロジェクトに全力で取り組んでおり、明確な目標を掲げています――それは、Hondaを再びチャンピオンシップの頂点へ導くことです」



ソムキアット・チャントラ選手(1998年12月15日生まれ、タイ・チョンブリー出身)

2025年よりMotoGPクラスに昇格し、IDEMITSU Honda LCRから参戦中。
2016年にアジア・タレント・カップで優勝。
FIM CEV Moto3ジュニア世界選手権を経て、2019年にIdemitsu Honda Team AsiaからMoto2に参戦。
Moto2での勝利:
2022年インドネシアGP(マンダリカ)、2023年日本GP(もてぎ)
2024年Moto2シーズン終了時点で総合12位(104ポイント)



ジェイク・ディクソン選手(1996年1月15日生まれ、イギリス・ドーバー出身)

現在、Elf Marc VDS Racing TeamからMoto2に参戦中。
2018年に英国スーパーバイク選手権で準優勝。
Moto2での勝利:
2023年:アッセンGP(オランダTT)、カタルーニャGP(バルセロナ)
2024年:イギリスGP(シルバーストン)、アラゴンGP(モーターランド)
2025年:アルゼンチンGP(テルマス・デ・リオ・オンド)、アメリカズGP(COTA・オースティン)
Moto2での通算成績:21回の表彰台(優勝含む)、8回のポールポジション