ルーベン・フェルナンデスが総合6位(5-8)入賞
モトクロス世界選手権第3戦スイスGPが、フラウエンフェルトで開催されました。当地では2016~2018年に新設会場でグランプリが行われましたが、今回は古くからあるコースに戻り、5年ぶりの大会となりました。なお、日曜がイースターホリデーにあたるため、土曜=予選、月曜=決勝という異例のスケジュールが適用されました。
このコースを初めて走るルーベン・フェルナンデス(Team HRC)は、土曜の公式練習からタイムドプラクティスに至るまで、ライン取りを学習するための走り込みに充てました。20分+2周で行われる予選レースでは好スタートを切りましたが、直後の激しい競り合いに巻き込まれ、1周目17番手と出遅れました。大きなハンディを背負ったものの、フェルナンデスは着実にパッシングを敢行。終盤にはポイント圏内のトップテンに食い込み、9位フィニッシュにより2点を獲得しました。
月曜に行われた決勝では、レース1のスタートからフェルナンデスが7番手につけました。先行するカルバン・フランデレン(ヤマハ)をマークして、1秒前後の差で追いかけました。10周目にはマティア・グアダニーニ(ガスガス)の転倒によって、6番手にポジションアップ。さらに目の前に現れたジェフリー・ヘリングス(KTM)に対し、フェルナンデスは猛攻を仕掛けました。11周目にはヘリングスをパスしたフェルナンデスが、最後までポジションをキープして5位でフィニッシュ。地元のバランタン・ギヨー(Team Ship to Cycle Honda Motoblouz SR)も、終盤2台をパスして7位に入り、ファンの歓声を浴びていました。
レース2では、レース1と同じイン寄り9番目のゲートから飛び出したフェルナンデスが、1周目から4番手争いに加わる好スタート。わだちでバランスを崩した際にロマン・フェーヴル(カワサキ)に抜かれ、さらにジェレミー・シーワー(ヤマハ)にも先行を許しましたが、1周目を6番手でクリアしました。4周目にはアルベルト・フォラート(KTM)、5周目にはフランデレンにパスされたフェルナンデスは、8番手に定着。なかなかペースが上がらない中盤以降は、単独走行となりました。こうして8位でゴールしたフェルナンデスは、オーバーオール6位(5-8)を獲得。シリーズランキングでは、前戦終了時の7位から6位にアップしています。
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