Race
SUPER FORMULA 2025
Round 10

予選でHonda勢がトップ6を独占するも、濃霧のため決勝中止

jp Suzuka Circuit

10月10日(金)~12日(日)、全日本スーパーフォーミュラ選手権(SF)第9戦・第10戦が、富士スピードウェイ(静岡県)で開催されました。11日(土)開催の第9戦が雨天のためハーフポイントに終わり、翌12日(日)の第10戦では、公式予選は予定通り行われたものの、午後の決勝レースは濃霧のため中止となりました。

予選でHonda勢がトップ6を独占するも、濃霧のため決勝中止

■第10戦予選

12日(日)の富士スピードウェイは、雨が辛うじてやんだものの、雲が空を覆う重苦しい天気となりました。

10時10分、気温20℃、路面温度23℃というコンディションの下、第10戦公式予選が始まりました。走行ラインはほぼ乾いていましたが、各所にウエットパッチが残っているという難しい路面状況で、Q1A組からドライタイヤを装着してタイムアタックに臨みます。

まだ路面ができ上がっていないA組から好タイムを出していたのは、#5 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)でした。Q2でもその勢いは続き、牧野が1分22秒123でポールポジション、金曜日から上位タイムをマークしていたSFルーキードライバーの#65 イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)が0.076秒差でこれに続いてフロントローに並びました。続いて3番手以下に#6 太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、#15 岩佐歩夢(TEAM MUGEN)、#16 野尻智紀(TEAM MUGEN)、#64 佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING)が1分22秒2~4秒台に並び、Honda/M-TECユーザーがスターティンググリッド上位6番手までを独占する結果となりました。

■第10戦決勝

15時の決勝レースに向けてスタート進行が始まるころから、コース全域に濃い霧が降りてきて視界不良となり、進行延期がアナウンスされました。その後10分おきに状況確認が行われては延期が繰り返されます。そして15時35分、天候回復が見込めないため第10戦決勝レースの中止が発表されました。第10戦の公式予選結果、および決勝レースの代替戦については今後協議のうえ決定されることになっています。

【2025年11月24日追記】

第10戦決勝レースの代替戦は、11月23日(日)に鈴鹿サーキットにて開催されました。

リザルト
レポート


Tadasuke Makino
Tadasuke Makino 5
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
ダンプ(湿り気のある状態)っぽいコンディションや路面の変化にも対応できて、すごくいい予選だったと思います。第1コーナーはやや濡れていてブレーキングがシビアでしたが、コンディションに合わせてタイヤの内圧を調節してもらっていたので問題ありませんでした。シーズン中盤は苦戦していましたが、この2カ月間でいろいろ変えてきたことが本当にいい方向にいき、決勝も期待できそうだったのでレースをしたかったです。来場してくださった観客の皆さまには申し訳ない気持ちでいっぱいですが、天候ばかりはどうしようもありません。次の鈴鹿ラウンドに向けてしっかり準備して頑張りたいと思います。

Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image Gallery image

レポート公開日
戻る