ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿 活動説明会を開催
2023年10月3日にHondaウエルカムプラザ青山にて、メディア向けに「ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)」活動説明会を行いました。 説明会での株式会社ホンダ・レーシング 代表取締役社長 渡辺康治のスピーチの概要をお知らせします。
■二輪・四輪モータースポーツ人材育成プログラムについて
二輪ライダー育成プログラム
世界トップレベルで活躍できるアジア人ライダーの発掘・育成と、アジア地域におけるモータースポーツ文化の醸成を目的とし、2013年より出光興産様と「IDEMITSU Honda Team Asia」としてライダー育成プロジェクトを展開しています。今年はMoto2に小椋藍選手、ソムキアット・チャントラ選手、Moto3に古里太陽選手、マリオ・アジ選手が参戦しています。
四輪ドライバー育成プログラム
「ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」を展開し、欧州のフォーミュラカテゴリーや日本のFIA-F4、スーパーフォーミュラライツなどに育成選手のシートを用意し、選手のステップアップの環境を整えています。今年は、レッドブルとの協力体制の元、FIA-F2に岩佐歩夢選手、GB3選手権に荒尾創大選手が参戦。国内育成カテゴリーではスーパーフォーミュラライツに木村偉織選手、小出峻選手、FIA-F4に三井優介選手、野村勇斗選手、森山冬星選手が参戦しています。
■ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)について
HRS概要
1992年に「鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS)」として、二輪スクールを開校、その後、カート、フォーミュラのスクールも開校し、二輪・四輪を揃えたレーシングスクールとなりました。30周年を迎えた昨年までに、861名が卒業し、その中から数多くがレーシングライダー、ドライバーとなり、Hondaのみならずメーカーの枠を超えて現在も活躍しています。そして昨年、Hondaとして人材育成にさらに力を入れていくという決意の想いを込め、これまでの「鈴鹿サーキットレーシングスクール」から「ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿」へと名称を改めました。
Motoクラスはロードレース世界選手権 最高峰クラスの日本人最多勝利記録保持者であります、岡田忠之氏に、四輪はF1での表彰台経験、インディ500では2度の優勝経験をもつ佐藤琢磨氏にプリンシパルを務めていただいているほか、野尻智紀選手をはじめ、国内外で活躍するトップ選手を講師に迎えています。
HRSはオーディション形式ではなく、1年間の受講プログラムとし、現役のトップ選手たちと、実戦形式の走行練習やフィジカル、メカニズムの知識、ロガーデータの読み方など、レーシングアスリートに必要不可欠なスキルを身に付けられる日本で唯一のレーシングスクールです。
また、精神的にも人間的にも世界トップカテゴリーで戦える人材を目指し、受講生への指導を行っております。
今後も、この良質な学びの場を、より多くのレーシングアスリートを目指す人たちに提供できるよう、カリキュラムの充実化、海外からの受講生の受け入れなども視野に入れ、活動を進化させてまいります。
新型教習用フォーミュラカー「HRS-F24」導入について
2024年度から、Formulaクラスに高い教育効果を目指し、スクール用に専用開発した、新型教習用フォーミュラカー「HRS-F24」を導入します。受講生のステップアップを視野に入れた性能とドライビングスキル評価のさらなる精度向上を追求したほか、最新の安全性を装備し、受講生へ充実した学びの機会を提供します。
HRSパートナー企業の募集について
今後、新たな取り組みとして、HRSのパートナー企業様の募集を行います。モータースポーツは、特に日本では、個人で世界を目指すことが難しいという現実があります。そのハードルを少しでも低くしたいという想いから、このスクールでは開校当初より、日本から世界で活躍できる人材を輩出することを目標に人材への投資を行ってまいりました。若者たちの夢を応援し、成長を見守り、そして一緒に夢を叶えていく、我々のスクールの取り組みにご賛同いただける企業様と出会えることを心より願っています。
HRS パートナー募集 窓口
お問い合わせ先:information@hrs-partner.com
<お問い合わせ>
ホンダ・レーシング・スクール・鈴鹿(HRS)
ホンダモビリティランド株式会社 鈴鹿サーキット
モータースポーツ事業部 レーシングスクールセンター HRS Suzuka事務局
住所:〒510-0295 三重県鈴鹿市稲生町7992 鈴鹿サーキット
TEL:059-378-1617 FAX:059-378-1618