フェルナンデスが健闘する中、ガイザーが力強いパフォーマンスを発揮
風光明媚なウッデバラのコースで開催されたスウェーデンGP予選レースで、ティム・ガイザー(Team HRC)は骨折からのカムバック後ではベストパフォーマンスを披露し、2位を獲得しました。チームメートのルーベン・フェルナンデス(Team HRC)は、2週間前のフィンランドGP以来のライディングだったにもかかわらず、印象的な走りをみせ、7位でフィニッシュしました。
レース前の1週間、現地には大雨が降り、前夜にも降雨がありました。コースコンディションはおおむね悪くはなかったものの、MXGPライダーにとって少々気がかりだったのは、走行ラインが1本に限定されそうなことでした。つまり明日の決勝2レースで総合順位争いを楽にするには、この日のセッションで有利なゲートピックを得て好スタートを切ることが必要不可欠となりました。
ガイザーは、タイムドプラクティスで4番手のタイムをマークしました。一方、フェルナンデスはフィンランドGPで負傷して以来、初めてマシンに乗ったため、感触を探りながらの走行となりました。クラッシュ後の2週間を休養に充てたフェルナンデスは、スウェーデンGPでポイントを獲得できるよう、その回復期間を最大限に活かしました。プラクティスセッションでは、チームと協力してベストセッティングを見つけ、予選レースでは好スタートを切り、7位でフィニッシュしました。 努力のかいあって、明日の決勝2レースに向けて準備を整えることができました。
そして彼の前方に陣取るのは、予選レースで2位を獲得したガイザーです。まさにディフェンディングチャンピオンが待ち望んでいた結果でした。大腿骨骨折からのカムバックは容易ではありませんでしたが、これまで出場した3戦で徐々に調子を上げ、2週間のプチブレイク後となる今回、3度のセッションで上位に入りました。フリー走行(FP)で3番目となるタイムを出したあと、タイムドプラクティスでは4番手となり、予選レースでトップグループに挑むチャンスを得たのです。思い通りに好スタートを切ったガイザーは、Honda CRF450Rを駆って1コーナーを2番手でクリアしました。後ろを振り返ることなく、後続に大差をつけてフィニッシュし、予選で付与されるシリーズポイント9点と、決勝レースでのゲートピック2番手を獲得しました。
明日は少々不安な天気予報ですが、ガイザーとフェルナンデスは天候に左右されることなく、Team HRCを表彰台に導いてくれることでしょう。
HRC公式Instagramで最新情報をチェック!
https://www.instagram.com/hondaracingcorporation/