朝の充実したウォームアップを経て、ビエルゲとレクオーナは午前11時のスーパーポールレースに向けて準備を整えました。この10周のスプリントレースでは、それぞれ7番、8番グリッドからスタートし、両ライダー共に勢いのあるスタートを切りました。1周目が終わるころには、ビエルゲが8位、レクオーナが9位につけていました。ラバトやバウティスタといった他のスペイン人ライダー含むグループ内で激しいバトルを繰り広げる中、ビエルゲが5周目に6位まで浮上。レクオーナもすぐにチームメイトに続き、ラバトとレイを抜いて7位に上がりました。さらにレクオーナは、7周目にビエルゲを抜いて6位に浮上。終盤にかけて、HRCの両ライダーは最良の結果を目指して奮闘し、レクオーナはロカテッリを抜いて5位でフィニッシュ。ビエルゲはグリップ不足に悩みながらも、1つ順位を落として8位でレースを終えました。
スーパーポールレースの結果により、午後の最終レースとなる23周のレース2では新たなグリッドポジションを得ました。レクオーナは2列目の5番グリッドから、ビエルゲはその真後ろの3列目からスタートすることになりました。レース1に比べて気温が高いコンディションで行われたこのレースでも、両ライダーは好スタートを切り、レクオーナが6位、ビエルゲが8位につけました。両選手ともに非常に良いペースを維持しましたが、順位を上げるのは難しく、抜きにくい状況が続きました。レクオーナは10周目に6位争いから一度順位を落としましたが、数周後には再び6位に戻り、そのままゴールまでこのポジションを守り切りました。ビエルゲはレースの大半で9位を走行していましたが、諦めることなくポイントを獲得するために奮闘。14周目には8位に浮上し、レース終盤を巧みにコントロールして再び8位でフィニッシュしました。
この週末の好結果により、両ライダーはクレモナでポイントを大きく伸ばしました。ビエルゲは総合ランキングで11位(89ポイント)、レクオーナは13位(84ポイント)に位置しています。Team HRCは次週末(9月27日~29日)に第10戦が開催されるスペインのモーターランド・アラゴンへ直接移動します。