HondaがグッドウッドでF1参戦60周年の節目を飾る
7月11日(木)から14日(日)、イギリスのウエスト・サセックス州グッドウッドにて、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(以下、FOS)が開催されました。2024年にF1参戦から60周年の節目を迎えたHondaも同イベントに参加。F1とロードレース世界選手権(MotoGP)への長年の参戦を記念して、会場には往年の名マシンと最新のマシンが一堂に会しました。
Hondaは、自動車生産を開始した翌年の1964年にF1へ初参戦。60周年を迎えた2024年のFOSで節目の年を祝いました。
会場には1965年型RA272と2022年型 Red Bull RB18、1959年型RC142と2024年型RC213Vが集い、Visa Cash App RB Formula One Teamの角田裕毅も参加しました。
1965年型RA272は、同年のF1メキシコGPでHondaのF1初勝利を挙げたマシンです。当時のドライバーはアメリカ出身のリッチー・ギンサーで、この初勝利はHondaのF1参戦からわずか1年後のことでした。今年のFOSでは角田がドライバーとして走行しました。
2022年型 Red Bull RB18は、マックス・フェルスタッペン(Oracle Red Bull Racing)の自身2度目となるシリーズチャンピオン獲得に貢献したマシンです。
1959年型RC142は、Hondaの二輪モータースポーツ世界選手権への初参戦に向けて開発されたグランプリマシンで、今年のFOSでは全日本ロードレース選手権(JRR)やMotoGPなどで活躍した中野真矢がハンドルを握りました。
2024年型RC213VはHonda最新のMotoGPマシンであり、同カテゴリーで通算800勝以上を挙げてきたHondaの歴史を物語っています。今年のFOSでは、HRCのテストライダーであるステファン・ブラドルが搭乗し、グッドウッドヒルを走行しました。