Race 2
WorldSBK 2024
Round 9

Team HRC、再び今季最高のSBK週末を締めくくる

it Cremona Circuit

Team HRCは、イタリアのクレモナ・サーキットで開催されたスーパーバイク選手権(WSBK)第9戦を非常にポジティブな結果で終えました。レクオーナはスーパーポールレースで5位、レース2では6位、ビエルゲは両レースで僅差の8位という成績を収めました。

Team HRC、再び今季最高のSBK週末を締めくくる

朝の充実したウォームアップを経て、ビエルゲとレクオーナは午前11時のスーパーポールレースに向けて準備を整えました。この10周のスプリントレースでは、それぞれ7番、8番グリッドからスタートし、両ライダー共に勢いのあるスタートを切りました。1周目が終わるころには、ビエルゲが8位、レクオーナが9位につけていました。ラバトやバウティスタといった他のスペイン人ライダー含むグループ内で激しいバトルを繰り広げる中、ビエルゲが5周目に6位まで浮上。レクオーナもすぐにチームメイトに続き、ラバトとレイを抜いて7位に上がりました。さらにレクオーナは、7周目にビエルゲを抜いて6位に浮上。終盤にかけて、HRCの両ライダーは最良の結果を目指して奮闘し、レクオーナはロカテッリを抜いて5位でフィニッシュ。ビエルゲはグリップ不足に悩みながらも、1つ順位を落として8位でレースを終えました。

スーパーポールレースの結果により、午後の最終レースとなる23周のレース2では新たなグリッドポジションを得ました。レクオーナは2列目の5番グリッドから、ビエルゲはその真後ろの3列目からスタートすることになりました。レース1に比べて気温が高いコンディションで行われたこのレースでも、両ライダーは好スタートを切り、レクオーナが6位、ビエルゲが8位につけました。両選手ともに非常に良いペースを維持しましたが、順位を上げるのは難しく、抜きにくい状況が続きました。レクオーナは10周目に6位争いから一度順位を落としましたが、数周後には再び6位に戻り、そのままゴールまでこのポジションを守り切りました。ビエルゲはレースの大半で9位を走行していましたが、諦めることなくポイントを獲得するために奮闘。14周目には8位に浮上し、レース終盤を巧みにコントロールして再び8位でフィニッシュしました。

この週末の好結果により、両ライダーはクレモナでポイントを大きく伸ばしました。ビエルゲは総合ランキングで11位(89ポイント)、レクオーナは13位(84ポイント)に位置しています。Team HRCは次週末(9月27日~29日)に第10戦が開催されるスペインのモーターランド・アラゴンへ直接移動します。


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Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Honda HRC
今週末の3レースでの4位、5位、6位という結果には満足しています。結果だけでなく、トップ集団で戦い、表彰台に非常に近い位置で競えたという事実が、自分やチームにとって大きな自信と励みになっています。今、自分は「第2グループの最速」または「第1グループの最後尾」といったポジションにいると感じており、この進歩を楽しんでいます。今日のスーパーポールレースでは、他の多数の選手たちが使用するQタイヤではなくSCX-Aをリアタイヤに選びました。コンディション的に柔らかいタイヤの限界が見えていたからです。最初の5周は、このタイヤでトップ集団についていくのにより多くの努力が必要になりますが、スプリントの後半で有利に立てると考えました。また、それをマネージできる自信がありました。最終目標はレース2でのグリッドポジションを落とさないことでしたが、実際に1列前に上がることができました。レース2では、6位でフィニッシュしましたが、表彰台争いからそれほど離れておらず、トップライダーたちと非常に近い位置でレースができました。ただし、トップ争いに常に加わるためには、バイクの自然な旋回性能の向上や駆動力の改善といったさらなるステップが必要です。これらが改善されることで私たちにとって本当に大きな違いを生むでしょう。しかし、今はここ数ラウンドで得た進歩を楽しみたいと思います。チャビも強いレースをしてくれたので、それも励みになります。

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Honda HRC
今週末も安定した走りができ、良いペースではありましたが、全セッションでリアのグリップ不足に悩まされました。チームは一生懸命作業をしてくれ、この問題を解決するためにバイクのセットアップに何度も調整を加えましたが、実質的な改善を見出すことはできませんでした。スーパーポールレースではQタイヤを選び、速さを発揮して序盤にポジションを上げ、その後はタイヤの消耗を管理することが目標でした。しかし、第2コーナーで他のライダーと接触してしまい、序盤で必要以上にプッシュせざるを得なくなり、その結果、タイヤの消耗が予想以上に早く進んでしまいました。それでも、全体的には3レースとも好調な走りができ、ポイントを増やすことができました。イケルも非常に速いペースを見せてくれたので、データを分析して、比較することでアラゴンに向けてさらに改善していきたいと思います。


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