Race 1
WorldSBK 2024
Round 9

Team HRCが再び好成績を収め、レクオーナが4位、ビエルゲが6位でクレモナのレース1を終える

it Cremona Circuit

Team HRCのライダー、イケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲは、クレモナ・サーキットで開催されたスーパーバイク世界選手権(WSBK)第9戦のレース1で、それぞれ4位と6位に入り、今シーズン最高のレース結果を記録しました。

Team HRCが再び好成績を収め、レクオーナが4位、ビエルゲが6位でクレモナのレース1を終える

土曜日はフリープラクティスでスタート。ワークスライダーのイケル・レクオーナとチャビ・ビエルゲは、セッション中に大きな進展を見せました。レクオーナはセッションの中盤で初めて1分30秒を切り、総合6位に浮上。残り3分でレクオーナは1分29秒100という驚異的なタイムを記録し、総合3位に飛び込みました。ビエルゲも小さな技術調整を行い、最終段階で1分29秒593をマークし、FP2のタイムから0.8秒短縮し、チームメイトとの差を0.4秒まで縮めました。

その後、午前中に再びコースに戻り、スーパーポール予選が行われました。ビエルゲは序盤に速いタイムを記録しましたが、残念ながらイエローフラッグのため取り消されてしまいました。ビエルゲのベストラップは、タイヤ交換のためピットインした後の終盤に訪れました。残り3分の時点で1分28秒752を記録しトップ5に入るも、最終的には7位で予選を終えました。チームメイトのレクオーナも同様に1分28秒811という印象的なタイムを記録しましたが、こちらもイエローフラッグにより取り消されました。セッション中盤に7コースで転倒し、貴重な時間を失いましたが、セッション終了間際に有効なタイムを刻み、最終的に1分28秒845で8位に入りました。この結果により、Team HRCの2人は午後のレース1で3列目からのスタートを確保しました。

レース1は現地時間午後2時に暖かく晴れたコンディションの中で行われました。レース番号97のビエルゲは、今日がSBKの記念すべき97戦目です。ビエルゲとレクオーナは共に良いスタートを切り、最初のコーナーまでそれぞれのポジションをキープ。2周目に6位に浮上したビエルゲは、すぐに良いリズムに乗り、チームメイトのレクオーナもそのペースに食らいつきました。9周目にはそれぞれ5位と6位に上がったビエルゲとレクオーナは、その後順位を入れ替えますが、アレックス・ロ―ズの転倒でさらに1ポジション上がりました。12周目にはレクオーナがロカテリを抜いて3位に浮上し、そこから4周にわたりそのポジションを守りましたが、後方から猛スピードで追い上げてきたバウティスタを、レクオーナもビエルゲも最終的に抑えきることはできませんでした。レクオーナが4位に後退した直後、技術的な問題でレースは17周目に赤旗中断となりました。最終結果では、レクオーナは4位でフィニッシュし、わずか1秒余りという僅差で表彰台を逃しました。続いてビエルゲが2秒遅れの6位でフィニッシュし、バッサーニにはわずか0.086秒差で敗れ5位を逃しました。Team HRCは今シーズン最高の結果を達成しました。


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Iker Lecuona
Iker Lecuona 7
Team HRC
本当に嬉しいです。まずは、予選で転倒した後、チームが迅速にバイクを修理してくれたことに感謝したいです。転倒自体はそれほど大きなものではなかったですが、セッションを台無しにしかねませんでした。それまでの唯一の速いラップもイエローフラッグで取り消されたばかりだったので。イエローフラッグがたくさん出る厄介なセッションでしたが、残り数分でグリッド上の好位置を確保するチャンスがあり、幸運にもそれをものにできました。FP3で3位を獲得したことでポテンシャルがあると分かっていたので、これを無駄にするのは残念でしたが、グリッド8位は悪くなかったです。第2グループの先頭で走るペースがあると分かっていたので、落ち着いて自信を持つことがでました。レースでは5位に上がり、タイヤを慎重に扱いながらチャンスをうかがっていました。ロカテリが3位にいるのを見て、今が行くべき時だと思いました。チャビを追い越し、彼に「無駄な時間を過ごさず、ロカを捕まえよう」と合図しました。ロカテリを抜いた後、少し差を広げることができました。フロントグリップに苦戦しましたが、何とか乗り切りました。2コーナーでは一度転倒しそうになりましたが、なんとか耐えました。表彰台が見えていましたが、アルバロがあれほどのスピードで来るとは予想していませんでした。グループ内では他のライダーよりも少し速かったのですが、彼のスピードには太刀打ちできませんでした。3位を守ることはできませんでしたが、冷静にレースを終えました。4位でフィニッシュでき、今日はとても良い日でした。明日も頑張ります。スーパーポールは常にギャンブルです。タイヤの寿命を考慮する必要がないので、誰もが全力を出せます。チャンスでもありますが、何か問題が起きてトップ9に入れない可能性もあります。集中力を保ち、スプリントでも良い結果を出して、レース2で再びペースを生かせるようにしたいと思います。最後に、ダニーロ(ペトルッチ)へおめでとうと言いたいです。彼はMotoGPで良いチームメイトでしたし、彼がここに来た時、「きっと楽しめるよ」と伝えていたので、彼が母国で勝利を挙げたことを本当に嬉しく思います。

Xavi Vierge
Xavi Vierge 97
Team HRC
今日は良い一日でした。最初の目標は良い予選結果を出すことでしたが、イエローフラッグやラップタイムの取り消しが多く、簡単ではありませんでした。それでも最終的に3列目に入る良いタイムを出せたのは助かりました。特にグリップに少し苦労していたので、レースのスタートからそれが影響しました。イケルが私を追い越した時、彼の方が少し速いペースで走れていたので、彼に食らいつこうとしましたが、ロカテリとのバトルで少しタイムをロスしました。その後、タイヤを最後の周回まで温存しようと考えていましたが、レースが赤旗で中断してしまい、最後まで戦うチャンスがありませんでした。明日はグリップを改善し、再び前線で戦えるようにしたいと思います。


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